◎2025年10月28日 ---- ボス ◎
- 『アラート』
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若い頃に比べると随分と減ったがそれでも私が読書と音楽鑑賞にかけている時間は平均的な68歳の数倍になるだろう。読書に関しては私の回りには「読書が趣味」という人がいなくなった。(故郷に住む同級生S君と銀座のバーのYママだけになった)◆私は「本屋大賞」や「直木賞」あるいは「ミステリー大賞」の候補作などを中心に読んでいる。最近は単行本は二千円ほどになった。若い人には厳しい金額かもしれないと思い自分が読んだ本の中でもおススメのものを中心に社内の本棚に並べているが誰もそれを読もうとしない。「社長が置いてくれていた『〇〇』読みました。面白かったですね」なんて会話を楽しみたいのだがそれができない。残念だ。◆そんなことを思っていたら今日の昼休みT君が私の部屋へ来て「『国宝』読みました。すごい面白かったです。映画はこれから観ます」と報告に来てくれた。少し小説の話をした。嬉しくなった◆話は変わるがちょうど昨夜『アラート』(真山仁)を読み終えた。面白かった。最近読んだ本の中では際立っている。おススメです。
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◎2025年10月24日 ---- ボス ◎
- 食事の時は食事を楽しめ
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ほぼ毎日、夕飯は外食である。接待したりされたり。私は、食事の時間は難しい話をせずに楽しく過ごしたい。懐石料理やフレンチのコースでは皿が変わるごとに料理の説明がある。その説明も聞かずに熱心に仕事のアピールを続ける野暮な連中も多い。「そんなんなら安い居酒屋へ行けよ」と言いたくなる。◆私の知る範囲では食事のマナーが最も悪いのが政治家。続いて若いいわゆるエリートサラリーマン。「食事の席では政治の話をするな!」と私は部下に指導しているが仕事がら政治家は政治の話しかできない。ま、しょうがない。それにしても料理の説明くらいは聞けよ、と言いたくなることが多い。そして多くの政治家は食事のマナーがダメ。おそらく誰も注意しないからなのだろう。◆若いエリートサラリーマンもダメ。自分がいかに熱心に仕事を成し遂げたのかをアピールしたがる。「オマエの手柄話なんて聞きたくないよ」と言いたくなる。◆昨日も銀座の高級焼き鳥屋で大手新聞社の社員と思しきエリート風の若者(と言っても40歳代)3人が偉そうに大きな声で政治の話をしていた。「そんな話は小声でしろ!」と言いたかったが言えなかった。
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◎2025年10月20日 ---- 未分類 ◎
- 「を」は「下の『お』」?
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ある出版関係の女性と名刺を交換した。「〇〇かをる」と言う名前だった。「かをるさんの『を』は『下のを』なんですね」と言うと彼女は笑って「この『を』を『下のを』って言うのは大分県の方言ですよ」と教えてくれた。「えっ???」という感じ。方言とは思ってなかった。私は幼い頃「お」と「を」を区別するために「お」は「上のお」、「を」は「下のを」と教えられた。私の回りは皆そのように理解していた。◆調べてみた。確かに方言だった。大分県や福岡県では普通に使われている。おそらく大分や福岡の人はこの「下のを」と言うのが方言とは思っていないだろう。長崎では「下のを」とは言わずに「うぉ」と言うらしい。つまり「かをるさんの『を』は『うぉ』なんですね?」となる。東北では「かをるさんの『を』は『くっつきのを』なんですね?」に変るらしい◆まだまだ知らない日本語が多い。
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◎2025年10月16日 ---- ボス ◎
- センス悪っ! MUFGスタジアム
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常々感じているが我が国は先進国の中では最もオシャレに気をかけない国になってしまったようだ。街を歩く大人の服装、ビルのデザイン、そしてネーミング、みんな最低だ◆国立競技場の命名権を売却し、新たな呼称が決まった。「MUFGスタジアム」テレビのアナウンサーでも言いにくいこんな名前(エムユーエフジースタジアム)なんて誰も喜ばない。何十億円も払ってこんな名前にするセンスが私には理解できない◆おかしなネーミングに関しては広島駅前の地下商店街「シャレオ」と戸塚駅前の商業施設「トツカーナ」をこれまで私は最悪のセンスと笑ってきたがそこにもう一つ「エムユーエフジースタジアム」が加わった。「おしゃれ」をひっくり返して「シャレオ」にする広島のセンスの無さ、イタリアの名称に寄せて「トツカーナ」を喜ぶ戸塚市民のセンスの無さ。悲しいようなかわいそうなような・・・。◆逆に素晴らしいネーミングに最近接した。有楽町に誕生したライブハウス「I’m a show」。びっくりした。なんてオシャレ!「I’m a show」と書けば読みは「アイムアショウ」→「あいましょう」→「逢いましょう」だ。「有楽町、逢いましょう」。こんな素晴らしいセンスを持つデザイナーもいる。◆デザイン、オシャレ、ネーミング。日本人がそこへ興味を持てばもっと元気になるのにな、と私は思っている。
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