‘ボス’ の記事一覧

2022年02月15日 ---- ボス

中国リスク

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先週の「Newsweek」誌で国際政治学者イアン・ブレマーが「2022年最大の世界的リスク」として「中国ゼロコロナ政策」を挙げていた。私なりの解釈は以下の通り◆世界のほとんどの国ではこの2年間コロナの猛威にさらされ耐えてきた。「withコロナ」政策の元、多くの感染者を出し、国民の8割程度がワクチンを2回以上接種した。発症していない感染者も相当数いるだろう。つまりは十分にコロナに汚されてしまい、今やっとそこから立ち直れる光が見えてきたところである。一方、かの中国はどうか。「zeroコロナ」政策で人権無視の強烈なロックダウンによりこれまでほとんど感染者がいない。14億の民が全く汚れていないのだ。そして中国製ワクチンはほとんど効果がないという。◆地球上で中国14億人だけが全く汚れてなく、その他の60億人は汚れてしまった。一瞬、汚れていない中国の勝ちに見えるが実はそうではないというのだ。コロナウィルスは決してなくならない。汚れない中国はこれからもずっと汚れないように頑張り続けなければならない。あの人権無視のロックダウンにいつまでも耐え続けなければならない。そんなことができるだろうか。そんなことはいつまでも続けられない。そこに大きな中国のリスクがある。◆イアン・ブレマー氏の鋭い「読み」に感心した。

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2022年02月14日 ---- ボス

ブラとパンツ

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学生の頃、悪い先輩から「キノシタ、女の人の半分以上は風呂に入るときブラより先にパンツを脱ぐんやて」との話を聞いて異常に興奮したことを覚えている。「そんなヤツおらんやろ。ブラが先やろ」と反論したがその先輩は「銭湯をやっている友人から聞いた話やから間違いなか」と言う◆それ以降、女子の友人と話をするとき「こん人はブラが先やろうか、やっぱりパンツが先やろうな」などと想像していた。私も若かった。私も可愛かった。◆それから何年か経ったころ、気付くと私もシャツよりも先にパンツを脱ぐことがあた。脱ぐ順序、着る順序はいつのまにか変わっていくもののようだ◆先週末、サウナに行った。コロナの蔓延防止措置のせいか客は少なかった。サウナで十分に整ったあとマッサージを受け充実した時間を過ごした後、更衣室に戻りガウンを脱ぎ帰り支度を始めた。その途中、ふと横にある大きな鏡をみた。そこには黒い靴下を履き、半そでの白いシャツを着て、大きな白いマスクをしているオジサン(私)が映っていた。そのオジサンは手にパンツを持っていた。自分のぶざまな格好に吹き出してしまった。

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2022年02月10日 ---- ボス

ワクチンの効果

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これまでコロナのワクチンを2回以上接種した人は国民の80%。一度も接種していない人の4倍いるということ。一方、これまでにオミクロン株に感染した人の中で、ワクチンを打っていた人は打っていない人の1.4倍と発表された。◆ワクチンを(打った人):(打ってない人)=4:1。(打った人で感染した人):(打たずに感染した人)=1.4:1。◆この数字をどう読むか。「40人が感染するところが、ワクチンを打っていたため14人の感染で済んだ。ワクチンの効果は大きい」と言える。また「国民の80%がワクチン打っているのに感染者の58%はそのワクチン接種者だ。効果は小さい」とも言えるのかもしれない。算数は難しい◆私個人的には「ワクチン効果は非常に大きい」と思っている。3回目のワクチンを早く打ちたい。
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2022年02月09日 ---- ボス

