◎2025年12月04日 ---- ボス ◎
- 脱出ではない青春
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昨年の本屋大賞受賞作『成瀬は天下を取りにいく』(宮島美奈)は素晴らしい青春小説。続く『成瀬は信じた道をいく』も爽やかで気持ちがいい。多くの人に読んでいただき成瀬から元気をもらって欲しい。◆ここからは今朝のラジオで武田鉄矢さんが話していた内容の受け売りだが・・。私たちの世代(戦後~昭和30年代生まれ)の『青春』とは基本、『脱出』がテーマであった。大分県に生まれた私は大分県を脱出し福岡で学生生活を送った。さらに就職を機に九州を脱出し東京へ来る。そう、あの頃の青春とは「田舎を離れ東京へ行く」ことを意味していたところが大きい。田舎に残った者の多くは東京へ行った同級生を羨ましく思っていた。青春を謳歌する者とそうでない者は、「東京で暮らす」かそうでないかで決まっていた◆ところが成瀬は違う。滋賀県大津で産まれた成瀬は大津から青春を発信する。我々世代が憧れていた青春とはまったく違う魅力的な青春を謳歌する。我々が気付かなかった素晴らしい青春がそこにある。◆脱出だけが青春ではない。東京だけが青春ではない。そこに多くの若者が気付いてくれたらこの国はきっともっと元気になる。もっと明るくなる。◆まだ読んでいない人、是非、素晴らしい青春小説『成瀬は天下を取りにいく』を読んでみてください。
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◎2025年12月02日 ---- ボス ◎
- 9勝6敗が最高の人生?
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友人のF先生が言っていた。「木下さん、9勝6敗くらいが最高の人生ですよ」と。それを聴いて私の人生を振り返ってみた。◆
0歳~5歳 (〇) 6歳~10歳 (✕) 11歳~15歳 (✕) 16歳~20歳(〇) 21歳~25歳(〇) 26歳~30歳 (✕) 31歳~35歳(✕) 36歳~40歳(✕) 41歳~45歳(✕) 46歳~50歳 (✕) 51歳~55歳(〇) 56歳~60歳(〇) 61歳~65歳(〇) ◆ここまで6勝7敗だ。9勝6敗はもう無理だが、なんとか勝ち越し(8勝)したいものだ。運を天に任せるのは嫌いなのだが、ここまで来たら任せるほかない。なんとかあと2勝できますように。◆66歳~70歳 (?) 71歳~75歳 (?) - コメント (0)
◎2025年11月21日 ---- ボス ◎
- 武士は食わねど高楊枝
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「武士は食わねど高楊枝」と言う言葉は母が教えてくれた。そして母は「貧乏は恥ずかしいことではないけど、貧乏臭いんは恥ずかしいことよ」ともよく言っていた。◆最近、テレビの報道番組で各地のスーパーや「道の駅」で行われている「詰め放題」のイベントが紹介される。一定料金で、ビニル袋1枚に詰め込めるだけ詰めていいというもの。コメだったり、野菜だったり、お菓子など。魚の詰め放題も紹介されていた。◆イベントに参加するために遠くから車で来て、行列に並び、少しでも多くを詰め込もうとなりふり構わずビニル袋に詰め込む様はまさに無様。◆「オマエはカネに困ってないからそんな偉そうなことを言えるんだよ」と叱られそうだが、私も母も大貧乏を経験した。我が家が毎日、明日の食事の心配をしている頃でも「貧乏くさいのはダメ」と母は言っていた。◆貧乏くさい人はおそらく貧乏を受け入れ貧乏を楽しんでいる。我が国全体が貧乏臭くなってきているように最近感じている。
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◎2025年11月20日 ---- ボス ◎
- 民度
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中国外務省の劉勁松アジア局長は、我が国の金井アジア太平洋局長との協議後、両手をポケットに突っこんだまま厳しい表情で金井局長と向き合った。まるで金井局長が謝っているように見える動画が中国国営テレビで報道され、さらにそれらがSNSで拡散された。この様子をSNSで観た多くの中国人が快哉を叫んでいるとのことだ◆ここに中国という国のの民度の低さを感じるのは私だけではないだろう。いくら相手の国の総理大臣が容認できない発言をしたとしてもその調整をしている役人に対しては礼節を持って応じなければならない。これがもし反対だったら。もし我が国の局長がポケットに手を突っ込んだまま相手国の局長と対峙している様子がテレビで流れれば我が国の国民は喜ぶどころか「あまりにも失礼だ!」と怒ること間違いない。◆こんな非礼な局長の態度を国民に見せてそれを国民向けの愛国的メッセージと感じている中国と言う国の民度の低さには驚きを通り越して悲しみすら感じてしまう。◆論語には「礼を知らざれば、以て立つこと無きなり」とある。孔子が亡くなって2500年。かの国の民度は・・・。これ以上書くと、ポケットに手を突っ込んで誰かが怒りにきそうである。
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