2016年11月28日 ---- ボス

リタイアの準備

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高校、大学の同級生たちから「異動のご挨拶」とのメールが数多く届くようになった。異動といってもその殆どが、いわゆる第一線から退くもの。関連会社や子会社への出向や転職、役人の場合は財団法人への天下り。彼らと会うと、寂しいような悲しいような、それでいて重たい荷物をやっと下したというほっとしたような、なんとも複雑な表情をしている。「第二の社会人生活に入った」と言えば聞こえがいいが実際には「余生」に入ったようだ、と本音を言えば彼らに対して失礼だろうか?◆私も来年6月に還暦を迎える。まだまだ元気で若いつもりで頑張っているが、悲しいかな体力・気力の衰えを感じることが多くなったのも事実だ。宮仕えの身ではないので出向や異動はない。社長を辞めるときは「会社員生活の臨終のとき」である。そろそろ綺麗な臨終に向けて準備を始めなくてはならない。いや実はその準備は数年前から徐々に始めてはいた。だが思ったように進まない。先輩経営者に相談すると「神様が『まだまだトップで頑張れ!』って言ってるんだよ」などと無責任な励ましをいただいた。◆5年後は64歳、なんとか想像はつく。だが10年後のわが社がどうなっているのか、予想できない。そろそろ10年後、15年後のわが社の像を少し鮮明にしなければならない時期になった。真面目にリタイアの準備を始めよう。


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2025年10月20日 ボスの
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