2017年01月の記事一覧
◎2017年01月30日 ---- ボス ◎
- 建前論・正論が出すぎじゃないの?
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1年くらい前だろうか、タレントのベッキーさんの不倫騒動が盛り上がっていたころ、ある雑誌で面白い記事を読んだ。「若い女性が3人以上集まると必ず『ベッキー、最低!』とベッキーの悪口になる。ところが本当に親しい二人で話すと『ベッキーかわいそう』と本音になる」というもの。大勢の前では自分の思った正直な気持ちを言えないムードがいつのまにかこの国に蔓延してきた。大勢の前では正論・建前論しか言えなくなっている。◆テレビ・マスコミでは「賭けマージャンくらい誰でもやってますよ。僕も先週やりました」などと発言は極めて難しい。そんな発言できる力があるのはビートたけし(北野武)さんくらいだろう。◆電通の過労死事件に関してマスコミは「電通っていう会社はとんでもないブラック企業だ」と言う。だが私の周りの経営者でそういうことを言う人は少ない。◆電通に入った人間は騙されて入ったのではないだろう。「この会社に入ったら厳しいですよ。ものすごい残業が待っていますよ。『鬼十則』というのがあるんですよ」・・・先輩たちの話からそれぐらいは当然理解していただろう。「それでも給料が高くやりがいがある」そう思って入社したのだろう。ところが中に「自分が予想していたよりもはるかに厳しかった」と思う人がいる。彼らが「過労だ!ブラックだ!」と叫ぶ。 ◆今回の事件、「私が学生ならそんな厳しい会社を決して就職先に選ばない」・・そういう学生が増えればそれでいいんじゃない? 会社に入った人間には「辞める」「逃げる」ということができる。小学校・中学校のイジメと同等に議論することではないだろう。◆電通に続いて三菱電機でも過労問題が浮上している。「職場環境・労働条件が悪ければ優秀な人材が集まらない」・・日本はすでにそういう社会になりつつある。 電通へのマスコミおよび司法の厳しい対応に関し、私は「少し行き過ぎてるんじゃないの?」と思っている。不夜城のようだった電通ビルは今、毎晩10時には真っ暗になると聞いた。 「角を矯めて牛を殺す」という言葉を思い出した。「反省しすぎるのもよくないよ」と思っている経営者は意外と多い。だが彼らはそれを口に出すことが難しくなってきている。そのことの方がよほど大きな問題だと、私は思っている。
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◎2017年01月27日 ---- ボス ◎
- トルとし君
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早くも一月が終わろうとしているが私はまだ毎日のように新年会に参加している。新年会のハシゴも何度かあった。中でも、大学や高校時代の仲間との新年会は全く緊張感もなく楽しい。先日、霞が関の居酒屋で大学時代の同窓新年会があった。私の向かいに I君、その隣にT君が座る。I君は某大手ゼネコンの部長、T君は中堅ゼネコンの専務、二人とも仕事の時は厳しい表情らしいが同窓会では40年前のまま。私の左隣、T君の向いの席に某公共会社の取締役になっている「としあき君」が座る。ここでは「としあき君」の名誉のため本名を書くことができない。◆「としあき君」のあだ名は「トルとし」。今は偉くなっているI君がとしあき君に話しかける。「トルとし、ところでオマエ・・・」 T君も続く「トルとしがあのとき・・・」 話が盛り上がってきたところで質問するのが私の役目。「あれ、なんで『としあき』が『トルとし』になったんだっけ? 最初のころは『とし』と呼んでたよな。」 としあき君が「ええっ!また、その話ですか?」と泣きそうな顔 ・・・・◆大学4年の前期試験最終日のこと。以前からI君、T君 それととしあき君は「学生時代に一度トルコに行きたいね」と話していた。トルコというのは今のソープランドのこと。試験が終わった解放感からI君とT君は「今日、行こうや」ということになった。「トシも誘わんとな」と言ってとしあき君の研究室や下宿に探しに行ったがとしあき君は見当たらなかった。携帯電話などない時代、九州大学土木工学科で級友を探すのは下宿・研究室・雀荘・パチンコ屋であった。結局、としあき君が見つからないのでI君とT君は二人でバスに乗って中州へ繰り出した。彼らにとって初めてのトルコであった。◆翌日、I君とT君は自慢気にとしあき君に話した。「トシ、お前を探したけど見つからんかったからオレたち二人でトルコに行ってきたぞ。すげえ良かった・・・」 それを聞いてとしあき君は激しく怒った。「三人で行くって言いよったやんか、なんでオレを誘わんで行くの?」 ・・・その、としあき君の怒りっぷりが面白く「トルコに行けなかったことを激しく起こったトシ」を略してその翌日から I君 T君はとしあき君を「トルとし」と呼ぶことになり、その呼び名が広まった。経緯を知らない同級生は「トルコが大好きなとしあき君」を略して「トルとし」だと今でも思っている。◆としあき君は私に対しては敬語で話す。「キノシタさん、オレだけトルコに行ってないんですよ。行ってないオレの呼び名がなんで『トルとし』なんですかねえ?」 優しいとしあき君は「トルとし」と呼ばれることをさほど嫌がってはいないようだ。
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◎2017年01月26日 ---- ボス ◎
- 体調不良
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昨年末から体調がすぐれない。頭痛がずっと続いている。最初は風邪だと思って葛根湯を飲んで寝ていたが一向に良くならない。咳も鼻水も出ない。風邪ではないようだ。体温は平熱、血圧も異常はない。◆最近は耳鳴りがするようになった。酒をやめても、睡眠を十分にとっても頭痛も耳鳴りも治らない。朝の寝起き、目を閉じたまま意識のみが覚醒し始めると同時に耳鳴り音が聞こえてくる。そっと起きだし洗面所で顔を洗おうと前屈みになると頭が痛む。そんな状態が続いている。先週はCTによる検査をしたが異常は見つからなかった。これまで二人の医師に相談したが、どちらも 「それほど心配することはないでしょう」ということだった。念のために今日、MRI検査をする。◆ストレスから来る症状か、男の更年期障害か、ただの一過性のものなのか? いずれにしてもほんのちょっと体調が悪いだけで仕事も遊びも「全力で楽しむ」ことが難しくなる。あらためて健康であることの有難みを感じている。・・・MRI検査の結果は来週の火曜日に出る。
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◎2017年01月25日 ---- ボス ◎
- 頑張れ、アパホテル!
