◎2025年03月06日 ---- ボス ◎
- 耳障り 耳触り
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今年の直木賞受賞作であり本屋大賞にもノミネートされている本『藍を継ぐ海』を読んでいて引っかかった。◆「・・・よく響く、耳触りのいい声だ。」との表現。「みみざわり」は普通「耳障り」と書く。パソコンで「みみざわり」と入力して漢字変換しても「耳障り」としか出てこない。「耳触り」などの言葉は知らない。「みみざわり(=耳障り)」とは「聞いて不快に感じること」を指す言葉で「みみざわりが良い」という日本語は無かった。「耳障り」を「耳触り」と書き換えることによって「みみざわり(耳触り)のいい声だ」と表現しているのだが、正しい日本語を知っている私とすればどうしてもこの表現に引っかかってしまう。◆直木賞受賞作に堂々と「耳触りのいい声」などと出てくるのでは、またこの言葉も徐々に使い方が変わってしまうのかな、と思う。個人的には(今現在の)正しい日本語で表現してほしいと感じている。
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