あっぱれ! 羽生結弦くん

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北京オリンピックフィギュアスケートのショートプログラム。優勝候補の羽生結弦選手は運悪く、他の選手が氷表面に傷つけた「窪み」にシューズのエッジが引っかかってしまいジャンプできなかった。◆並の選手であればその運の悪さを嘆き、悔やむところだが羽生選手は笑顔だった。「こんなこともありますね。フリーでは最高のパフォーマンスをお見せしたいです」と松岡修造さんに話していた。「悔しいです」「残念です」「運が悪かったです」なんて表情は全く見せない、前向きで気持ちのいいインタビューだった◆あっぱれ! 羽生結弦くん。メダルはどうでもいいからフリーでは最高の演技を見せて欲しい。
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2022年02月08日 ---- ボス

恐るべき中国の工学技術

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人権問題などでやや盛り上がりに欠ける北京冬季オリンピックだが、その開会式のセレモニーには恐らく世界中の人々が圧倒されたであろう。プロジェクションマッピングの技術、ドローン制御技術、さらにはそれらを融合させたデザインの美しさ、どれをとっても恐らく群を抜いての世界一のものばかり。◆意地悪い言い方になってしまうが、私はこの北京オリンピックが東京オリンピックの前でなくて良かったなあ、と思ってしまった。この北京の開会式を観た世界中の人々がその数か月後に東京オリンピック開会式を観たとしたら・・・「なんてショボい開会式なの! 北京の方が全然エキサイトしたよ」なんて言われていたであろう◆日本のモノづくり技術や独創性を追求する心意気のようなものがどんどん衰退していっていることを強く感じさせられた北京オリンピック開会式だった。残念。
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2022年02月07日 ---- ボス

フィールドオブドリーム

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中学生の時に野球をやっていた。背番号は「10」。エース投手の故障もあって半分以上の試合で先発した。コントロールの悪い投手だった。11奪三振、6四死球なんて試合もあった。勝った試合よりも負けた試合の方が記憶に残っている。たった2年半であったが辛く厳しい練習に耐え、世の中の構造の多くは「理不尽である」ことを知り、そしてかけがえのない友を得た。◆野球をやめて50年になるが今でも野球をやりたい。思うように体が動かずに悔しいだろうが、それでもほんの少し「勝負」にこだわる試合をしてみたい、などと思っている。◆昨夜ビデオで『フィールド・オブ・ドリームス』を観た。これまで何度も途中までは観たことがあったが「オレは幽霊やゾンビなどが出てくる小説や映画は興味ないよ」と言いながら途中で切っていた。昨夜は最後まで観た。素晴らしい映画。思わず涙がポロポロと流れた。野球を愛する人なら絶対に一度は観るべき映画です。オススメです。

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2022年02月04日 ---- ボス

優等生の不幸

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開高健の言葉に「知る悲しみ」というのがある。「知らない方が穏やかだった」「知ってしまったら、それが無いことが不幸になってしまう」・・・そういうことは確かに人生には多い。「快楽」のほとんどは知らない方が楽かもしれない。それでも、悲しいことになるかもしれないが、やはり「知る」ことが大切で「知る」ことによりその人の人生は豊かにそして高級なものになるという。本当にそう思う。◆さて昨日読んでいた吉田修一の本の中に「優等生の不幸」という言葉がでてきた。「なんでこんなこともできねえんだ」と誰を観てもイライラすることだ。はい、この言葉の意味、よく分かります。「よく分かります」までは書けるけど、それ以上は書けません。
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2022年02月02日 ---- ボス

自律神経失調症

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5年ほど前から「自律神経失調症」のためクリニックに通っている。通っていると言っても3か月に一度程度のペース。注射するわけでも薬を処方されるわけでもない。ドクターと話して、血圧やら体重を測り、特殊な機械で「交感神経」と「副交感神経」のバランスをチェックする。私は全く副交感神経が働かないようだ。常に交感神経が勝っている。極端にバランスが崩れている◆戦うときには交感神経が働き、リラックスするとき働くのが副交感神経なのだが、私はこの副交感神経が出てこない。眠っているときでも交感神経が優位。つまり眠っているときも戦っている状態らしい。眠っていても休んでいないということだ◆医師からは「一日最低30分間、ぼーっとしてください」と言われている。ぼーっとすればいいのだから楽な宿題のようだが、これがなかなかできない。つい経営のことを考える。不安なことが浮かんでくる。で、すぐに動き出す。なかなかぼーっとできない性分なのだ◆私の病気を説明をすると悪い大人は「キノシタさんは、常に戦闘態勢に入っているわけですね? 女性に対してもいつでも準備できていそうですね」などと下品な冗談を言う◆いえいえ、違うんですよ。勃起を司るのは副交感神経なのですよ。交感神経優位ではそっちの元気は出ないんですよ。リラックスできないと元気にならないのです。緊張していてはダメなのです。わかるでしょ?◆まあそれ以前に、私の場合、年齢的にすでに限界かと・・・。

