2020年01月の記事一覧

2020年01月17日 ---- ボス

アタマの悪い「移転元地」の活用

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東日本大震災で津波にあった岩手・宮城・福島の東北三県は、将来再び同等の津波に襲われることを想定し、海岸から一定の距離へは住むことを諦めてもらい、内陸の高台への集団移転事業を進めている。この「海に近く、住めなくなった地域」を「移転元地」と呼んでいる。私はこれまで何度もこの「移転元地」を訪れ、その都度悲しい気持ちになった。◆人が住めなくなった「移転元地」をどのように利用したら良いのか?地元の市町村には知恵がない。自分たちでは思いつかないので高いカネを払ってコンサルタントにお願いする。コンサルタント会社はそもそも経営や経理をコンサルする会社。「人が住めなくなったところをどう利用したらいい?」なんて問いに答えられるヤツはいなかった。◆果たして、整地が終わった広陵な東北3県の太平洋沿岸には「太陽光発電パネル」が並び「平和祈念公園」ができ「パークゴルフ場」ができた。その3つが繰り返し建設されている。なんともみっともない◆私が「それならヘリコプターの訓練場を作ってください」とお願いしても「パークゴルフを楽しむ方々にはヘリの音はうるさく感じますね」などと言ってくる。◆少しはまともなコンサルなり首長なりはいないものか?こちらは心から東北の復興を願っているのだが情熱もなく、「めんどくさい」と思う役人ばかりが東北で働いているように感じる。それじゃダメでしょ! 頑張れよ、東北! 一緒に頑張りましょうよ、東北。 ◆「太陽光発電」と「パークゴルフ」と「平和記念公園」の繰り返しは「脳がなくて恥ずかしい」と思いましょうよ、東北。

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2020年01月16日 ---- ボス

身体障碍

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正月二日、早朝スタートのゴルフ。スパイクの底に氷がびっしりと張り付いていた。その状態でラフの下り坂、足が滑った。左足がいびつに曲がり激痛が走った。「担架を持って来て!」とキャディが叫んでいる。「いや、大丈夫だ。そんなにひどくない」と言いながら私はなんとか立ち上がった。「骨は折れていないな」との確信はあった。◆翌日、慈恵医大で診てもらった。「膝と足首の捻挫ですね」と若い医師。「しばらくは安静にしているように」とのことだった。◆素直に医師の言葉に従わない私は痛みが少し引いた十二日の日曜日に足を引きずりながらラウンドした。翌日から見事に(?)痛みが増した。こんどこそ極力安静にしていよう、と反省中。◆歩くことはなんとかなるのだが階段がキツイ。上るよりも下る方がキツイ。ところが「上りエスカレーター」はあるが「下りエスカレーター」がない施設が意外と多い。日比谷線の銀座駅は構内改修中で下りエスカレーターが動いていない。銀座の山野楽器はもともと上りエスカレーターしか設置されていない(エレベータはある)。目黒のニトリも下りエレベーターがない。◆自分が傷つき不自由になって初めて気づくことがある。自分の油断から怪我を招いた。その怪我が「優しい気持ち」をもたらしてくれた。もっとみんなに親切にしよう。

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2020年01月15日 ---- ボス

悲観的に考える

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スポーツキャスターでテニスプレイヤーの松岡修造さんが予備校で受験生応援イベントを開催し講演した。「僕は悲観的な考えしかない。アスリートみんなそうですよ。『でも、勝ちたい』って思うでしょう。ネガティブなところからポジティブが生まれる」そう松岡さんは受験生に語ったそうだ。私は嬉しかった。私もまず悲観的な考え方を優先してきたから。私の考え方を世界的な名選手から「それでいいんです」と肯定された思いだった。◆ときどき「なぜそういう風に悲観的に物事を考えるのかなあ?幼いころ苦労したことが影響しているんでしょうね」などと近しいヤツに言われることがある。言われると腹が立つ。自分の幼い時の苦労と今の考え方が繋がっていない、とは言えないかもしれないが腹が立つ。まるで悲観的な考え方は間違っているような言い方。大体そういうことを言う者こそ経営にしても人間関係にしても恋愛にしても失敗しているように私には思える。◆経営においても人間関係においても健康や恋愛に関しても「まずは悲観的に考える」ことは楽しいことではないかもしれないが結果的に人様に迷惑をかけず「良い方向に向かう」と私は最近確信した。

