2014年05月の記事一覧
◎2014年05月16日 ---- ボス ◎
- いつまで経ってもJALはダメJAL
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10年くらい前まではJALもANAも均等に利用していた。私がJALを棄てANAを中心に出張の旅程を組むようになったのは羽田空港でのサービスの差が原因だった。◆当時、私はインターネットで事前に予約をして当日羽田空港の自動販売機でチケットを購入していた。自動販売機は最初に「便名は?」と聞いてきた。便名は覚えていない。「分からない」をタッチするとANAは「目的地は?」と聞いてきてそれに応えると候補便の出発時刻が出てくる仕組みであった。私は目的地と出発時刻は当然控えていたので問題なかった。それに対し「便名は?」の質問に「分からない」と答えるとJALの販売機は「お近くのサービスカウンターへ行ってください」と出るだけ。全く親切心がない。販売機の近くにいるCA(当時はスチュワーデス)に聞くと丁寧に便名を調べて教えてくれるのだが販売機は無愛想だった。◆販売機でチケットを購入すると領収書が出てくる。ANAの領収書は薄い紙で小さく、折り畳んでサイフにしまうことができた。一方JALの領収書は厚い紙で大きく、胸ポケットの手帳にすらしまうことができなかった。◆JALに乗るたびに不満がつのった。私はJALのホームページにあった「お客様の声をお聞かせください」という欄にその不満を書いた。1週間経って担当の部長から私へメールが届いた。「いつもJALをご利用くださりありがとうございます」と始まるそのメールには「ご指摘ありがとうございます」とあり「ご指摘のご不満が解消されますよう努力いたします」と書いていた。そして「ただ、簡単な作業ではありませんので対応にはお時間がかかりますことをご理解ください」と最後に書き加えてあった。それから1年経ってもその状況は改善されなかった。私はJALを利用することが殆どなくなった。◆当時、親しかった航空関係者にその話をしたら彼はこう言った。「キノシタさん、JALは役所なんだよ。客の方は見ていないの。職員は上司しか見てなく、幹部は役所しか見ていない。役所は政治家の方しか見ていないの。だから文句はJALに言っても何にもならないよ。キノシタさんと同じクレームが政治家から入ったら1週間で直るんだけどね」と。「JALで客へのサービスを思っているのは高給取りのスチュワーデスだけなの」ということだった。◆その後、徐々にJALは凋落し、潰れ、再生した。一度潰れたのだから少しはマシになったのかと思ったが相変わらずダメJALのようだ。先日、インターネットでチケットを購入しようとしたが予約はできたが購入ができない。何度挑戦しても予約から先へ行かない。しようがなく先ほど電話で問い合わせた。オペレータが案内してくれてやっと購入にたどり着いた。電話で操作方法を聞かねばならないホームページなんていらない。株主優待券の使いにくさも酷い。◆これではJALがもう一度潰れる日も近いのでは。JALを甘やかせてきた役所も悪い。
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◎2014年05月14日 ---- ボス ◎
- 忙しいような
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今年は出張が多い。2月末にロスアンジェルスへ行き、4月にはヒューストン、そして今月末からローマへの出張が予定されている。ここからがさらにハード。ローマから帰国した翌日は福岡へ一泊出張。帰京して3泊したらグアムへ社員旅行。◆今週も、今日これから北海道へ2泊出張。金曜帰京したら土日とゴルフが入っている。日曜はゴルフのあと秋田へ飛ぶことになっている。◆出張ばかりだがこれでも当社ヘリポート部の山本課長や永田課長に比べれは半分以下のようだ。◆実は今日これから向かう北海道。その山本課長、永田課長と私の3人で2泊を共に行動する。彼らとゆっくり話す機会もある。当社をこれだけ忙しくしてくれた功労者のこの二人からどんな話を聞くことができるか、あるいはなにか不満はないか、楽しみな出張にこれから出かける。
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◎2014年05月13日 ---- ボス ◎
- 言ってはならない言葉
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15年ほど前の些細な事件をきっかけに、当社と三井物産エアロスペース㈱の間には妙な「わだかまり」ができていた。15年間の歳月が徐々に「わだかまり」を消してくれた。年齢がかさみ私も穏やかになった。素直に過去の非礼を詫びることができるようになった。◆ 昨日、夕方から三井物産エアロスペース㈱の方々を招いてヘリポートに関す る講習会のようなものを我が社で開催した。参加された皆様はとても若く、意欲あふれる好青年(女性も含む)ばかりであった。若い彼らは「わだかまり」があったことすら知らなかった。講習会のあと新橋の名門焼肉店「徳寿」でささやかながら楽しい宴会を持った。心から満足した。新たな、若い友人が大勢できたようで嬉しかった。◆宴会が終わったのち、余韻を楽しもうと思い一人、銀座の行きつけのバー「曜」へ顔を出した。カウンターの向こうの曜子ママと臨ちゃんが歓迎してくれるだけでなく、顔なじみのお客様たちも「おお、キノシタさん!」と笑顔で迎えてくれた。楽しい気分が倍増した。◆そもそも仕事で知り合うよりも酒の席で知り合ったり、ご近所付き合いで知り合ったり、あるいは学生時代の友人の方がビジネスは時にうまく行く。ビジネスは相手の人柄を見て決まるものだから。そう思っている。◆楽しいその勢いのままタクシーに乗って帰宅した。私は機嫌が良かった。調子に乗り、娘や家人にペラペラとくだらぬ話をしていたようだ。すると楽しそうな私に向かって娘が言った。「どうしてそんなに酔っぱらってるの?」 家人も同じような言葉を吐いた。「どうしてそんなに酔っているの?」◆一気に酔いが覚めた。父親が楽しそうに酔っぱらって帰宅したら「あら、なにか良いことがあったのかしら?」と振るのが良識ある魅力的な家人だろう。酔っぱらいに向かって「どうしてそんなに酔っぱらっているの?」などと聞くデリカシーのない嫁と娘。私はどう対応すれば良いのか分からない。家人と娘の前では不機嫌な態度でいる方が自然なようだ。
