2026年09月15日 ---- ボス

小説の評価、絵の評価、曲の評価

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本を購入するとき事前にAmazonの評価をチェックする。評価が高いと安心して購入するし評価が低いと買うことをやめることもある。村上春樹の新著『夏帆』の評価を見ると私の予想よりもはるかに高い点をが付いていた。◆おそらくこれは「村上春樹の作品」だからの高得点なのだろうと思う。普通に眺めていると下手な絵だがそれがピカソが描いた絵であると知ると急に点数が高くなる。それと一緒だろう。『夏帆』は駄作だが文章はうまい。村上春樹の作、というだけで高評価がつきコメントに「素晴らしい!春樹ワールドを堪能した!」などと書き込まれる。ピカソだろうがゴッホだろうがビートルズだろうが岡本太郎だろうが当然駄作はある。◆「〇〇の作品」というだけで評価や値段が上がる風潮を不思議に思う。絵や小説や音楽は「誰の作品か」ではなく、その作品を純粋に評価するようになったらいいのにな。

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2026年09月14日 ---- ボス

「おあいそ」

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いい年をして常識を知らないヤツは多い。先日、カジュアルなイタリアンで飲んでいたら隣のグループ(5人)の食事が終ろうとしていた。その中の最長老、私と同じくらいの年齢の男が店員に向かって「おーい、おあいそ」と言った。店員に「おーい」は失礼だし「おあいそ」とはなんだ!◆「すみません。そろそろお勘定お願いします。」となぜ言えない。料理が旨かったのなら「美味しかった。ありがとう」を付け加えるべき。こんなほんの一言の心配りで回りは和む。気持ちよくなる。◆偉そうに「おーい」と呼び、頭悪く「おあいそ」と言う情けない男に腹が立った。その男に誰も「『おあいそ』じゃなく『お会計』でしょ」と注意しないことが寂しかった。

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2026年09月11日 ---- ボス

ノーベル文学賞は

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村上春樹の新著『夏帆』を読みながら思った。毎年ノーベル文学賞の候補に挙がるが恐らくこの人は無理だろうな、と。熱狂的な春樹ファン(ハルキスト)からは叱られそうだが無理なもんは無理だ、と感じる。◆川端康成や大江健三郎、あるいは三島由紀夫と比べれば村上春樹のあの翻訳調の文体からは「日本」を感じられない。三島由紀夫があと10年生きていればきっとノーベル賞を取っていただろう。◆私が学生の頃『風の歌を聴け』に爽やかで大きな感動を覚えた。独特のオシャレな文体はその後ずっと続く。私の感覚は、わたせせいぞうのマンガ『ハートカクテル』に共通する。いい意味でも悪い意味でも爽やかで都会的で面白い。泥臭さも日本的な情緒も薄い。残念だが村上春樹さんにノーベル文学賞を期待するのはやめた。だいたい『夏帆』なんて面白くもない。「村上春樹が書いた」という理由だけで読んでいる◆おそらくまだ誰も言っていないが、私は今一番ノーベル文学賞に近い日本人作家は吉田修一さんだと思っている。応援している。

 

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2026年09月10日 ---- ボス

「あと七日」を700円で過ごす

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貧乏学生の頃、バイト代が入るまでの「あと七日間」を百円玉7枚で過ごさねばならないなんていう事態に何度かなった。これから七日間、一日を百円で過ごさなければならないのだ。それでも意外と平気だった。電気と水道はすでに払っている。コメはある。ボンカレーなどのレトルト食品のストックもあった。銭湯へは行けないが濡れタオルで拭けばいい。一番の問題はタバコだった。そういう事態に備えて普段から灰皿に残る吸殻を大切にしていた。シケモク用に蓄えていた。その七日間は、新しいタバコを10本吸ったらそれ以降はシケモクと決めていた。おそらく今の学生はシケモクって言葉すら知らないだろう。「あと七日」を700円で過ごした日が懐かしい◆あれから50年経った。おかげさまで「あと七日」の経済的な心配はすることなくなった。タバコもやめた。「あと七日」の心配をすることはなくなったが最近は「あと何年」の心配をするようになった。「あと何年、健康に過ごせるのだろうか」「あと何年、生きるのだろうか」と考えることが多くなった。◆成長したもんだ。いや、老けたもんだ。人生は永いようで意外と永くないもんだ。

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2026年09月11日 ボスの
スケジュール
  • 午前論文執筆
  • 午後マンガ原作検討
  • 夕方新橋「有薫酒蔵」で歓迎会
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