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2020年01月14日 ---- ボス

駅のホームから売店が消えた

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私が東京に来た頃(1982年)には少し大きな駅のホームには必ず売店があった。山手線の渋谷駅のホームには「コージーコーナー」の売店がありとても美味しい「ジャンボシュークリーム」が100円で売ってあった。日比谷線銀座駅にも小さな売店があり私は「夕刊フジ」をよく買っていた。気付くとそれらが無くなっていた。地下鉄銀座駅は改札を入ると自動販売機以外は何も売っていない。ホームでモノを売っているのは秋葉原駅と新幹線だけになった。なんでだろう。寂しいな。◆そういえば昔は駅のホームには「駅弁売り」がいた。いつ頃いなくなったのだろう。懐かしいな。

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2020年01月10日 ---- ボス

最悪の何末年始

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少なくともこの15年では最悪の年末年始であった。仕事・体調・プライベートそれぞれで多くの不調と不安を抱えそれらすべてが解決できないまま年が暮れた。せめて三ケ日だけでも明るく過ごそう、とゴルフに行ったら大怪我をした。◆昨日(9日・木曜)で大方のイヤなことは出そろった。昨日、奥歯を抜いた。足は少しずつ良くなっている。プライベートな問題も何とか出口が見えて来た。◆今が大底。おみくじで「大凶」を引いたときのように、「これ以上は落ちようがない。ここからは上るしかないよ」と前向きに考えよう。◆やっと最悪の年始が終わろうとしている。

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2020年01月07日 ---- ボス

いま・ここ・私

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「いま・ここ・わたし」という言葉を私は今朝、初めて知った。もともとは仏教の教えに出てくる言葉のようだ。◆「わたしがいまここにいる」ということが本当にわかる人は、自分と同じように「いまどこかにいるだれか」を大切にできる生き方ができる、という。そしてそれが「いまを生きる」という人間の生き方なのだと説いているようだ。俗人の私にはよく理解できない◆今朝、テレビでこの言葉を使った評論家は違う説明をしていた。「『いま・ここ・わたし』という感情が強すぎることが富の不平等を生み、教育の停滞を促し、ひいては世界平和を脅かすという。こちらは俗人の私でも理解できた。「未来でも近い将来でもなく、『今』」「世界でも日本でもなく、自分がいるごくごく狭い『ここ』」そして「チームでも仲間でもあなたでもなく、『私』」◆「いま・ここ・わたし」を優先してしまえば「今、楽しければいい」「ここだけ平和ならいい」「私がお金持ちになればいい」そうなってしまう。「いま・ここ・わたし」ではなく「将来・地球・みんな」を大切に、せめて「来年・日本・仲間たち」程度の発想を持ってもらいたいものだ。











経済の発展や世界平和への道を妨げている」と言うのだ。私は彼の言いたいことが理解できた。「全くそうだ」と思った。「将来のことよりも『今』、広い社会のことよりも『ここ』、そして多くの人たちのことよりも『私』」を大切にするヤツばかりに感じる。◆『いま・ここ・わたし』よりも『未来・日本(或いは世界)・みんな』を先に考える世の中になるといいな。

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2020年01月06日 ---- ボス

「塩狩峠(しおかりとうげ)」

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年末年始にかけてミステリーを数冊読んだ。綾辻行人がまだ若かった頃の作品を最後に我が国のミステリーは本当につまらなくなった。綾辻行人ですら最近は全く面白くなくなった。年末年始に読んだミステリーすべてがダメだった。もうしばらくはミステリーはやめよう。◆ミステリーに限らず最近の我が国の文芸書は面白くない。そこで昔(30年~50年くらい前)の本を読もうと思った。◆私が学生時代、「これまでに感動した本はなんですか?」とのアンケートがあると漱石の『こころ』や柴田翔の『されど我らが日々』に並んで上位にランクインしていたのが三浦綾子の『塩狩峠』。私はこの『塩狩峠』を読んでいなかった。ゴルフで足を痛めた正月二日、『塩狩峠』を読み始めた。面白い。深い。痛い。心が洗われる◆『沈黙』(遠藤周作)とは別の切り口のキリスト教信者の話。成田山や愛宕神社や伊勢神宮に参る中途半端な宗教感しか持たない私にも『塩狩峠』は心を清めてくれた。お勧め。◆ちなみに昨日から私は『青が散る』(宮本輝)を読み返している。楽しい。

