◎2026年04月27日 ---- ボス ◎
- 葬式(3)
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コロナ禍を契機に葬式の様子が大きく変化してきたように感じている。友人、知人が「亡くなった」との一報は入るのだが通夜や葬儀の案内が届かないことが多くなった。「家族葬にしますから」という理由が多い。なんとも寂しい。コロナ禍ではそれも止む無しであったがコロナ禍が明けた今でも葬儀の案内はほとんど届かない。◆葬儀を行わないから遺族は彼の「死」の情報をわざわざ発信しないことも増えた。そのため亡くなって数か月たってから訃報に接することも多くなった。あまりにも寂しい。◆義理で参加する葬儀は不要だが、逆に葬儀に参列してお別れを言いたい者にとっては遺族から届く「家族葬ですのでご弔問・ご香典・ご供花等はご辞退申し上げます」はもっと悲しい。◆こちらはお世話になった〇〇さんにきちんと「さようなら」を告げたいのだ。あるいは学生時代をともにした△△クンに「あの頃は楽しかったな。そっちで待っててな、オレももうちょっと経ったらそちらに行くけんね」と伝えたいのである。涙を流したいのだ。葬式に参列できないと「本当にいなくなったのかな?」とボヤっと感じるだけになってしまう。◆香典や供花を断るのはいいが参列を断るのは家族のエゴじゃないだろうか?亡くなった方も寂しいだろう。泣けなかった私は、いつどこで「さよなら」を言えばいいのだろう。
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◎2026年04月23日 ---- ボス ◎
- 葬式(2)
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私が30歳代の後半だった頃だから今から30年くらい前の話だ。当時、私はある会社の取締役航空事業部長という肩書だった。世の中はバブル景気が弾け重苦しいムードだった。「取締役航空事業部長」といっても新規事業を興すことも許されずただ円滑なリストラを命じられていた。私にリストラを命じたのは銀行出身の常務。私は陰で「バカ常務」と呼んでいた。私だけではない、私の周りの取締役連中はみなそう言っていた。「銀行マンは血も涙も無くさないと出世できない。自分の出世のためなら相手の気持ちなど考えてはダメだ。そう教育されている」と言われていた。◆この年、私は13回も葬式に参列した。半分はほとんど知らない人。そして13回の葬式のうちの4回は自殺によるものだった。ある葬式は、死んだ本人とは私は会ったこともなく、自殺した彼の父親が仕事の取引先だった。この年に参列した13回の葬儀で私は一度も涙を流すことはなかった。義理や仕事上の関係で参列しただけだった。◆私の尊敬する先輩が常々私に言ってくれていた。「キノシタなあ、結婚式に呼ばれても無理して参列しなくてもいいけど、葬式は無理してでも参列しなさいよ」と。あの年、13回も義理で参列した葬儀。参列して良かったのか分からない。少なくとも参列したことを後悔することはない。◆今から30年前の「年間13回の葬儀参列」は私の人生で最多。
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◎2026年04月22日 ---- ボス ◎
- 葬式(1)
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結婚したばかりの頃だから今から40年前のことだ。会社(工事現場)に着くと上司から「キノシタ、お前の先輩が亡くなったって。で、明日は葬式に行ってきてくれ」と言われ案内状を渡された。そこには亡くなった方の偉い肩書と葬儀場の地図が書かれていた。私は会ったこともなく名前すら知らない人だった。90歳近い方の大往生であった。彼は九州大学の土木工学科の先輩だった。先輩とは言え、こちらは全く縁がない。60歳も年上だ。◆「なんでオレが知らない人の葬式に行かないといけないの?」と不満を感じた。葬式に行くならそれなりの格好をして行かなければならない。手ぶらで行くわけにもいかない。いくらかの香典も用意しなければならない。交通費も香典も会社は面倒見てくれない。「君の先輩だ。うちの会社もお世話になった」ということだけで葬式に行かされた。変な時代だった。会社員の理不尽を知ったときだった。
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◎2026年04月21日 ---- ボス ◎
- 歯は磨く
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2か月に一度、歯科医院で歯のクリーニングをしてもらっている。歯を掃除しに行くのに、歯医者へ向かう前に必ず自宅で丁寧に歯を磨く。◆サウナや銭湯によく行くがもちろん事前に風呂に入ることはない。床屋に行くときも事前にシャンプーすることはない。◆週末に温泉に行くことが多くなった。一人で行くことが多い。実は温泉に行く前に自宅で風呂に入る。入念に体を洗う。温泉ではお湯に浸かるだけ。温泉で石鹸を使うのは野暮だ。◆歯科医院、サウナ、銭湯、床屋、温泉・・どこも「キレイにするために向かう」のだが目的地によって事前にきれいにするところとそのまま向かうところとがある。どうでもいいことだが面白い。◆あなたは歯医者へ行く前に歯を磨きますか?
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