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2年前だったか、幕張のアパホテルに泊まった。客室をはじめ設備は素晴らしく値段もリーズナブルであったがマナーの悪い中国人観光客の多いことにうんざりした。我が物顔で大声でしゃべり、どこでも平気で床に座る。食事のマナーも悪い。見苦しい。それ以降、私は出張でもアパホテルを避けるようになっていた。◆今、そのアパホテルが話題になっている。アパホテルの各客室には、南京大虐殺を否定する書籍が置いてあるという。目立たないところに置いてあり、よほどヒマな人でないと読むことはないであろうその本の存在が中国にとっては我慢ならないようだ。国を挙げてアパホテル攻撃が始まった。どうやら中国人観光客はアパホテルへの宿泊をやめるようだ。◆アパホテルの全宿泊者に占める中国人の割合は5%程度だという。(私が幕張に泊まったあの日、私の印象は半分以上が中国人観光客のように感じた。それほど彼らはうるさかった。) 中国人観光客が宿泊しなくなるアパホテルは静かで居心地の良いホテルに変貌するかもしれない。私はこれから出張時にはアパホテルに泊まることにしよう。私のような日本人ビジネスマンは意外と多いかもしれない。◆私は中国人の友人も多い。国際的に働く彼ら一人一人は皆、とても知的でマナーもいい。その彼らでさえ、来日する中国人旅行客の行状を嘆いている。アパホテルは「マナーの悪い中国人旅行客はお断り」との貼り紙をする代わりに妙な書籍を置いたのかもしれないな、などと考えてしまう。
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◎2017年01月25日 ---- ボス ◎
◎2017年01月23日 ---- ボス ◎
- 考える習慣
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年末から体調が悪く、ゴルフを控えている。熱は平熱だし血圧も正常だが、頭痛と耳鳴りに悩まされている。先週末は自宅でテレビと読書で過ごした。今、沢木耕太郎の新著『春に散る』を読んでいる。昨年夏まで朝日新聞に連載され評判の良かったもの。ボクシングで夢が叶わなかった初老の主人公たちが、人生の終盤に新たな夢を一人の若者に託すストーリー。私は主人公の広岡仁一を、若き日の高倉健をイメージしながら読み進んでいる。◆野球しか知らなかった広岡は肩を壊し野球が続けられなくなった。すさんだ生活を送っていた彼がボクシングと出会う。ジムの練習生に応募しようとするが、その募集要項には「頭脳明晰な者に限る」との但し書きがあった。学校の成績は芳しくはなかったが応募し、ジムの会長の面接を受けることになる。面接で会長が広岡に率直に聞く「君は頭がいいですか?」と。「分かりません」と答える広岡に対する会長の言葉がいい。◆「頭がいいか悪いかを判断するのは簡単なことです。ポイントはその人に考える習慣があるかどうかです。逆に言えば、考える習慣を持っている人を頭のいい人と言うんです」・・・まさに、そうだ! 「考える習慣」が大切なのだ。◆会長が練習生の条件に、頭がいい人としたことが理解できる。 「考える習慣がある」人は伸びしろが大きい。◆私はこのブログを「考える習慣」を維持するためにも書いている。部下たちには毎日のように「言われたことをやるだけじゃなく、自分のアタマで考えろ!」と言っている。◆人から「考えろ!」と言われなければ考えないということは「考える習慣がない」ということ。大変失礼だが、回りを見ると「考える習慣」を持たない人が圧倒的に多いようだ。
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◎2017年01月19日 ---- ボス ◎
- 天下り問題
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文部科学省が国家公務員法に違反し、同省前局長の早稲田大学への「天下り」をあっせんした疑いが指摘されている問題で、前川喜平事務次官の辞任が19日、固まった。(以上Yahooニュースから) ◆文科省のトップが「天下り問題」で辞任する。私個人的には「天下り=違法=悪」とは思っていない。私個人は思っていないのだが、マスコミをはじめ世間の多くは「天下り=違法=悪」と思っているようだ。前川氏もそう思っているから辞任するのだろう。さて、じゃあ前川氏、これからどうするのだろう? 普通に考えると、「天下り問題」の責任を取って辞任するからには、自分が天下るわけにはいかないだろう。 どうなるのだろう? まさか「終わった人」にはなるまい。 ◆失礼とは思いながら1年後の前川氏はどうしているのか予想してみる。これまた失礼だが私の予想はこうだ。 「『これは天下りではない』と主張できるようなポストに実際は天下っている。」・・・・さて、どうだろう。マスコミはここで終わらず、1年後、2年後の前川氏のポストを追いかけてみて欲しい。芸能人や政治家の「ゲス不倫」を追いかけるよりよほど簡単だし、まともな国民の多くが関心ある問題であると思う。