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2020年01月05日 ---- ボス

神頼み

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毎年元旦に「成田山新勝寺」に初詣に行く。もう20年以上続いている。ちなみに元旦(がんたん)とは元日(がんじつ)の朝のこと。今年は午前8時過ぎには新勝寺の境内にいた。◆そして毎年、松の内が明けないうちに「愛宕神社」にお参りする。10年近く続いている。今年は、今朝、参った。◆さらに毎年、一月中に伊勢神宮をお参りする。こちらも15年は続いている。今年も参る予定である。◆毎年毎年、苦しい。いや毎日毎日苦しい。まさに「苦しい時の神頼み」が毎年毎日続いているのだ。◆膝を痛めた今年は愛宕神社の男坂、通称「出世の石段」を上ることができずNHK側のエレベータを利用した。長い列に並び少しずつ前に進む。列の途中で手水舎(ちょうずや)が現れる。右手に柄杓(ひしゃく)を持ち左の掌を清め、柄杓を左手に持ち替え右手を清める。さらにまた右手に持ち替えて左の掌に水を溜めその水で口をゆすぐ。最後に柄杓を立てて残った水で柄を洗う。これが正しい作法。少々、間違えてもかまやしないと思う。だが・・・◆私の前に並んでいた私よりも少し年長と思われるオバサン。彼女はいきなり柄杓からじかに水を飲んだのだ。そして口に含んだ水を勢いよく吐き出した。最初は「えっ?中国人?」と思ったが違った。日本人の常識のないオバサンだった。残念。

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2020年01月04日 ---- ボス

今で良かった

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ゴルフで痛めた足が腫れて来た。痛みも増した。正月休みだが救急で診てもらうことにした。広尾日赤病院と慈恵医大に電話した。広尾日赤は2時間待ちだという。痛い足を引きずりながら慈恵医大に行った。レントゲンを撮り、若い医者に診てもらった。「恐らく骨折でも靭帯損傷でもないでしょう。いわゆる捻挫のようですね」とのこと。安心した。◆タクシーで自宅に帰りテーピングをして酒を飲んだ。痛みは引かない。◆今朝、起きて朝食を済ませトイレに入った。膝がギクッと痛んだ。そこで思った。「様式トイレで良かった。これが40年前の学生時代のあのトイレだったら無理だ」・・あの頃だって膝を痛めた人は多かっただろう。あの頃の人はどうしていたのだろう? 女性はどうしていたのだろう? ああ、現代に感謝。

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2020年01月03日 ---- ボス

不安な年明け

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「なんとなく今年はよい事あるごとし 元日の朝 晴れて風なし」。 元日の朝、晴れていると私は必ずこの啄木の歌を口にしていた。◆今年の元日は、晴れて風が無かった。だが残念ながら私は「なんとなく 今年はよい事あるごとし」とは思えなかった。「悪い年にならなければいいが・・・」不安な思いの中で新年を迎えた。仕事でもプライベートでも健康面でも、思い通りにならないなか年が明けた。◆不安な気持ちを払拭しなんとか楽しい年明けにしたい、と思って二日、三日と連日ゴルフの予定を入れた。二日は200人近いメンバー参加の「新年杯」。上位に入れば少しは明るい正月になるだろう、そう思ってスタートした。ところが・・・◆7ホール目、凍った芝の下り坂に足を滑らせ、膝と足首をひねった。スパイクに氷が張り付いていてスパイクの役をしていなかったのだ。足を引きずりながらなんとかホールアウトした。その後、痛みは徐々に増してきた。夜は寝返りを打っても痛みで目が覚める。三日は棄権した。おそらく春先までゴルフは無理だろう。ゴルフどころか満足に歩くことができない◆あーあ、不安を払拭しようと思ってゴルフに参加したのに・・。さらに不安が増してきた。難しい。

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2025年04月10日 ボスの
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