‘ボス’ の記事一覧
◎2019年12月06日 ---- ボス ◎
- 「だから なんなの?」 「それで なんなの?」
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営業のため出張する社員が多い。「勉強のため」などと言って講演会や学会に参加する者も多い。お客様や同業者と楽しく会話をすればそれで「仕事をした」と思っているようだ。困ったものだ。◆そこで「営業で客先を訪問したり講演会に出席したらレポートを出せ」と指示をした。やっと最近、各人がレポートを出すようになった。このレポートの程度が低すぎる。「いつ、どこで、誰と、何を話したか」は書いてある。それだけ。「考察」がないのだ。◆「だから なんなの?」「それで なんなの?」「次に どうするの?」「あなたは どう感じたの?」「なんで 〇〇を提案しないの?」 矢継ぎ早に問うても「はぁー?」と答えるだけ。これでは御用聞きにもならない。◆徹底した社員教育が必要だ。
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◎2019年12月05日 ---- ボス ◎
- 初冬の枝に色あり
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毎朝、愛宕神社に神頼みをする。愛宕名物86段の「出世の石段」通称「男坂」を上り、手水を使い、お賽銭100円を納め、もろもろを祈願する。私の他に人がいるようだったらごく短く、誰もいないときには多くを願う。通称「女坂」を下りる。「男坂」は「出世の段」なので上るのはいいが下るのは寂しい。◆愛宕神社の前の通りがそのまま「愛宕通り」だ。春、ここの桜は見事だ。私は桜吹雪に酔いながら通勤できる幸せを感じる。さてその桜、初冬の今はというとこれがまたキレイ。落葉の前、黄色くなった葉が美しい。私は黄色いトンネルをくぐりながら我が国を「観光立国」として発展させるための方策などを考えている。... 続きを読む
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◎2019年12月05日 ---- ボス ◎
- 楽に死にたい
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死ぬのは怖い。とても怖いが、それでも若いころに比べればいくらか怖くなくなった。死に方が問題。眠っているときにふうっーと死ねるのなら今夜死んでもいい。やり残したことはまだまだあるが、人としてまあまあのことは仕上げたと思っている。要は「楽に死にたい」ということ。◆「あと半年の命です」などと告げられると怖い。小心者の私は間違いなく半年間悩み苦しむ。身辺整理をする猶予期間をいただけることはありがたい、などと言う者もいるが私はきっと動揺してなにもできないまま半年を過ごすだろう。怖すぎる。◆かと言って事故死もイヤ。父親を目の前で、交通事故で失った身として同じ死に方はしたくない。認知症や半身不随などの長患いは最も避けたい。認知症や半身不随で頑張っている方やそのご家族には大変失礼な言い方になって申し訳ないが、私は認知症や半身不随で長患いして長生きするよりも今夜眠るように死ぬ方がはるかに幸せな人生だと思う。自分の葬儀の席で「キノシタさんは、晩年は〇〇でご苦労されましたが・・」と言われる人生が私にとっては最悪のシナリオ。楽に死にたい。◆先月、女優の木内みどりさんが69歳で急逝した。前日まで元気。広島で行われた「懇親会で楽しく語り合った後、歩いてホテルに戻った。その数時間後、部屋で亡くなっているのが見つかる」(週刊新潮より)・・・若過ぎる死ではあるがこの記事を読んで「私もこんな死に方をしたい」と思った。... 続きを読む
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◎2019年12月04日 ---- ボス ◎
- 秋の枝に色あり
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「春の枝に花あり。夏の枝に葉あり。秋の枝に果あり」と言う。そして「冬の枝に慰みあり」と続く。私個人的には「秋の枝」には「色彩(いろ)あり」というのもいいな、と思っている。◆師走になり新虎通り(別名マッカーサー通り)の街路樹も葉を落とし始めた。「イロハモミジ」や「トウカエデ」はまだ赤や黄色に輝いている。愛宕神社に毎朝「神頼み」をしたあと私は「色ある枝」や「慰みある枝」を眺めながら新橋の会社へ向かう。◆虎ノ門方面に向かうアタマの悪そうな若者と何度もぶつかりそうになる。彼らは決まってスマホを見ながら歩いている。朝の出勤途中に小さな画面を見ながら歩く奴ら、出世することはないだろう。
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◎2019年12月03日 ---- ボス ◎
- 人の話を聞け!
