2022年04月18日 ---- ボス

遊び心

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「社長!社長が大切にされてる六つのワードありましたよね?なんでしたっけ?」と総務部会の中でIクンが聞いてきた。◆そう、私には自分の生き方や会社の経営方針を決めるに当たって大切にしてきた六つの単語があった。Iクンに質問されて嬉しくなった。「まずは『道徳』と『義理』だよね」と始めた。私は常に「義理と道徳」を意識するようにしている。ここまでは良かった。「それから『美』『粋』『道草精神』・・・」と答えて詰まってしまった。あと一つ重要ワードが出てこない。数秒かかった。「それから『遊び心』だよ。『義理』『道徳』『美』『粋』『道草精神』『遊び心』の6つですね」私は自分に言い聞かせるように確認した。◆自分の生き方の中心に据えていた六つの単語。その中の一つがすぐに出てこなかった。歳のせいなのかな?いや、いろいろと事件や問題があり最近は「遊び心」を無くしていたかもしれないな。◆『遊ぶ』と『遊び心を持つ』とは意味合いが全く違う。私は最近「遊ぶ」ことはしていたが「遊び心」を忘れていたのかもしれない。◆言葉遊びの余談になるが「『貧乏であること』は全く恥じることではないが『貧乏くさい』のは恥じるべきこと」ということも思い出した。◆『遊び心』のない大人、『貧乏くさい』大人、どちらとも私は大嫌い。

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2022年04月13日 ---- ボス

経営者のタイプと年齢

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30歳前にしてサラリーマンを辞めた。以来35年間、ずっと経営に関わってきた。そのため若いころから多くの経営者に接してきた。「大企業の、創業家出身の経営者」「大企業の、社員から上り詰めた経営者」「中小企業の創業経営者」「中小企業の、創業家出身の二世三世の経営者」「中小企業の、社員から上り詰めた経営者」など。つまり「大企業or中小企業」か、「創業者or創業家承継者or雇われ社長」で分類でき、それぞれタイプが違う◆私が最も付き合いやすく、人間的な魅力もあり、かつ道徳的な考え方も近いのは「大企業の、社員から上り詰めた社長さん」。彼らは一様に頭がよく道徳的でもある。多くの職員の中から上り詰めるため苦労も努力も人一倍経験している。大企業は株主を含めた多くの目でチェックされるので「変な人」はトップになれないし「変になった」ら即交代となる。一方、中小企業は一度トップに立つと自ら「下りる」と言わない限りいつまでも社長であり続けることができる。中小企業に「変な経営者」が多いのはそのヘンに理由があるのだろう◆私が若いころから多くの「中小企業経営者」と接してきて感じていたのは「中小企業の社長って63歳くらいが限界みたいだな。その辺で、ジャッジする能力が衰えてくるのかな?」ということ。そして私はすでにその63歳を越え、もうすぐ(6月には)65歳になる。そろそろ、しりぞくことを真剣に考えなければならない年齢になった。

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2022年04月12日 ---- ボス

食料不足 ⇒ 原発再稼働を真剣に考えるとき

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このままプーチンが失脚しなければどうなるのか。ウクライナ戦争がどういう形で停戦を迎えようがプーチンがロシアの権力者で居座り続ける間は、西側諸国はロシアへ厳しい経済制裁を続けなければならない。ロシアは中国に助けを求めるだろうし、停戦になれば中国もロシアを助けることは間違いない。世界は「中国・ロシア」対「その他の国々」に分かれる。そうなるとどうなるか。ロシアはこれまで以上に貧しい国になることも間違いないだろう。新しいクルマが街を走らなくなるしコカ・コーラは飲めなくなるし、iPhoneやゲームソフトは手に入らなくなるだろう。ただロシアは燃料(エネルギー)と食物(小麦を中心とした炭水化物や海産物、楽農産物)は豊富だ。どんなに貧しい国になっても飢え死にすることはない。◆一方、我が国はどうだ。中国・ロシアと経済的な距離を置くと途端に小麦が不足する。パンが無くても米を食えばいい、と言っても米を炊く電機が不足してくる。中国とロシアが手を組めば世界中を兵糧攻めできるのだ。◆我が国は周りを海に囲まれていて海産物は豊富だから魚を食ってしのごうと思っても石油が無ければ漁船は動かない。エネルギーと食料の重要性が今頃分かってきた。◆もちろん「だからロシアへの制裁は緩やかにしよう」などと言いたいわけじゃない。「電気も食料も無駄を減らし、食料自給率をあげるようにこころがけるしかありませんね」と言いたいし、暫定的に「原発再稼働」を急ぐ必要があると思う。「原発反対」を言い続けていると我が国内で内戦が起きかねない、と心配している。

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2022年04月11日 ---- ボス

今年の本屋大賞

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毎年、四月の「本屋大賞」の発表前に、どの本が今年の本屋大賞に選出されるかを予想していた。発表の日が楽しみだった。私が予想が当たったことは一度もない。私が推す本は2位になることが多かった。ところが今年は盛り上がらなかった。◆ウクライナ戦争で毎晩2時間テレビの報道番組を観ており読書する時間が減ったこともあるが、それ以上に「私の興味を引く小説」が減ったことが原因だろう。毎年、「本屋大賞」発表前にノミネート作品10作のうち最低でも6冊は読んでいたが今年は3作品を購入して読んだのは2冊のみ。どちらもそこそこ面白かったが「大賞」に選出されることはないだろう、と思った。今年の大賞受賞作『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)は気になっていたがウクライナ戦争の間に読んでも面白くないだろうと思っていた。◆私の読書熱が下がっているだけならばまだいいが、どうも日本の小説の面白さが無くなっているような感じがして、はっきり言うと日本の作家の能力が地盤沈下しているような感じがしている。「読んでみたい!」「面白かった! 感動した!」と言える現代小説に出会わなくなった。◆ここまで書いて、この一年間で最も面白かった本は『ミス・サンシャイン』(吉田修一)だったことを思い出した。なぜか『ミス・サンシャイン』は本屋大賞にノミネートすらされていない。

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2025年09月09日 ボスの
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  • 午前机回り整理
  • 午後金融機関訪問
  • 夕方池袋某所で会食
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