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◎2014年05月09日 ---- ボス ◎
- 中畑清監督
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プロ野球横浜DeNAの中畑清監督、あまり好きではなかった。年齢(60歳)にふさわしくない「お調子者」で人は良さそうだがいかにもアタマが悪そう。マスコミに注目されることを好むためメディアへの登場機会は多いが知的な采配はお見受けしなかった。野村克也氏のような徹底した野球理論もなく凡庸な感覚のみで采配しているように私には映っていた。とにかく軽い。中学校のクラブ活動の監督並み、と言ったら叱られるか。TBSが社を上げて応援するがそれでもセリーグでダントツの最下位をのこのこと走っている。だが私の中畑監督を見る目が一転した。◆4番打者ブランコの故障により1軍昇格し13試合で10打点の活躍を見せていた中村紀洋を「チームの和を乱す」として2軍に落とした。さらに翌日「反省が見えない」と当面は2軍の試合にも出場させないことを明言したという。◆最下位を走るチームの指揮官としてはとにかく目先の勝利が欲しいもの。「あの野郎、生意気な!」と思いつつも我慢して中村を使い続けるものと思っていた。プロ野球とはそういうものだと思っていた。だが中畑監督は「チームの和」を優先させた。◆野球もサッカーもバレーもそして会社経営も、トップの方針によって強くもなり弱くもなることを私は知っている。目先の利益にばかり目を奪われていてはダメだ。中畑DeNA、今年は応援してみよう。
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◎2014年05月02日 ---- ボス ◎
- 大リーグ観戦
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ヒューストンではビジネスの合間に、米国住友商事副社長O氏のアテンドで大リーグ観戦を楽しむことができた。私はこれまで40回程度渡米しているが大リーグ観戦は初めての経験。ヒューストンの弱小球団アストロズとオークランドアスレチックの試合。建築に興味ある者、デザインに興味ある者にとって、とても魅力的なミニッツ・メイド・パークでの観戦は楽しさが倍増した。だがその楽しさ以上にもっと感動したことがあった。◆練習風景や試合前のイベントを楽しんだ後、私はビールとホットドッグを購入しようと長い列の後ろに並んだ。グラウンドではまだ試合前のイベントが続いていた。やっとあと一人で私の番というときに米国国歌の前奏が聞こえてきた。するとホットドッグ売り場のオジサンは「ストップ」と腕と目で表現し、その腕を自分の胸に当てた。気付くと行列のみんなが胸に手をあて国歌を歌っている。雑談を続ける者も歩いている者もいない。敵も味方もない、みなアメリカを愛すと確認しているように私には映った。◆日本では「君が代」を歌うことに抵抗する教師も多い。プロ野球の試合前に君が代が流れることも少ないようだ。政治的な、あるいは思想的な背景はともかく、国民の多くが強制されずに一つの象徴の元に団結できることが強い国力に繋がるのだろうと強く感じた。
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◎2014年05月01日 ---- ボス ◎
- ウォシュレット
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ヒューストンに来ている。とても天気が良い。爽やか。最高気温は30度を超える。真夏の感じ。◆海外出張でいつも困るのがウォシュレットが無いこと。米国では高級ホテルでもウォシュレットはついていない。今回の出張は米国住友商事を訪問するものであるが、同行する複数のメンバー間で事前にウォシュレットをテーマとするメールが飛び交った。◆「携帯用ウォシュレットがパナソニックから出ている。あれを買っていく」と私が言うと「既にあれを試してみた。ダメだった。お尻の回りをピチャピチャ濡らす程度。水圧がないからオレには刺激が足りない。ウォシュレットの最も大きな魅力はあの水圧による刺激だ」と米国住友商事の偉いOさん。一旦、その辺で話は終了していた。◆出発前1週間、私と同じ便で渡米予定のGさんからのメール。「園芸用の水遣り器でペットボトルを装着して使うものがあります。これ、きっとウォシュレット代わりになりますよ。手押しポンプの要領で気圧を高め、水鉄砲のようにトリガーを引くと水は4mも飛ぶとのことです」と。我々は色めきたった。「それだ!」◆パナソニックの携帯ウォシュレットは1万円を優に超えるのに、この園芸用水遣り器は1つ680円。私は迷わず2つオーダーした。一つは住友商事Oさんへのお土産だ。◆敢えて出国前には試さなかった。ヒューストンに着いた。園芸用水遣り器を試してみた。すごい!確かに4m程度、水が飛ぶ。満足できる水圧だ。しかし・・・。どんな体勢を取ってもペットボトルが邪魔になり(カラダ後方下部の)目的地を的確に攻略することができない。◆素っ裸になり、奇妙な体勢で、不必要にあちこちに水を飛ばしている。こんな姿、誰にも見せるわけに行かない。
(ipad不調のため帰国後掲載)
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