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同窓会で「一人1分で近況報告を」ということがある。最近、面白くない報告は「孫ができました」というヤツ。「どうでもいいよ、そんなこと」と心の中で思いながらも一応「オメデトウ!」などと声をかける。そんなとき「オレは二重人格だな」などと思う。報告でもっとイヤなのが長々としゃべるヤツ。「一人1分」っていうのだからせめて2分以内にまとめろ!と言いたくなる。面白くもないことを4分も5分もしゃべるヤツがいる。決まって仕事のできないヤツだ。そしてもっともっと嫌なのが人の話を聞かないヤツ。自分の順まではおとなしくしていて、自分がしゃべったあとは人の話も聞かずに隣の人に話しかけてるヤツがいる。嫌い。人が話しているときは人の話を聞け!と言いたい。◆先日、ある立食パーティーに参加した。新理事長が挨拶をしている。「この会が創設されまして早20年になります。その間・・・・」私は新理事長がどんな話をするのか興味を持って聞いていた。私の後ろで私に話しかけてくるヤツがいた。「新理事長が挨拶しているんだ、オレに話しかけてくんな! 黙って話を聞け!」と言いたかった。相手が年下だったり、或いはうちの部下だったら口に人差し指を立てて「今は聞きましょう」合図を送るところだが、今回は相手が悪かった。私に話しかけてくるのは旧理事長なのだ。さすがの私も旧理事長に向かって「新理事長が話していますよ。聞きましょうよ」とは言えなかった。しゃべり続けるうるさい旧理事長に向かって笑顔で(それでも黙って)相槌を打ちながら、新理事長の発言に耳を傾けていた。◆5年前、ある会社のパーティーで全く同じようなことがあった。壇上で新社長が挨拶しているのに、よりによって旧社長が私のところにやってきて「やあキノシタさん、お久しぶり。お元気そうですね。あの件は順調に進んでいますか?」などと聞いて来る。質問されると答えないわけにはいかない。笑顔で黙って頷けば済むことではなかった。辛かった。◆パーティーのとき、壇上でどなたかが話していたらみんな静かに話を聞きましょう。... 続きを読む
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◎2019年11月28日 ---- ボス ◎
- 認知症の始まり
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いま羽田空港内のANAのラウンジでこの文章を書いている。高松への一泊出張。昨日、チケットを自分で予約した。行きの便はまだ空席が多かったが明日の帰りが金曜日ということで満席だった。安いチケットがない。「往復チケット」は購入できなかった。苦戦したがなんとか10:05高松発の羽田行きのチケットを購入した。◆今朝は一度会社に出たあと、山手線とモノレールで羽田空港まで来た。お土産を購入し、保安検査場を通過、予定通りANAラウンジで一服。出発まで約30分、ラウンジでコーヒーを飲んで搭乗口へ向かうのがいつものパターン。コーヒーを飲みながら「搭乗口は何番かな?」とチケットを確認した。搭乗口は46番だった。チケットを眺めていて大変なことに気が付いた。出発は10:05と思っていたのだが違った。10:05は帰りの便だった。私のチケットに書いてある出発時刻はなんと12:05。◆いま09:55。さて2時間以上をどうやって過ごそうか。情けない。認知症の始まりかもしれない。... 続きを読む
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◎2019年11月27日 ---- ボス ◎
- ドクターヘリ パイロット2人制度
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日本のドクターヘリや防災ヘリはスイスの航空救助隊「REGA」をお手本として創設された。そのREGAから欧州航空医療学会理事でもあるベッカー氏を招いて、講演会があった。◆「ベッカーさんへ何か質問はありませんか?」と司会者が会場に聞いた。「我が国では一昨年、昨年と不幸な、防災ヘリコプターの事故が発生し、それぞれ9名がその事故で亡くなりました。それを受けて総務省では防災ヘリの操縦士を2人体制にすることにしました。防災ヘリのパイロットを2人にすることで事故は減るのでしょうか?」と誰かが質問した。ベッカーさんはすぐに、はっきりと答えた。「パイロット2人体制で事故が減るとは思えません。もし2人にして事故が減るのだったらいっそ3人にすればいいじゃないですか。医者が手術に失敗したら手術は2人の医師でやることに変えるのでしょうか?一緒に飛行するパイロットを2人にすることよりも教育や訓練、或いは勤務体制の見直しなど、冷静に対処すべき問題があるはずです。コパイ席(副操縦士席)に座る者は操縦士とは別のそれなりの役割がありますよね。何事もオーバーリアクションはダメです」◆会場の殆ど全員が納得した。会場の殆ど全員が「なにも知らない総務省のお役人が取った、単純な『操縦士2人体制』って困ったもんだなあ。なんとかならねえかなあ」という顔をしていた。◆私は「そうですよね。まずは教育と訓練の充実ですよね」とベッカーさんに心の中で語りかけた。
