2022年01月06日 ---- ボス

バイオリンの音

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「バイオリンっちゃ弦を弓でこすって音を出すじゃあ。なんかキーキー言うようでお母さんはあんまり好きやないなあ。それよりもギターのほうがよっぽどいいわ。弾いて音を出すけえな。一番いいのはやっぱりピアノやねえ。ピアノが一番キレイな音やし落ち着くなあ」そんなことを母はよく言っていた。私は相手にしなかった。「そんなもんかいね」と答えただけだった。私が高校生のころ、NHKで交響楽団の演奏を聴きながらの会話である。◆あれから数十年が経ち、気付くと私は、母が「あんまり好きやないなあ」と言っていた「弦をこすって音を出す」楽器の音色が最も好きになっていた。バイオリンはもちろんビオラやチェロなども好き。世界的な二胡奏者のウェイウェイウーさんに頼んで私がプロデュースするCDを作ったこともある。◆毎年正月にあるテレビ番組「芸能人格付けチェック」を楽しく観る。今年は弦楽六重奏の聴き比べ。「総額65億円のストラディバリ」と「総額500万円の普通の楽器」を聴き比べる。YOSHIKIさん以外の回答者は全員はずした。私も外した。分からない。敢えて言うなら「総額65億円のストラディバリ」のほうが、母が言っていた「弦をこすって音をだすじゃあ。なんかキーキー言うようでお母さんはあんまり好きやないなあ」という言葉が理解できる感じだった◆まだまだ私は「好き」なだけで「良い音を聞き分ける」ほどの力はないようだ。ま、それも楽しい。◆余談だが私が愛するカントリーミュージックの一種に「ブルーグラス」というジャンルがある。ブルーグラスには「フィドロ」と呼ばれる安いバイオリンが加わることが多い。ストラディバリなどは絶対に使用されない。私はこのフィドロの音色が大好きである。

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2022年01月05日 ---- ボス

日の出の時刻

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「日の出」の時刻が一年で最も遅いのが今頃だ。◆冬至が最も遅い「日の出」の日だと思っている人が多いようだ。冬至は「昼の時間」すなわち「『日の出』から『日の入り』までの時間」が最も短い日を差す。「日の入り」は12月の上旬が最も早く「日の出」は1月の上旬が最も遅い。◆ちなみに今日の東京の「日の出」時刻は06:51。しばらくはこの06:51が続き、06:52になるのは14日とのこと。15日からは少しずつ加速度がついて「昼の時間」が長くなる。

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2022年01月04日 ---- ボス

禍福はあざなえる縄のごとし

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年末にこの欄で「情けない」と題して失敗談を語った。欲しい本があったので新橋の本屋に行ったがなかった。銀座の本屋まで歩いたが「上下2巻」のうち下巻しか置いてなかった。自宅近くの本屋へ行ってやっと無事に「上下2巻」が手に入った。ところが読み始めたら「あれっ、これ読んだことある」という、との失敗談。おまけに、その本を購入するときにレジ横に「ミシュランガイド」が平積みされていて、私は一緒に購入した。ミシュランガイドはなんと3500円もした。私は既に読んだことがある本2冊とミシュランガイドを5000円以上で購入したのだった。そのことを反省していた。◆実は、その本を購入した広尾の本屋では「5000円以上」の購入者に対して「広尾商店街 歳末大売出し抽選券」を配っていた。読んだことある本2冊と3500円のミシュランガイドを購入したので応募券を1枚もらった。普段はそのままゴミ箱へ行くものだが、なぜか私はその応募券に住所と電話番号と名前を書き、応募箱へ投じた。そしてすぐにそのことを忘れた。12月23日の出来事だった。◆その23日にやった情けない失敗談を「情けない」と題して29日にこの欄に書いた。書いた翌日、12月30日。ゴルフをしているとスマホが鳴った。なんと広尾の商店街のクーポン(1万円分)が当たったとの知らせだった。もし「新橋か銀座の店であの本が手に入っていれば抽選などなかった」「もし、あの時ミシュランガイドの値段を確認して『3500円は高いな』と思えば購入していなかった」幾つかの運の悪さが重なった結果、思わぬ僥倖が待っていた。面白い。◆「禍福はあざなえる縄のごとし」とはよく言ったものだ。今年は良い年になりそうだ。

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2022年01月01日 ---- ボス

発信方法

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昨年の元日は東京医科歯科大学の病室で一人寂しく、そして心細く迎えた。大晦日から、コロナで入院したのだった。その数日前から発症し自宅療養が続いていたので、年賀状は出さなかった。コロナ入院を口実に年賀状を書かないと決めたら、それだけで少し楽になった。◆「これを機に、もう年賀状を出すのはやめよう」と思った。それから11か月が過ぎ、昨年末「あなた、今年からは年賀状は出さないのですね?」との家人の声。その声に「うっ、ちょっと待って」と躊躇しながら答える自分がいた。情けない。◆それまでの枚数を大幅に削減して、厳選した数名にだけ今年も賀状を送った。「年に一度のご挨拶」が欠かせない人だ。(いつも会っている人には送らないことにした)◆「年に一度の挨拶が欠かせない人」のほとんどが高齢者だ。もうおそらく会うこともないであろう人が多いのかな? 「お元気にされているのだろうか?」と気になるが、わざわざ電話するのもはばかられる。「この小さな字が読めるだろうか?」などと心配もする。そうやってお世話になった方々を思い出すことが小さな幸せでもある。ありがとうございました◆彼らが、インスタやフェイスブックなどをやっていてくれたら状況が確認出来て年賀状も送りやすいのだけど、そんな高齢者は少ない。そして私もやらない。やり方を知らない。◆インスタやFacebookって(あるいはlineも)、10年後の年賀状事情を大きく変えることになるだろう。私もそろそろ挑戦してみようか。

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2025年09月09日 ボスの
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  • 午前机回り整理
  • 午後金融機関訪問
  • 夕方池袋某所で会食
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