2025年10月31日 ---- ボス

おきざりにした悲しみは

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昨日この欄で紹介した『おきざりにした悲しみは』(原田宗典)に次のような文がある◆「情熱。それは今の自分に一番足りないものだ。情熱さえあれば、何だってできる。情熱さえあれば、どこへでも行ける。そうは思うのだが、今の自分の胸の中はうつろで、何も燃やすものがない。」◆このように嘆く主人公は65歳。「もうオレはオジサンではなくオジイサンなのだ」とも嘆く。68歳の私は頷きながら読んでいた。少し寂しい。

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2025年10月30日 ---- ボス

『おきざりにした悲しみは』

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「キノシタさん原田宗典の『おきざりにした悲しみは』はきっと大好きだと思います。是非、読んでみてください」と九州に住む先輩からlineで勧められたのは今年の初めだった。すぐに本屋へ行ったが置いてなかった。有楽町、広尾、目黒、銀座と大きな本屋を回ったが置いてなかった。◆この週末、秋田の秘湯、泥湯温泉へ向かった。秋田新幹線で大曲まで。そこから在来線で湯沢へ。湯沢駅からは乗り合いタクシーだ。宿へ向かう乗り合いタクシーが迎えに来るまでに約1時間ほどあった。だが湯沢は住宅地に熊が出没し若い男性が襲われて亡くなる事件があったばかり。私が行った前日に熊は捕まったのだが、その事件のせいなのか駅前もひっそりとして歩いている人は少ない。◆私は初めての街を歩くのが好きだ。熊が気にはなったが「♫知ーらない街を歩いてみたーい、どーこか遠くへ行ーきたーい・・」と口ずさみながら一人湯沢の街を散歩。するとこの町には不釣り合いなくらい大きな書店があった。入ってみた。なんと東京の書店には置いてなかった『おきざりにした悲しみは』(原田宗典)があった。もちろんすぐに購入した。◆今度は吉田拓郎の名曲『おきざりにした悲しみは』を小さな声で歌いながら湯沢の駅へ戻った。「♫生き-て-ゆくのは ああ みっともないさー あいつが死んだときも おいらは飲んだくれてたー」◆テレビも映らない山奥の温泉旅館で読了した。

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2025年10月28日 ---- ボス

『アラート』

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若い頃に比べると随分と減ったがそれでも私が読書と音楽鑑賞にかけている時間は平均的な68歳の数倍になるだろう。読書に関しては私の回りには「読書が趣味」という人がいなくなった。(故郷に住む同級生S君と銀座のバーのYママだけになった)◆私は「本屋大賞」や「直木賞」あるいは「ミステリー大賞」の候補作などを中心に読んでいる。最近は単行本は二千円ほどになった。若い人には厳しい金額かもしれないと思い自分が読んだ本の中でもおススメのものを中心に社内の本棚に並べているが誰もそれを読もうとしない。「社長が置いてくれていた『〇〇』読みました。面白かったですね」なんて会話を楽しみたいのだがそれができない。残念だ。◆そんなことを思っていたら今日の昼休みT君が私の部屋へ来て「『国宝』読みました。すごい面白かったです。映画はこれから観ます」と報告に来てくれた。少し小説の話をした。嬉しくなった◆話は変わるがちょうど昨夜『アラート』(真山仁)を読み終えた。面白かった。最近読んだ本の中では際立っている。おススメです。

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2025年10月24日 ---- ボス

食事の時は食事を楽しめ

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ほぼ毎日、夕飯は外食である。接待したりされたり。私は、食事の時間は難しい話をせずに楽しく過ごしたい。懐石料理やフレンチのコースでは皿が変わるごとに料理の説明がある。その説明も聞かずに熱心に仕事のアピールを続ける野暮な連中も多い。「そんなんなら安い居酒屋へ行けよ」と言いたくなる。◆私の知る範囲では食事のマナーが最も悪いのが政治家。続いて若いいわゆるエリートサラリーマン。「食事の席では政治の話をするな!」と私は部下に指導しているが仕事がら政治家は政治の話しかできない。ま、しょうがない。それにしても料理の説明くらいは聞けよ、と言いたくなることが多い。そして多くの政治家は食事のマナーがダメ。おそらく誰も注意しないからなのだろう。◆若いエリートサラリーマンもダメ。自分がいかに熱心に仕事を成し遂げたのかをアピールしたがる。「オマエの手柄話なんて聞きたくないよ」と言いたくなる。◆昨日も銀座の高級焼き鳥屋で大手新聞社の社員と思しきエリート風の若者(と言っても40歳代)3人が偉そうに大きな声で政治の話をしていた。「そんな話は小声でしろ!」と言いたかったが言えなかった。

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2025年12月22日 ボスの
スケジュール
  • 午前事業部連絡会
  • 午後接客(来客多数)
  • 夕方銀座『ペントハウス』で会食
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