例年はシンポジウムを開催いたしておりますが、今回はステファン・ベッカー氏)とネイル・ジェファーズ氏(ロンドン・ヘリコプター救急首席機長)を招聘し、講演会を開催することといたしました。 皆様ご案内のように、我が国ドクターヘリは... 続きを読む
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◎2019年11月18日 ---- ボス ◎
- また心優しき殺人者が・・
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脳梗塞を患って足が不自由な主人(70歳)とその父(93歳)母(95歳)の3人が妻(71歳)に殺された。妻は後追い自殺を試みたが死にきれなかったようだ◆私はこの「人殺し」となってしまった妻が可哀そうでしかたない。妻は2年前から3人の介護を一人でしていたようだ。どれだけ大変なことだったろう。主人が脳梗塞では明るい未来も全くなかったのだろう。◆この苦しさを乗り越えたら向こうに「楽」が見えるなら人は頑張る。一人死んでも介護は終わらない。2人死んでもまだ終わらない。その頃には自分もさらに老いる。明るい未来はまったく見えない。この苦しみから逃れる手段として・・・選んでしまった。可愛そう。◆高齢者介護の仕組みをもっとまじめに取り組まなくてはならない。そろそろまともに「安楽死」の制度を検討すべき時期に来ていると私は思う。これ以上「心優しき殺人者」を生んではならない。... 続きを読む
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◎2019年11月18日 ---- ボス ◎
- イートイン脱税
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週末のゴルフ、帰路で渋滞にはまるのを避けるため早朝スタートを予約している。午前5時前に自宅を出てゴルフ場には6時に着くようにしている。途中、セブンイレブンに立ち寄る。昨日は「おにぎり1個」「週刊新潮」「炭酸水」「堅焼きせんべい」「ガム」「ユンケル」「黒酢ドリンク」そして「コーヒーRサイズ」を頼んだ。支払い時に「おにぎりはイートインで食べます」と正直に申告した。アルバイトの女性はびっくりしたような顔をして「は、はい。ありがとうございます」と言う。◆マシンでコーヒーを淹れながら「黒酢ドリンク」を立ち飲みした。イートインコーナーの手前なのでこれは申告しないでも良いのだろう、と勝手に決めた。イートインに移動し、「おにぎり」を食べながら「新潮」の将棋コーナーを少し読んだ。コーヒーを少し飲んだが全部ではないのでこれも良いのだろう。店を出てコーヒーを飲み切りゴミ箱に捨てた◆くだらぬ「軽減税率」のおかげで私はいつも迷っている。「これくらいいいだろう」という気持ちには後ろめたさが付きまとう。イートインに入る前にどれをイートインで食べるかをきっちりと意識する人なんていないだろう。◆我が国の役人なのか政治家なのか知らないが、随分とバカなことを考えたものだ。... 続きを読む
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◎2019年11月15日 ---- ボス ◎
- 「桜を見る会」問題
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実に小さな、どうでもいいような問題で国会が騒がしい。騒いでいる議員に向かって「あんたちアホかいな?」と言いたいのは私だけではないだろう。もっと真剣に議論するべきことはないのでしょうか?◆「会社全体で『昼休みは消灯する』って決まりなのに総務部だけは昼休みも電気付けっぱなしですよー。これって社長が総務部出身でお友達が総務部に多いからじゃないの?」と言っているようなもの。会社の規模にもよるのかもしれないが「昼休みの消灯」なんてどうでもいいこと。総務部長が「分かった、悪かった、今後は気を付ける」と言えば終わること。「そんなことに対してネチネチ言って追求するヒマがあるなら、どうやって売り上げを伸ばすかを考えろ!」と社長は言いたいところだろう。◆国も同じ。教育改革や少子化対策、オリンピック問題や国土の強靭化、さらには憲法改正問題など問題は山積している。桜見で少々ズルがあっても国会が騒ぐほどの問題じゃない。国会議員さん、もっと国民のためになることを一所懸命にやってください!... 続きを読む
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