‘ボス’ の記事一覧
◎2022年08月19日 ---- ボス ◎
- 「できない理由」を探すな!
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我が社の総合パンフレットを新しく作り変えることにした。昨日、広告会社の編集者が事前に作ったサンプル(案)を持ってきてくれた。目を通していると我が社の「屋上ヘリポート事業」を紹介するページに『国内トップクラスの実績』と赤字で書いてある。私は『トップクラス』という言葉が引っかかった。◆「『トップクラス』ってのは『1番じゃありません、2番か3番です』って感じじゃないか。わが社はこの分野では断トツの1位なんだ。我が社しかないんだ。国内どころか恐らく世界でも断トツの1位だろう。だから『トップクラス』ではなく『トップ』と書けないのか」と聞いた◆広告会社の担当者は「景品表示法というのがありまして・・・」などと説明している。「確認してみます」と彼が言ったその時、我が社の広報担当者がヘンなことを言い出した。「『国内トップの実績』って書くと読んだ人が『生意気な会社だ』って思うんですよ。そう思われないためにも『トップクラス』と書いてぼやかす方がいいと思います」と言う。その言葉を聞いて私は久しぶりに「プツン」と切れた。◆「圧倒的な実績を持つ会社が『国内トップの実績』と本当のことをパンフレットに書いたら『生意気だ!』って思う奴がいるのか? キミはそんなヤツのことを心配して『トップ』なのに『トップクラス』と書きましょう、っていうのか??!!」あまりにも情けない発言に私は席を蹴った。◆公務員の世界は「できない理由の説明ばかりが上手」と言われている。わが社も少しずつ大きくなり、かつては意欲があった若い連中が「できない理由」ばかり探すようになってきた。それにしても「『トップ』と書くと『生意気』だと思われますから『トップクラス』にしましょう」との下らぬ配慮に腹が立ち、昨夜は一人銀座のバーでブツブツ言いながら深酒してしまった。反省。... 続きを読む
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◎2022年08月18日 ---- ボス ◎
- ダイアモンドプリンセス号
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◎2022年08月18日 ---- ボス ◎
- 貸したカネが帰ってこない
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若いころ「人に貸したエロ本、エロビデオは決して戻ってくることを期待するな」と先輩に教えられた。はい、確かに戻って来たことは一度もありませんでした。◆子供のころから「人様におカネを借りるな。やむを得ず借りた場合はすぐに返せ、お礼を添えて返せ」と教えられて育ってきた。はい、私はそうしてきました。◆大人になり、初老と呼ばれる年齢になり、今日明日のカネには困らなくなった。人にカネを貸す機会が増えてきた。100万円を超えるカネを貸すときはさすがに一札入れてもらうがそれ以下の場合は相手を信用して簡単に貸してしまう。ところがこの信用した相手からカネが帰ってこないことが増えてきた。「タクシー代の1万円」は戻ってくることは半分くらい。そして「あのとき貸したタクシー代、帰してよ」とは言いにくい。◆細かいところでは本代2200円からタクシー代の10000円、麻雀の勝ち金1万5000円というのもある。大きいところでは生活費の10万円とか40万円、そのほかここに書けない貸金もある。1万円以下のものは恐らく相手は忘れてしまったのだろう。忘れたフリをしているのかも。催促すれば「ああ、忘れていました。すみません」と返してくれるのかもしれないが、催促しないことが増えた。「この人はルーズな性格なんだなあ」と彼(彼女)の性格把握料金と思っている。10万円を超えるものはさすがに忘れることはないだろう。忘れたフリもできない。だから相手は逃げる。連絡してこなくなる。◆貸したけど戻ってこないカネ、もらえるはずだがもらっていないカネを合計するといくらになるのだろう?きっとすごい金額だ。◆ところで気になるのは、その逆はないのか?ということ。酔っぱらって誰かにタクシー代を払ってもらったりしていないか?・・・あっ、そういえば昨夜、銀座のバーで飲んでいた。勘定をしていない。きっと一緒に飲んだMさんが払ってくれたのだろう。お礼を言っていないことを思い出した。すぐに電話しよう。◆「借りたまま」よりは「貸したまま」のほうがまだ楽だ。... 続きを読む
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◎2022年08月17日 ---- ボス ◎
- どうしてるの?
