◎2021年12月03日 ---- ボス ◎
- 席を譲ることの難しさ
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今週、月曜から一泊で奄美大島へ出張だった。帰りの羽田からのモノレールでの話。◆私はモノレールでも電車でも、自分が座った場合は周りを見て「どなたか不自由な方はいないだろうか?」と確認する。必ず席を譲る準備をするのだ。空席が多い場合には目を閉じて音楽を聴くこともあるが、まばらに人が立っているときは必ず周りに困っている人はいないかと注意している◆その羽田からのモノレール。途中の駅から上品なおばさんが乗って来てたまたま私の隣に立った。「疲れているようだな」と思った。「いや、それでもオレよりは年下だな」「席を譲ろうかな?」「『こちらどうぞ』と言ったら失礼になるかもな」「オレよりも年長なら席を譲りやすいのにな」・・いろんなことを考えた。◆10年前ならすっと立って「こちらどうぞ」と言えたのだが、自分が高齢になると人に親切な声をかけることすらいろいろなことを考えて躊躇するようになってきた。寂しい。◆それよりも私以外の、近所に座っていた若い奴ら!なぜ君たちはスマホを眺めてばかりで、おばさんに「どうぞ」と席を譲ることをしないのか?
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◎2021年11月26日 ---- ボス ◎
- 「有意」と「有為」
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ネットで調べると「『有意』は、確率論・統計学の用語で、『確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えられる』ことを指す。」とある。◆はい、そうです。いや、私が学んだ頃は違ったような・・・?私の記憶が間違っているのか?誰か教えてくれませんか?◆高校、大学の確率論の授業では確か「有為」と習った。社会人となって、学会に参加すると発表演者は「有為」という字を使っていたと記憶している。◆それが見つからない。私が思っている「有為」は「有意」の間違いというのだ。だれか「ええキノシタさん、昔は確かに『有為』って書いていましたよ。それが平成〇〇年ころから『有意』に改まりました」と言ってくれませんか? どうも分からない。私がボケてきたのかなあ?
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◎2021年11月25日 ---- ボス ◎
- 買う前よりも・・・
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面白い話を聞いた。「競馬の予想。例えば3-6と予想する。馬券を買う。彼は馬券を購入する前よりも買った後の方が『3-6が来る』との確信度が高くなる」という話。◆「なるほど! 確かに!」と納得がいった。馬券に限らず株式であろうが投資案件であろうが会社経営だろうが同じ。リスクを負わずに検討している段階と、実際にカネをかけ始めてからでは「確信度」が変化する。希望的観測感が強くなる。これが危ない◆最近の言い方では「前のめりになる」というのかな。経営者はギリギリまで馬券を買ってはならない。買ったからと言って「確信度」が上がるようでは経営者としては失格か。◆いや、経営者としてだけではない。人生の岐路、いくつかの選択肢がある。人は自分の選んだ選択肢を「これでよかったのだ」と追認したくなる。追認するほうが楽なのだろう。客観的思考をやめてしまい、後戻りできるチャンスを自ら放棄している人が私のまわりに何人もいる。
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◎2021年11月22日 ---- ボス ◎
- 臆病
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少し怖そうな顔をしているし、この会社の社長を30年近くやっているのだから私のことを「怖いもの知らずで度胸がある人」と思っている方も多いようだ。ハズレ!◆実は臆病で悲観的。たまに「経営者は臆病で悲観的な方のほうが向いているのですよ。イケイケドンドンな方では経営は無理です」などと慰められる。そんなときは「そうなのかな?」と思ってニコッとする。◆だが、やはりいつもビクビクしている。やっと最近、旅客機に乗るのは怖くなくなったが昔は「落ちるかもしれない」とビクビクしていた。◆子供の頃、人気ドラマ「サインはV」で范文雀(はんぶんじゃく)演じるジュンサンダースが「骨肉腫」で亡くなる。幼い私は「怖い」と思った。それ以後、成長痛などで足や肩などが痛くなるとすぐに「骨肉腫かもしれない」と不安になった◆堀ちえみさんが舌癌で壮絶な手術を繰り返すが「口内炎がなかなか治らないので検査したら癌だった」との話を聞いた時から、舌に口内炎ができると「癌かもしれない」と不安になる。◆不安だから毎年、人間ドックに入る。人間ドックとは別に年に3回、尿検査と血液検査を受けている。今のところ大きな異常は見つかっていない。検査には相当の時間とそれ以上のおカネがかかっている。◆臆病で不安症は私の人生にとってプラスだったのかマイナスだったのか、終わってみなけりゃ分からない。◆実は三日ほど前から舌に口内炎ができて「舌癌じゃないだろうか?」と不安な毎日を過ごしている。
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