◎2025年12月17日 ---- ボス ◎
- 悲しいクリスマス
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小学校3年生の「悲しいクリスマス」の思い出を毎年この欄に書いてきた。12月になり街に流れるクリスマスソングを聴くとあの時のことを思い出し涙があふれてくる。今年も何度か銀座の街を歩きながらハンカチで涙を拭いた。◆小学校2年生のクリスマスの頃は「サンタさんって本当にいるのかな?」と不思議に思っていた。楽しいクリスマスだった。そのクリスマスの1週間後、一家4人で乗っていたタクシーが事故を起こし父が即死。木下家は突然貧しくなった。◆小学校3年生のクリスマスの前々日、私がなんとなく「クリスマスだな」と口にしたら母が厳しく冷たい声で「お父さんが居なくなったからサンタさんは来ませんよ」と言った。「やっぱりサンタさんは父ちゃんだったんだ」と現実を知った。悲しかった。◆マンガ「塞翁が空」の「最後に読むプロローグ」にまとめました。まだ読んでいない方、興味ある方は遠慮なく「マンガ『塞翁が空』郵送希望」とご連絡ください。
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