◎2022年06月02日 ---- ボス ◎
- イーロン・マスクさんより早い決断
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テスラの創業者で世界最高の資産家でもあるイーロン・マスク氏がテスラ社の社員に向けて「リモート勤務は今後容認しない」と伝えたそうだ。「オフィスが主たる働き場所であるべき」と主張しているという。◆マスクさん、やっと今頃ですか?うちの会社は「緊急事態宣言」が明けたら同時に「基本的にリモート勤務禁止」にしましたよ。リモート勤務には確かにメリットもあるのでしょうがデメリットの方が多いと私は判断したのですよ。◆電車の中で若い人たちが「明日はリモート勤務だ!ラッキー」とか「ちぇっ、リモートは今日まで、明日は出社しなけりゃならないな」などと話しているのを聞いて不愉快になっていた。リモート勤務は病気まん延予防のために「やむなく」する措置であり、決して社員の『権利』にしてはならない。少なくとも、(十分なデータもそろっていない)今の時点では「権利」にしてはならない、と私は思っている。
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◎2022年06月01日 ---- ボス ◎
- 相撲に勝って勝負に負ける
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「『相撲に勝って勝負に負ける』って言葉があるがこれじゃあ『設計に勝って勝負に負ける』ことになるぞ!」昨日、久しぶりに大喝一声した。◆その設計には深い意図がある。何度も説明したじゃないか!あなたは「よく理解しました」と言ったじゃないか!◆設計者の意図を発注者や審査員に分かりやすくかみ砕いて伝えるのがあなたの仕事だろう!情熱がないのなら辞めてしまえ!私たちははあなたと心中したくない。あなたみたいな無能なヤツとは二度と一緒に仕事をしない。◆久しぶりに頭にきた。情熱の無い責任者に腹が立った。
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◎2022年05月31日 ---- ボス ◎
- なりたかった職業
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作家になりたいな、と思っていたことがあった。三島由紀夫を読んで諦めた。こんな文章、僕には書けない。まったくかなわない。◆作曲家になりたいな、と思ったこともあった。「青春の光と影」(ジュディ・コリンズ)を初めて聴いたとき諦めた。こんな旋律は絶対僕には思い浮かばない。◆プロ野球選手になりたいなどと思ったことは一度もない。長嶋茂雄は僕が子供のころからスターだった。ヒーローだった。あんなプレーが僕にできるわけがない◆画家やデザイナーに憧れたこともあった。大学生時代、パウル・クレエと出逢って諦めた。僕にはこんな独創的な発想はない。こんなバランス感覚は持ってない。◆それ以前に、プロレスラーになたら結構強いかな、と思っていたころもあった。中学で同級生の岡部勝博クンと出逢って諦めた。この人にはかなわない。◆結局、流されるままに生きてきた。それでも、悪くない人生だった。
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◎2022年05月28日 ---- ボス ◎
- 飛行船
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誰もいない土曜日、一人出社して雑作業をしていた。一息ついて窓から東京タワーを眺めると飛行船が飛んでいた。東京上空に浮かぶ飛行船を見るのは久しぶり。◆高所恐怖症の私だが飛行船には一度乗ってみたい気もする。怖いかな。同じ高さを飛ぶのなら移動速度が速いほうが怖くない。飛行機よりヘリの方が怖い。へりがゆっくりと飛ぶと怖い。空中停止(ホバリング)などされると私はおしっこをもらしそうになる。とにかく怖い。飛行船もゆっくりと移動するから怖そうだ。それでもあの優雅な船には乗ってみたいな。◆森ビルの森稔前社長はお孫さんなどとよく飛行船に乗っていた。稔社長は東京上空をヘリや飛行船で移動する時代が来ることを確信し、それを少しでも早く実現しようと努力されていた。当時の石原東京都知事も同じ志を持ち熱心に東京の空の開放に向けて尽力くださった。今の東京は、森稔さんと石原慎太郎さんを失い元気がなくなった。◆10年以上前、六本木ヒルズの屋上で当時の森稔社長が私に聞いてきた。「このビルの屋上に飛行船を停めることはできないのか?」私が「無理ですね」と答えたら森社長はむっとした顔をして「なぜできないんだ?柱を一本建てて、それに繋げばいいじゃないか」と言い出した。私は技術的な問題ではなく法律の問題なのだと説明をしたが森稔社長は最後まで納得してくれなかった。私はそんな熱い思いを持った森稔社長を尊敬していた。◆石原都知事と森稔社長。お付きの部下は大変だっただろうが、信念を持った強いリーダーと共に働けた時代は良かった。飛行船を見て二人を思い出した。
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