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2022年02月01日 ---- ボス

TSUTAYA 新橋店 閉店

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昨日「TSUTAYA新橋店」が閉店した。寂しい。◆毎日のようにTSUTAYAに行っていた。本を眺めているだけで楽しい。次はこの本を読んでみたいな、と思うと我慢できずについ購入してしまう。ローソンのセルフレジは利用できないがTSUTAYAのセルフレジはお得意だった。多くの本をこのTSUTAYAで購入した。おそらくその3割はほとんど読まずに「積読(ツンドク」に回ってしまっている。◆amazonがあるので欲しい本はすぐに手に入れることができる。だがamazonでは平積みされた本を眺めることもできないし手に取ってみることもできない。その本と自分の相性のようなものがamazonでは測れない◆街からどんどんと本屋がなくなっていく。良くないことだ、と分かっていてもどうにもならない。
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2022年01月31日 ---- ボス

気配り

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「『気配りのキノシタ』と呼ばれて40年」などと冗談を言う。確かにその言葉は冗談ではあるが、実際、私はかなり「気配り」を意識している方であると思っている◆この週末、私にとって恒例の行事となっている新年の「お伊勢参り」をしてきた。オミクロン株が増えている中、気になったが銀座のデパートよりは安全だろう、と行ってきた。同行者が一人いた。古い友人。「僕も連れて行ってよ」ということで一緒に行くことになった。旅は一人より二人の方が楽しい◆ところがこの同行者Mクンが行きの新幹線の中でゴホゴホと咳をする。私の隣の席だ。「自由席」だし周りはガラガラだから離れて座ってくれればいいのだが私の隣がいいらしい。「咳してるんだから向こうに行け」とも言いにくく黙っていた。伊勢神宮の「外宮」を参り続いて「内宮」を参り、「おかげ横丁」を散策する。その間もMクンの咳が続く。「万一、コロナだったら大変だから少し離れてくれないか。それからしゃべるときは小さな声にしてくれ、十分聞こえるから」とお願いした。するとMクンに「大丈夫ですよ。コロナじゃありませんよ。キノシタさん結構、気が小さいんですね」と言われた。◆食事の時も話しかけてくる。バスで移動の時にはマスクから鼻が出ている。おまけに鼻水まで見える。その状態で話しかけてくるものだから、私は再度注意した。「もしコロナだったら大変だから、少し注意してくれないか」と。そうするとMクン、「キノシタさん、俺がもしキノシタさんの立場だったらそんな冷たいこと言わないよ。『コロナじゃないよ。大丈夫だよ』って優しくするよ」と思わぬ反論。このMクンの説にはビックリした。Mクンにとっては私が「気配りが足りない男」になっているようだ。「逆だろうが!オマエの気配りが足りねえんだよ!」と言い返そうと思ったが、ぐっと我慢した◆Mクンがコロナでなければいい。オレに移っていなければいいな、と願っていた◆昨夜、伊勢神宮から帰宅。土産話を聞きたがる家人や娘にも「万一があるから、父さんは自分の部屋で過ごすね」と距離を置いた◆気配りには正しい気配りと間違った気配りがあるようだ。

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2025年05月13日 ボスの
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  • 午前取引金融機関の整理
  • 午後ビッグプロジェクト詳細確認
  • 夕方銀座「ペントハウス」で会食
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