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今さら人に聞けないことがある。いっぱいある。その一つが「冷やし中華の余ったスープの処理」に関すること。◆暑い時期の昼飯には冷やし中華がいい。個人的には麻布十番の「登龍」の「四川冷麺(四川風ピリ辛ソースかけ冷やしソバ)」がダントツに好きなのだがコンビニの棚に並んだ「冷やし中華」でも十分においしい。つい先ほどもローソンで買ってきた「冷やし中華」を社長室の自分のデスクで食べた。次の会議が迫っていたので4分で食べた◆そしていつも悩むのが余ったスープの処理。みんなどうしているのだろう?給湯室の流しにそのまま捨てると具材(小さなチャーシューや卵焼きなど)まで流れてしまう。それでは次の方に迷惑だ。そこで私はいつも次のように処置していた◆ゴミ箱の中からコーヒーを飲んだ紙コップを取り出して用意。そこにティッシュで蓋をする。ティッシュを濾紙代わりにしチャーシューや卵焼きを分離する。紙コップには液体スープのみが落ちる仕組み。ティッシュに残ったチャーシューなどの細かい具材はさらにもう一枚のティッシュでくるんでゴミ箱に捨て、ろ過した液体スープは給湯室の流しに流す。うまく行くときもあれば濾紙代わりのティッシュが破けて苦労することもある。◆苦労を繰り返しているうちに私は素晴らしい方法を発見した。ティッシュではなくコーヒーのドリップのためのフィルターペーパーを使うのだ。先ほど淹れて飲んだコーヒー豆の挽きカスが残ったままのところに液体スープを流せばすべてがうまくいく。◆必要は発明の母、というがこれに気づくまでに5年くらいかかってしまった。... 続きを読む
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◎2022年08月16日 ---- ボス ◎
- かしこ
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私は随分以前に出すことを止めてしまったのだが暑中見舞い葉書が今年も十数枚届いた。そのほとんどが私と同世代あるいは私より年長の方からのもの。若い人は暑中見舞いを書いたこともないのかもしれない。◆毎年いただく暑中見舞いの中に美しい字で最後を「かしこ」と締めている葉書が二枚ある。どちらも大変お世話になった方の奥様からのもの。気付くと私の人生、お世話になった方ばかり。お世話になった方は鬼籍に入られても奥様から連絡をいただけるだけでも嬉しい。◆私なんぞにへりくだって敬意を表してくださる「かしこ」。女性だけが使うこの「かしこ」は古き良き文化だと思うのだが「男女平等」が必要以上に叫ばれる現代、知的な女性が葉書の最後に「かしこ」と書いても批判されそうな勢いが怖い。世の中が少々変わろうが、私は「男は男らしく、女は女らしく」生きてもらいたいと思っている。「男らしさ」「女らしさ」と「男女同権」は両立できるものだと思うのだがそれさえも認めない頭の固い人たちが増えてきた。... 続きを読む
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◎2022年08月14日 ---- ボス ◎
- 長靴を見なくなった
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盆休み中の昨日(8月14日)雨の中、日比谷で映画「トップガン」を観た。この映画を観るのは二度目なのだがそれでも最後は涙があふれた。素晴らしい映画。◆映画のあと新橋のオフィスを覗き(誰もいなかった)、電車で自宅へ帰った。銀座で黄色いオシャレな長靴を履いた中年の女性を見かけた。「そういえば最近は長靴を履いている人を見かけなくなったな」、ふと思った。そう思いながら周りを見渡すとやはり誰も長靴を履いていない◆子供たちも履いていない。なぜだろう?考えた。①「昔は道路が整備されておらず水溜りがあちこちにできていたから」②「昔はズック靴が多く雨水がすぐに染込んできた」③「革靴は高級であり、雨の日には履かない」・・そんな理由が思いついた。さて実際はどうなのだろう?◆我が家の靴箱にも「ブーツ」と呼ばれるオシャレな防寒靴はあるが「長靴」と呼ばれる雨雪対策靴は無いようだ。... 続きを読む
