2017年01月の記事一覧
◎2017年01月13日 ---- ボス ◎
- 勢い
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「行け行けドンドン」・・・私の嫌いな言葉。調子に乗って深く思慮することなく行動に移してしまう様を表わす。若い経営者によく見られる。かつては私も若い経営者であったが、当時から私はビジネスで多少の追い風を感じても「「行け行けドンドン」にならないように注意していた。慎重に行動してきた。少しずつ会社は大きくなった。◆私が社会人のスタートを切った前田建設工業の当時の社長はもっともっと厳しかった。「石橋を叩いて『これなら大丈夫』と思っても、それでも渡らない。木の陰に隠れて、誰かが渡るのを見てそれから渡る。最初に自分で渡ってはいけない」そういうことをおっしゃっていたと聞く。若かった私は「それじゃ一番になれませんね」などと生意気なことを言っていた。◆あれから30年以上が経った。私も経営者になって20年以上が経った。時代も変わった。「行け行けドンドン」は相変わらずダメだが、「ひょっとしたら壊れてしまうかも」という程度の橋なら幾つか渡って来た。若い会社は慎重すぎたら大きくなれない。大きくならないと安定しない。◆私は今年で60歳になる。最近は「ひょっとしたら壊れてしまうかも」という橋を渡ることをビビるようになってきた。ビビッていたのでは大きくなれない。大きくならなければ安定しない。難しい問題が続く。
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◎2017年01月12日 ---- ボス ◎
- 新元号
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天皇の生前退位がほぼ決まったようだ。2019年元日には今上天皇が退位し、現皇太子の浩宮徳仁親王が皇位に就くこととなるようだ。すでにその方向で国会は動き出している。西暦2019年は平成31年ではなく新しい元号での元年になる。新元号は平成30年の夏ころには発表されるらしい。◆僭越、不遜ではあるが、ここで新元号を予測してみたい。私は僭越不遜を承知で、そのような知的遊びを「大人の日本人」にはやってもらいたいと思っている。少なくとも、発表されたものを「あ、そうですか」と受け入れるのではなく「興味・関心」を持ってもらいたいのだが・・。◆さて、新元号、私の予想を始めよう。・・・・学者は恐らく文字の選択からはじめるのだろう。最後に残った幾つかから政治家に選んでもらう。私は経営者として学者連中とは別の視点で推測を始める。「最後に政治家が選ばないであろうものは最初から検討しない」・・・「M」「T」「S」「H」と続いたアルファベットの頭文字、これとは重ならないように配慮するだろう。2019年にはまだ多くの明治生まれの方々が頑張っている。頭文字「M」の重複もないだろう。私は「K」「N」「G」「R」に絞る。さらにこの中でも「K」か「R」だろう。「N」は「M」と発音が近い、「G」は濁音だ。選びにくい。だから「K」か「R」。◆さてここからやっと学者の発想を考えてみる。「明」「治」「大」「正」「昭」「和」「平」「成」・・・当然悪いイメージの文字はない。良いイメージの字でも例えば「空」「桜」「虹」などの具体的にイメージできる名詞は使われない。良いイメージの形容詞、形容動詞、そして動詞。・・・絞り込んだ◆「K」ならば「佳」「敬」「恵」「快」「開」「供」「建」、「R」だったら「隆」「立」「倫」「礼」「玲」あたりになる。「慶」や「麗」は画数が多く難しい。「共」は共産党のイメージがある。私はさらに五文字に絞り込んだ。それが「佳」「開」「建」「隆」「礼」だ。きっとこの五文字の内のどれかが新元号の上の字になるのだろう。◆みなさんも、こんな予想にトライしてみませんか? 予想をすると興味も増しますよ。「どうでもいいよ」じゃダメですよ。
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◎2017年01月11日 ---- ボス ◎
- おかしくないか? 「賭けマージャン問題 飯塚市長と副市長、辞任」とのみだし
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市長と副市長、彼らは、「賭けマージャンをしたから」、その問題の責任を取って辞任したのか? 違うだろう! 「通常の勤務時間である平日の昼間にマージャンしていたことが問題」なのだろう! なぜ、そのように報道しない? なぜ「賭けマージャン問題」との見出しになる? ◆日本の報道各社は事件の本質を問わず、ことさら「自分のアタマで考えることのできない読者や視聴者」に対して、彼らが興味を引きそうな言葉で吊る。◆ 賭けマージャンをしたら市長を辞めなければならないのだったら恐らくこの国の市長の半分は辞任しなければならないだろう。 「この報道の仕方は おかしい!」と思わない情けない読者ばかりのようだ。
