2012年02月の記事一覧
◎2012年02月10日 ---- ボス ◎
- 海底トンネル事故の原因
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岡山・倉敷で海底トンネル事故が起きた。シールド工法と呼ばれる、モグラのように掘り進んでいく工法での事故であった。みな慎重で軽々と原因を口にしないが私には恐らく・・と思う事故原因がある。実は私はもともとは土木技術者。シールド工事の経験もある。解説しよう。
事故後の海底調査で掘削面の上に大きな陥没が見られることが報告された。このことから恐らく事故原因は土砂の取り込みすぎ。シールドマシン先端の切羽で土砂を切削しそれを取り込んで後方から排出していくのがこのモグラ工法。切羽から土砂を取り込んでも取り込んでもマシンが前に進まないことがある。本来なら取り込んだ土砂の量に比例してマシンは前に進むはず。前進しないのは前進方向でない土砂を取り込んでいるから。つまり前進上方の土砂。恐らく今回の事故の第一原因はここにある。「おかしいぞ。これだけ土砂を取り込んでいるのにマシンは殆ど前に進んでいない。」と冷静に気付くシステムになっていなかったのではなかろうか・・。或いは気付いた時には遅かったのか。マスコミはこの取り込みすぎの懸念を報道しない。これを報道すればだれかが責任を負わなければならなくなる。
もちろん技術者としてはそのような原因ではなく、想定外のなんらかの要因によるものであって欲しい。しかし、それならば「土砂の取り込み過ぎは無かった」との発表があってしかるべきなのだが・・?。... 続きを読む
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◎2012年02月09日 ---- サイトからのお知らせ ◎
- 雪
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お疲れ様です。最近、日本海側の雪がすごいですよね。東京も昨晩ちらほら雪が降っていましたが(舞っていた?)、帰宅してテレビをつけると、雪による不幸なニュースが本当に多くて、とても悲しくなります。まだ小学生にもならない子供たちが雪にのまれて命を落としたり、雪かきによる事故。一面の白い雪に喜び、楽しく遊んでいた小さい頃を思い出しつつ、雪は幸せばかりを運ぶものじゃないんだなって、今更だけど思いました。私が小さい頃はもっと明るく温かみのあるニュースが多かったような気がします。これも温暖化による異常気象の一部なのかしら・・・。
今エアロでも東北でヘリポートの建設や監理にあたっている人がいて、もちろん出張で全国各地を駆け回っている人もいて・・・本当に事故のないことを願うばかりです。みなさん事故のないよう&風邪ひかないよう、気をつけて・・・。... 続きを読む
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◎2012年02月08日 ---- シリ男 ◎
◎2012年02月07日 ---- 天吾 ◎
- インフレターゲット
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国会では不毛な議論が続いています。昨日、野田総理は野党自民党の議員の質問に対して「デフレ下での景気回復はありえない」と明言しました。正解です。経済を知っていれば当然です。一方、過去の2回の消費税率アップ、竹下総理のときと橋本総理のときの経験から数パーセントの消費税増税は景気に決してプラスにならないことも皆、知っています。しかしまた税収は増やさなければ財政破たんが迫っていることも事実です。
①デフレ下の景気回復はない。②消費税の数パーセントアップは景気にマイナス。③税収を伸ばさなければ財政破たん・・・・これらを解決するには経営者の知恵を借りるしかないのです。答えは簡単です。ボスと私が以前から主張し続けている『消費税率の段階的アップ』しかないのです。 半年に0.5%ずつ消費税率を上げるのです。インフレターゲットと同じ効果が出ます。
国会中継を見ていますと「消費税率を5%から10%に上げることの是非」ばかりが議論されています。アタマの悪い、経済をしらない政治家ばかりです。私は最近、民主主義よりも「賢いリーダーによる独裁政治」の方が国民は幸せなのじゃないか、などとも考えてしまうようになりました。寂しいことですね。... 続きを読む
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◎2012年02月06日 ---- ボス ◎
- 写実画の限界
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一昨年秋、千葉市郊外に「ホキ美術館」という素晴らしい美術館がオープンした。展示しているのは写実画。日本を代表する画家たちの傑作が揃っている。展示している絵も素晴らしいが美術館自体、その建物が負けずに素晴らしい。設計は「日本設計(株)」ということだが日本人がこれほどのデザインの空間と建物を作ることができるようになったことに感動。とにかく素晴らしい。
私はこの1年間に3回訪問した。いつも感動。ただ・・・。
人物画を中心とした写実画。写真と見紛うばかり。凄い技巧。・・・ただ・・・。「この絵が好き!!この絵が欲しい!」と言うものが少ない。数百枚は展示している「ホキ美術館」の写実画の中で私が「この絵が欲しい!」と思うのは1点のみ。写真では絶対に撮ることができない1点。
たまたま昨夜のテレビで知ったのだが、現在の写実画はどうも精緻な技巧を競うところになっているようで、「いかに写真と同じに描くか」が最も重要なようだ。これでは心に響かない。技巧には感動するが魂に響いてこない。
「ホキ美術館」は私の最も好きな美術館の一つであることは今後も変わらないし、そこに展示されている写実画にも魅了されてはいるが、ある意味写実画の限界を感じることもある。写実画といっても、写真を撮りそれと全く同じものを描く技巧を競うものになってしまっては感動はなくなる。人物画であればモデルをデッサンするところから始まって欲しいし、風景ならカンバスを持って自然の中で描いて欲しいものだ。... 続きを読む
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◎2012年02月01日 ---- ボス ◎
- タイミング
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昨年末のこと、会社の近所のイタリア料理店を借りきってパーティーを開いた。親しい知人や顧客も来てくださった。ホストである我が社のスタッフたちも笑顔で楽しく接客した。残念ながらイタリア料理店の対応はややお粗末で、飲み物が行き渡らなかったり、料理が足りなかったりと不満を感じるところもあった。私には我慢できないほどには感じなかった。ところがパーティー終了後、支払いの段階で当社の担当スタッフと店の会計担当がもめている。あとで、もめていた理由を聞いた。
「請求が30万3000円だったのです。予算以内ではあるのですがあんなに不手際が多かったので文句を言ってたのです。最終的に3000円を値引いてもらって30万円ちょうどになりました。もうこの店には二度と来ません」・・・なるほど、と思った。その店の会計担当者のミス。わが社の人間ならばこちらから先に手を打つ。「お会計は30万3000円ですが当方の至らないところもありました。少ないですが3000円値引きさせていただいて30万円ちょうどでお願いできませんでしょうか?」と言うであろう。そうすれば双方気持ちよく、今後も付き合いが続く。同じ3000円の値引きでも客を失う値引きと客を確保する値引きがある。
請求金額が30万2千円... 続きを読む
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