2017年07月の記事一覧
◎2017年07月06日 ---- ボス ◎
- サラダ記念日
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文学に興味のない若い人はほとんど知らないだろう。逆に50歳以上でほんの少しでも知的な方は懐かしく思い出すだろう。本日は「サラダ記念日」だ。◆「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日。・・・・この歌が納められた俵万智さんの歌集『サラダ記念日』が発刊されたのが1987年だから今日は30回目のサラダ記念日と言ってもいいのかも知れない。俵さんの、現代的で都会的さらに煽情的な短歌は当時は若い人だけでなく多くのロマンチストの心を掴んだ。◆煽情的といえば『サラダ記念日』が発刊された10年後に出た俵さんの第三歌集『チョコレート革命』はさらに激しくなる。「焼肉とグラタンが好きという少女よ私はあなたのお父さんが好き」という歌に私は惹かれた。当時、我が家の長女は幼稚園生だったろうか。もちろん家人には内緒だが、こんな激しい恐ろしい関係に憧れるところもあった。◆『サラダ記念日』から30年、『チョコレート革命』から20年、還暦を迎えた私の人生は穏やかに暮れていこうとしている。
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◎2017年07月05日 ---- ボス ◎
- 美人は努力嫌い?
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自分で言うのは恥ずかしいが私は努力の人である。才能に恵まれないところを努力で補おうと頑張ってきた。だから才能に恵まれている人を見ると羨ましいしと感じるし、才能に恵まれているのに努力をしないために実を結ばない人を見ると悲しくなり不愉快になる。◆最近はオフィシャルな場での発言は聞かれなくなったが少し前までは「フィリピンや台湾などの温暖な地域では、その辺に果物が多く成るために人々は働かなくても食べていける。だから誰も努力をしないし国も発展しないんだ」などと言われていた。正解かどうかは分からないが「努力しなくてもなんとかなるなら努力しない」というのが多くの人の共通意識であるように思われる。◆「果物が成る温暖な地域」に似ているのが「美人」。美人は何もしなくてもバカな男が寄ってきてご馳走してくれる。欲しいものを買ってくれる。多くの男が言い寄ってくるからその中で最も自分が楽になるのを選べばよい。おそらくそういうことが原因で美人は努力をしないのだろう。他のことを努力するよりは外見をキレイに見せることだけ頑張る。もったいない。◆才能ある美人が、美人であることが原因で努力をしない。せっかくの才能を開花させずに終わっていく。私のこの長い人生で、そういう「残念な美人」を多く見てきた。逆に「美人なのに大変な努力をしている」という人を私は一人も知らない。そんな人はいないのだろうか?◆・・・・・・これを読んで「あっ、これ私のことだ!」と思ったアナタ、違いますよ。アナタはそんな美人じゃないでしょ?ちゃんと努力しているでしょ?
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◎2017年07月03日 ---- ボス ◎
- 礼を言わぬ者たち
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ゴルフ場のクラブハウスでの出来事。ラウンドを終え、風呂に入り、私は一足先にフロントで会計を済ませ仲間を待っていた。私の横でアラーム音が鳴りだした。見ると貴重品ロッカーの前で若者が困った顔をしている。暗証番号の打ち込み操作を間違えたようだ。フロント係の女性がすぐにその若者のとこへ行き丁寧に事情を聞いている。「すみません、大変失礼ですが中に入っているものは何でしょうか?」「お名前が確認できるものは何か入っていますか?」「お客様のお名前を伺ってもよいでしょうか?」 その女性は、操作を誤った若者からいくつかのことを確認するとテンキーの操作を始めた。すぐにロッカーは開いた。中の品物を確認し「これで間違いありませんね?」といい「大変、お手数をおかけしました」と頭を下げた。その間、若者は聞かれたことに答えるだけ。品物を受け取ると黙ってその場を去った。その様子を見ていた私はアタマにきた。◆「『申し訳ありません』を言うべきはキミのほうだろうが!それなのにキミはアタマ一つ下げるわけでもなく『ありがとう』すら言えないのか!」・・・還暦を迎えたオヤジは心の中で激しく憤ったが実際に若者に向かって注意することはできなかった。◆本屋で「カバーをおかけしますか?」と聞かれてほとんどの人が「はい」とだけ答える。なぜそこに「恐れ入ります」も「お手数かけます」も「ありがとう」もないのか? ◆「オカネを払っている側が偉い」と勘違いしているバカばかりだ。
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