◎2023年11月17日 ---- ボス ◎
- 学園ドラマ、青春ドラマ と今の私
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私が大学生の頃までテレビでは「学園青春ドラマ」の人気が高かった。◆少しヤンチャで勉強は苦手だが心優しい「高校生たち」。彼らを応援する「熱血先生」。生徒たちのアイドルのキレイな「お姉さん先生」。高校生たちにとっては意地悪な頭の固い「教頭先生」。そして優しい物わかりの良い「校長先生」。以上が主要な登場人物。◆この図式は簡単にわが社にも置き換えられていた。私は長い間、一人で「熱血先生」と「教頭先生」の両方を演じてきた。(もちろん最初の頃は「ヤンチャな高校生」も演じていた)。30年近く演じているとさすがに疲れた。誰か「熱血先生」になってくれ。いやそれよりも「教頭先生」をやってくれ。なかなか私の願いは叶わなかった。私は早く「優しい物わかりの良い『校長先生』」になりたかった。ずっと、ずっと、そう願っていた。◆気付くと66歳になっていた。「経営者として真っ当な判断ができる限界年齢が近づいてきたな」と感じている。面白いことに、今の私は「熱血教師」でも「いじわる教頭」でもなく「物わかりの良い優しい校長」を演じていることが多くなっていた。私も、我が社も、成長したんだなと感じている。
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◎2023年11月16日 ---- ボス ◎
- 男と女 話していいこと悪いこと
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「男は・・」「女は・・」などと軽々と話しにくい時代になって来た。「オマエは男なんだから・・」「あなたは女性なんだから・・・」などと言って注意でもしようもんならどこからお叱りを受けることになるか分からない。「男は・・」「女は・・」と言いにくい時代になってきたが、それでも「男世界には男の世界のルールやマナーがある」と私は信じている。同様に女性にも女性世界のルールやマナーがあるだろう。◆我が社には出張が多い部署がある。年間100泊を越える出張をこなしている者もいる。出張はいろいろと不便もあるが、楽しみも作ることができる。◆出張先で「風俗営業」の店に行く者もいる。男同士の話で「ススキノの〇〇ちゃんは・・」とか「中洲の△△は・・」と話しているのをハタで聞くのも楽しい。出張先のデリヘルで一夜の?(1時間の?)恋を楽しむ者がいてもかまわない。彼らは出張の責任の重さを、ひとときの風俗で発散させるのだ。どうして私が「ダメ」などと言えよう。大いに出張を楽しんで、仕事の時は熱心に集中してくれればいい◆ダメなのは、この男同士の出張の楽しい「秘め事」を女性の前でしゃべるヤツ。こういうのを「男の風上にも置けないヤツ」という。「〇〇さんは仙台でオッパブに行ってましたよ」とか「△△クンは名古屋に行くと必ずピンサロ行ってますよ」なんてことを女性の前で話して笑い話にする。男としては最低。部下からも上司からも慕われない。◆男の世界でだけ通じる(女性の前では口にしてはならない)「男の世界の話」は意外と多い。
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◎2023年11月14日 ---- ボス ◎
- プロ野球 三冠王の価値
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王貞治は2年連続で三冠王になった。落合博満はなんと3回も三冠王になった。その他、野村克也、ブーマー、バースなどが三冠王に輝いた。1986年、バースが2回目の三冠王になってから久しく三冠王は出なかったが18年後の2004年、松中信彦が久しぶりに三冠王になった。◆野村・王・落合・ブーマー・バースに比べて松中の記憶が薄い。「大打者」「強打者」として松中の印象が小さいのはなぜだろう?「私があまりプロ野球に感心を持たなくなっていたから」「仕事と家庭でプロ野球どころではなくなっていたから」「(松中の所属する)ダイエーがマイナー球団だったから」など複数の要因が重なる。だが、しかし・・◆実は松中が三冠王になった2004年、海の向こうではイチローがマリナーズで3割7分も打っていた。「もしイチローがオリックスに残っていたら松中の三冠王は無かったね」というのが大方の見方。◆海の向こうの日本人の活躍は嬉しいが、国内のタイトルの輝きはそれとともに鈍くなっているのも事実。
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◎2023年11月13日 ---- ボス ◎
- 人間ドックと神頼み
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この1年で随分多くの友人知人が亡くなった。その中の三人とは亡くなる直前までメールなどで繋がっていた。◆高校の後輩T君は「頑張ります。必ず明るく復帰します」とのLINEが最後の一つ前。最後のLINEは「一平が世界選手権出場!」というものだった。我々の後輩の水泳選手、渡辺一平クンの活躍を喜ぶものだった。そのLINEに対する私の返信は「既読」にならなかった。◆大学の同級生G君はときどき電話がかかって来ていた。最後の電話では「必ず元気になって新橋(私の会社)に遊びに行くけんね」と言っていた。その後はメールの往復が続いた。3か月後「医者に『いつ死んでもおかしくない』と言われました」と悲しむメールが届いた。彼は怒っていた。その10日後、帰らぬ人になった◆ゴルフ仲間のSさんは足首が腫れていた。「痛風」で病院に通っていた。「足が痛い」と言いながら、足を引きずりながら、それでも毎週ゴルフを楽しんでいた。なかなか治らない。血液検査をしたら異常が見つかった。緊急入院となった。その後、入退院を繰り返す。退院したときにはゴルフ場にやってくる。体力がどんどん落ちているのが分かる。最後のLINEには「一緒にプレーできなくてすみません」とあった。◆今週、私は人間ドックに入る。年に一度、この時期に身体を徹底的に検査する。昨年の検査時と違って今年はなんだか落ち着かない。「悪い病気が見つかるんじゃないだろうか?」不安がよぎる。私は生まれつきのネガティブシンキンガーだ。◆「どうぞ、深刻な病気ではありませんように」今朝も愛宕神社にお願いしてきた。毎朝、先祖に線香をあげ、神棚に向かって柏手を打つ。この歳になると「人間ドックと神頼み」しかない。
◆... 続きを読む
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