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◎2017年01月18日 ---- ボス ◎
- イチローの言葉
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正月に観たテレビ。イチローが子供たちに向かって話していた。「君たちのコーチなどがときどき、こんなことを言っているそうですね。『イチロー選手は人の2倍も3倍も練習してるんだ、君たちも上手になりたかったら仲間の2倍も3倍も練習しなければならない。人の2倍、3倍練習したらイチローのようになれる』・・そんな話をしているとよく聞きます」 そこまで言うとイチローは一呼吸おいた。そして少し大きめの声でそれを強く否定し始めた。「嘘です。考えてもみてください。人の2倍も3倍も練習なんてできないでしょ」と。・・・「なるほどな、できるわけないよな」私は思った。イチローの話は続く。「人の2倍、3倍じゃないんだな。努力を人と比較しても意味ないよ。僕はね、練習をするときにまず『自分の限界』を探すんです。そしてその『自分の限界』を少しでも超えるところまで頑張ってきました。毎日が『自分の限界』との闘いですよ。」そういうことを言った。◆『自分の限界』を見つけ、その『自分の限界』と思っていたところを超えるだけの練習をする。イチローが言うから重みがある。大したものだ。◆私は自分の学生時代を振り返った。当時の私は「オレはまじめに頑張れば優秀なんだ。いま成績が悪いのはまじめにやってないからだ」などと自分に言い訳し、逃げていた。結局 『自分の限界』など見つけることもなく、平凡以下の努力しかせず、浪人し、さらに留年までしてしまった。「これではダメだ」と自分で気づくまで、残念なことに私の周りには厳しく叱ってくれる人がいなかった。
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◎2017年01月17日 ---- ボス ◎
- 負けず嫌い
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10年くらい前の話。その時、私は社会人としての師匠であり恩人である川嶋信義さん(故人=元前田建設工業副社長)と二人、クルマで宮崎の国道10号線を走っていた。なんの話題からそんなことになったのか覚えてないがちょうど信号停止しているときに助手席の川嶋さんが言った。「なんで負けても悔しがらないんだろうなあ?」・・誰か情けない部下のことを言ったのだと思う。「男は負けず嫌いじゃないとダメだよな」と私に同意を求めてきた。私は車を発進させながら「ええ、そうでしょうね。負けず嫌いじゃないとね」と彼の言葉を軽く肯定し、さらに「オレ個人はそれほど負けず嫌いじゃないんですけど、それでも負けても全く平気そうなヤツ見てると『それでいいの?』なんて感じますね」と答えた。川嶋さんは軽く吹き出し明るい声で「ばーか、、オマエほど負けず嫌いのヤツはめったにいないよ」と言った。 こちらを向いた川嶋さんは笑顔だった。◆私は人様から「キノシタは負けず嫌いだ」と指摘されたのはこのときが初めてだった。正直、そのころまでは自分が負けず嫌いの性格だとは意識していなかった。いや、気付いてはいた。自分が負けず嫌いであるということは気付いていたがそれを隠そうとしていたのだ。◆子供の頃から負けず嫌いのヤツはいる。負けず嫌いのヤツらはだいたいデキが悪かった。負けると腹を立てる。みっともない。そんなみっともない負けず嫌いを多く見たので、私は負けず嫌いの性格を隠そうとしていた。負ければ腹が立つけれど、腹が立っていることを誰にも悟られないようにしてきた。だから「キノシタくんは負けず嫌いだね」と言われたことは、それまでなかった。だが川嶋さんは見抜いていた。「オマエほど負けず嫌いのヤツはめったにいないよ」・・川嶋さんに初めて褒められた気がした。◆今年の正月、箱根で過ごした。温泉の隣にサウナ室があった。中に入るとオジサンが6人入っていた。「この6人よりは先に出るわけにはいかないな」・・負けず嫌いの私は誰にも気付かれぬよう、そんなくだらぬ勝負を挑んでいた。「オレって負けず嫌いなんだな」・・くだらぬことを思い、川嶋さんの笑顔の指摘を思い出していた。
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◎2017年01月13日 ---- ボス ◎