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◎2017年01月11日 ---- ボス ◎
- 「縦社会」を学んだ中学生時代
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昭和45年、佐伯市立鶴谷中学校に入学すると私は野球部に入った。小学生時代に「ちゃん」付けで呼んでいた1学年上の「お友達」は、中学生になった途端に「さん」付けで呼ぶべき怖い「先輩」に変わっていた。1年生にとって3年生は雲の上の存在。キャプテンから話しかけられとても緊張したことを覚えている。3年生は皆、1年生には優しかった。怖いのが2年生。◆野球部に入った同級生は30人を超えていた。夏休み明けまでは満足にキャッチボールすらさせてもらえない。外野のさらに後方で「声出し」と「玉拾い」の毎日。同級生は一人減り、二人減りしていった。最もイヤなのが雨の日。教室内で2年生が1年生を指導する。指導といえば聞こえが良いが実際は「しごき」と呼ばれていた。2年生による理不尽な説教とイジメが続いた。そこで「しごき」が行われていることは教師も知っていたであろう。その「しごき」が理不尽なイジメであることも知っていただろう。だが、その「2年生が1年生を指導する場所」には教師も3年生も入ってくることはなかった。◆一年が経ち、我々は2年生になった。新1年生が入ってきた。小学生時代に私のことを「もとみちゃん」と呼んでいた連中だ。中学生になったのにピリッとしない。やんわりと「オレはもう『もとみちゃん』じゃなくて『キノシタさん』なんだよ」と教えてあげた。雨の日は1年生を「しごく」立場になった。生来、心根の優しかった私は、自分がされた理不尽な仕打ちを下級生にすることは好まなかった。だがそれでも数人にはビンタを張るくらいの「しごき」はした。◆相変わらず私たち2年生をいじめ続ける3年生は1年生にはとても優しかった。自分は1年生に優しく接しておいて、2年生の私に「おい、キノシタ、お前ちゃんと〇〇を教育してるのか? あいつの挨拶の仕方はなんだっ!」などと言い、私は殴られた。3年生は2年生をいじめ、2年生は1年生をいじめる。3年生は1年生を可愛がる。1年生は2年生が大嫌いで、1年生にとって3年生は大好きな優しい先輩たち。そんな構図が続いていた。◆おそらく今の鶴谷中学校ではあんな「しごき」はないのだろう。ひょっとすると東京の学校のように先輩のことも「クン」付けで呼んでいるのだろうか? 私が育ったころの、理不尽な「しごき」のある時代の方がが良かったとは言えない。言えないのだが、あのころ私は縦社会の構図を覚えたのだろうと思う。悪いことばかりではなかったようにも思える。◆ ◆追伸:: 2年生のある日、何が原因だったか覚えていないが私は部室で正座をさせられ3年生から説教されていた。説教の終わりにその3年生が「キノシタ、 ビンタ10発がいいか?グラウンド20周がいいか?」と聞いてきた。「はい、ビンタ10発お願いします」と私は即座に答えた。当時、ビンタが最も楽な「しごき」だった。
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◎2017年01月10日 ---- ボス ◎
- ひたむきな学生スポーツ
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この三連休に高校ラグビー、高校サッカー(男女)、高校バレー(男女)、大学ラグビーのそれぞれ決勝戦がテレビ中継された。学生たちの団体スポーツ、いずれも「One for all、all for one(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」の精神が徹底し、ひたむきに勝利に向かって努力する。優勝する一校を除き、すべてのチームは努力かなわず負けて終わる。負けて、泣いても皆美しい。「やれることはやった。自分の力は出し切った」そんな思いが彼らを美しくする。テレビ画面を見ながら「今の思いを大切に、社会人になっても頑張ってよ。」と声をかける。◆「One for all、・・・」の精神を知らない者は社会人として無様な人となる。
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◎2017年01月06日 ---- ボス ◎
- 感動! 女子高生の素晴らしい行為
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yahooニュースに素晴らしい記事が出ていた。そのまま転載する。