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◎2022年08月09日 ---- ボスのスケジュール ,ボス◎
◎2022年08月09日 ---- ボス ◎
- ヘリコプターは人が移動するためのものではない
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◎2022年08月04日 ---- ボス ◎
- 客としての礼儀
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息子や娘をクルマの助手席に乗せて走っているとき、彼らがスマホをいじることを私は許さない。助手席に乗る者としてのマナー違反だ。だれかが「それはマナー違反ですよ」と教えなければ彼らは一生恥をかき続けることになる。◆先日、高級寿司店のカウンターで食事をしていると隣の客がスマホで野球中継を見ていた。音声は出ていなかった。彼はときどきカウンターの向こうの店主と話はするのだが話しながらもチラチラとスマホを眺めている。このあまりにも失礼な態度に私は腹が立った。寿司店の主人はこの無粋な客に注意しなかった。注意できなかったのだろう。私も不愉快ではあったが注意できなかった。◆昨日、久しぶりに銀座のジャズバーへ行った。コロナのせいか客は少なかった。私のほかは男性5人、女性が2人だった。ピアノソロが始まったが3人がスマホを覗いたままだ。そりゃスマホを見ながらでもピアノの演奏を楽しむことはできるのかもしれないが完全なマナー違反だろう。演奏者に対しても、ほかの客に対しても。彼らは恐らく注意されれば「ああ失礼しました」とスマホを閉じるのだろうが注意されるまで気づかない。自分のアタマでモノを考えない生活を続けてきたのだろう。気配りのできないバカな大人が多すぎる。◆その点「すごいな。できるな」と思わせるのが銀座のオネーサンたち。一流店の女性は客と一緒の時はスマホの電源を切っている。きっと多くの電話がかかってくるのだろうが一切スマホを気にしない。彼女らはトイレに行くと言って席を離れ、トイレの中で着信をチェックし必要なものには返信して、何食わぬ顔で「失礼しました」などと言って笑顔で戻ってくる。ホステスになる時に先輩から教えられるわけでもないようだ。できる女性は伸びる。多くの客の心を掴む。そして出世していく。◆銀座のホステスさんから学ぶことは多い。逆に、相手へのちょっとした気配りが出世に繋がることを知らないオジサンが多すぎる。... 続きを読む
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◎2022年08月03日 ---- ボス ◎
- M先生から電話
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ドキッとした。朝、愛宕神社の前を歩いていたらスマホが震えた。見るとM先生からの着信だ。「ひょっとして昨日のこの欄『ありがとう、を言えない後輩たち』を読まれたのかな?」と思いながら電話に出た。「おおっ、キノシタくん。暑いけど元気で頑張っとるんやろうな。先日は大変お世話になりました。みんなの分まではろうて(払って)くれて、ホントありがとう。酔っぱろうてしもうてお礼の電話が遅くなりました」とのことである。続けて「実は昨日からまた東京に来てるんやけど、そいで、昨夜もまたあの銀座のクラブ『N』に行ったと。するとママが『みなさんキノシタさんにちゃんとお礼を伝えたんやろうか?』と心配しとった。ほんで『忘れとった』って言うたらママに叱られたと」とのことである。「いやあ、ほんと、失礼しました。ありがとう」と。◆「先生には日ごろからお世話になっていますから全然良かと。後輩たちが挨拶できんことに情けなかーて感じてるんですよ」と言おうかな、と思ったがやめた。... 続きを読む
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