「埼玉県の鴻巣署は4日、県道に散乱していた古紙を一人で回収した行田市在住、県立鴻巣高校1年の湯本里咲さん(16)に感謝状を贈った。見て見ぬふりをして通り過ぎる自分を受け入れられず、後先のことを考えずに一心不乱に集めた行動は、周囲の心を揺り動かした。 自転車で通学している湯本さんは昨年12月21日夕方、鴻巣市屈巣の県道を通りがかった際、新聞紙や折り込みチラシが半径約3メートルにかけて大量に散乱しているのを目の当たりにした。一度はそのまま通り過ぎたものの、『何もしていない自分に辛くなった』と戻って来た。 当初は古紙を自転車の前かごに積んで自宅に持ち帰ろうとしたが、収まり切れない。約500メートル離れたコンビニエンスストアへ行き、ごみ袋を買って戻り、再び拾い集めた。現場は交通量の激しい通り。湯本さんは青信号になるたびにひたすら拾い続けた。 午後5時20分ごろ、同署に「女子高生が落とした荷物を一人で拾っている。かわいそうだから助けてほしい」と連絡が入った。署員が駆け付けると、すでにごみ袋3袋分、計10キロの古紙が回収されていた。持ち帰り方法を考えていた矢先に署員が到着。安心した湯本さんの目からは涙が流れた。 高校ではバスケ部に所属している湯本さん。学校周辺のごみ拾いなど美化活動をしてから朝の練習に取り組んでおり、「学校でもやっているので当たり前と思って拾いました」と振り返った。 市村知孝署長から感謝状を贈られ、湯本さんは『周りの事をもっと見られる一年にしたいです』とほほ笑んだ。」... 続きを読む
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◎2017年01月06日 ---- ボス ◎
◎2017年01月05日 ---- ボス ◎
- 節酒
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昨日は社内で新年会。昨年末以来の、たるんだ空気に「喝」を入れる厳しい訓示を垂れたあと、気分を変えて明るいいつもながらのパーティーとなった。やはり社員たちと飲む酒は旨い。楽しい。ビール、日本酒、焼酎、ワイン、注がれるままに私は調子に乗って飲み過ぎた。夕方3時頃にはタクシーで帰宅したようが記憶が定かでない。恥ずかしいのがゴルフ仲間にタクシーの中からLineを送信していること。今朝の出勤途中の電車の中でチェックしていて気付いた。「ええっ?! オレ、いつ、こんなメールを送信したの? 恥ずかしい!」◆元来、酒は強くない。強くないのに毎日飲んで、毎日が二日酔いに近い状況だ。◆決めた! 今年は「節酒」する。 少なくとも週に3日はビールだけにする。さらに週に1日はアルコールを一滴も飲まないことにしよう。「そんなの節酒と言えるか!」と聞こえてきそうだが、タバコと同じで急にやめると長続きしそうにない。まずはできそうな範囲でスタート。とりあえず今日はアルコールを抜くことにしよう。
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◎2017年01月04日 ---- ボス ◎
- 感動! 箱根の勇者たち。あっぱれ! 上武大学の森田主将
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あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 ◆元旦から箱根宮ノ下へ移動し、箱根駅伝を応援した。若者たちが、何の見返りを求めるわけでなく、ただ自分が納得するためにだけ必死に取り組む姿は美しい。学生野球や学生サッカーなどを観ても感動するが、この箱根駅伝が私たちに与える感動は圧倒的だ。目の前を駆け抜けて行く選手たちに「頑張れっ!」と声をかけながら、私は目頭が熱くなった。心から「頑張れっ!」と声援を送り続けた。◆宮ノ下は5区「山登り」、6区「山下り」のほぼ中間地点。二日の「山登り」、20人すべての選手が私の前を駆け抜けたあと、宿に戻り、芦ノ湖の往路ゴールまでをテレビで応援することにした。先ほど私の前を駆け抜けて行った勇者たちが疲労困憊して芦ノ湖のゴールに倒れ込む。「頑張ったなあ」「お疲れ様」・・・私は爺さんのように、テレビの中の勇者たちに向かってねぎらいの言葉をかけていた。ただでさえ感動的なシーン、そこでさらに私を驚かせたことがあった◆過酷な山登りを終えた往路最終ランナーたちは皆ゴールテープを切るとその場に倒れこむ。係員が毛布を持って駆け寄り、彼を支えながら休息できる場所へ移動する。驚いたのは上武大学の森田主将。16位でタスキを受けた森田選手は8人を抜いて8位でゴールテープを切った。その快走だけでも感動的なのだが、彼はゴールテープを切った後、毛布を持って駆けつけ自分を支えてくれようとする係員を自分の手で制し、今走って来た方を振り向くと、観客たちにむかって深々とお辞儀をした。二、三度最敬礼を繰り返して力尽き、最後は頭を下げたまま両手を膝に置き、動けなくなった。◆精も魂も尽き果てているのは誰の目にも明らかなのに、それでも皆に感謝の意を伝えようとする。すばらしい。◆上武大学、森田主将に爽やかな男らしい勇気を見せてもらった。森田イズムを引き継いでくれたなら、来年からは上武大学を少し大きな声で応援したい。
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