‘ブログ’ の記事一覧

2023年06月16日 ---- ボス

少ない人材

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問題:「A地点からB地点へ移動します。行きは時速40㎞で走りました。帰りは時速60㎞で走りました。往復の平均時速はいくらですか?」◆多くの人は算数が得意でない。得意でない人はこの問題に「分からない」と答える。ほんのちょっとできる人は「時速50㎞ですか?」と答える。かなり算数が得意で自信がある人は「時速48㎞ですよね?」と答える。◆もちろん「分からない」人よりは「時速48㎞ですよね?」と正解を答えられる人の方が、会社にとっては(特に『技術』を扱う会社にとっては)ありがたい人材ではある。◆だが、私が求める人材は「問い」に対して正確な答えを出す能力を持った人ではなく、「A地点からB地点へ移動します。行きは時速40㎞で走りました。帰りは時速60㎞で走りました。往復の平均時速はいくらですか?」という設問を提示できる能力を持った人だ。「人が疑問に思わないことを、自分は疑問に思って、さらにそれを人に問うことができる人」そんな人がなかなか見当たらない。

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2023年06月14日 ---- ボス

おなら

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今回の米国ルート66の旅は、行きは「羽田→ヒューストン→アルバカーキ」、帰りは「ロス→羽田」であった(アルバカーキ~ロスの間はクルマで移動)。「羽田→ヒューストン」も「ロス→羽田」も12時間近いロングフライトだった。◆以前より不思議だったのだが3時間を超える国際線に乗ると、なぜかガスが溜まる。おならをしたくなるのだ。私だけなのだろうか?いや、きっと皆さん同じじゃないでしょうか?◆ビジネスクラスで座席をフルフラットに近く倒して映画「007 No Time To Die」を観ながらどれだけおならをしたことだろう。「ブー」っと音がしたら恥ずかしいのでチェックはしていた。ヘッドホンをずらしておならをして、「音がでなくて良かった」と思いまたヘッドホンを着ける。これを何度繰り返したか。喚起が行き届いているからか「匂い」は全く心配ないようだ。それでもすぐにまたおならをしたくなる。「なぜこんなに出しても出しても、またガスが溜まってくるのだろう?」◆久しぶりの長時間フライトで私は、以前より不思議に思っていた「長時間フライトと『おなら』の関係」を改めて不思議に思った。スチュワーデス(今はCAと呼ぶ)のオネーサンたちもみんなこっそりとおならをしているのだろうか?いや、彼女たちは甲斐甲斐しく働いているのでガスが溜まったりしないのだろうか?こんな不埒なことばかり考えながら日本に帰ってきた。

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2023年06月13日 ---- ボス

ルート66の旅

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40歳代の後半に2回に分けて、米国のルート66をクルマで完走した。第1回目はサンタモニカからアルバカーキまで。そして2回目がシカゴからアルバカーキまで。(ちなみにルート66は始点がシカゴ、終点がサンタモニカである。シカゴのスタート地点は「begin」、サンタモニカのゴール地点には「end」のサインがある。「start~goal」ではなく「begin~end」というところがオシャレである)◆当時はカーナビもスマホもなく助手席に乗る友人が地図を見ながらナビゲーターをしてくれた。私の「ルート66完走」自慢を聞いていた息子が「オレも大学の卒業旅行でルート66を走ってみたいなあ」と言い出したので応援した。嬉しかった。私の完走からちょうど10年後のことだった。◆それからさらに7年が経った。「66歳の誕生日を再びのルート66上で迎えるってオシャレじゃない?」私が言い出したか息子が言い出したのかは覚えていない。◆6月11日、私は66歳になった。「end of the Trail」のサインの下で写真を撮った。66歳の初期高齢者には運転は難しくなっていた。多くを息子が運転してくれた。

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2023年06月02日 ---- ボス

不幸癖

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♬「わーたしは不幸グセ 取れなーい女と この胸に か細い手を添えて ああ泣きじゃくる人・・・」五木ひろしさんが歌う名曲「おまえとふたり」の冒頭の歌詞。作詞はたかたかしさん。◆45歳くらいまでだったろうか、私はしょっちゅうこの歌を口ずさんでいた。「オレは不幸癖が取れない男なのかなあ?」と思っていた。「なんでオレほど賢い男が、こんなに一所懸命に勉強して、自分の時間も捨てて仕事に打ち込んでいいるのに、結果に繋がらないんだ?」そんなことを毎日考えていた。「不幸癖が取れないオトコ」なのかなあ?との不安はあったがまだ絶望してはいなかった。「もう少し頑張ればなんとかなるだろう」そう考え続けて必死に頑張った。◆少しずつ道が開けてきた。65歳も終わりを迎えつつある。「不幸癖」なんて世の中にあっていいはずはない。気付くと私も「決して不幸ではない」と自信を持って言えるようになっていた。◆6月11日、私は66歳の誕生日を米国のルート66をドライブしながら迎える予定。人一倍苦労も努力もしたが総じて悪くない65年だった。

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2023年06月01日 ---- ボス

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当社のホームページには「お問い合わせ」欄というのがありそこへは様々な問い合わせが入る。ビジネスにならないような質問でも、相手先が明確であれば、極力真摯に回答するように担当者には指導している。◆先日「貴社のホームページの動画を拝見させていただき・・・差し支えなければ、30分~1時間程度お時間いただき、情報交換の機会をいただけますでしょうか?」との依頼が来た。相手は立派な企業のようである。当社の担当者と先方とで日程調整が始まった。私は、当社の担当者に「その会議、オレも興味あるから、オレの日程の空いているところで組んでくれ」とお願いしていた。「6月1日(金・本日)の午前11時半から」ということになった。私はスケジュール表に書き込んだ。◆ところが本日の朝、当社担当者が「今日の会議は先方が来られるのかと思っていたら『ウェブ会議でお願いします』とのことなんです」だと言う。私は立腹。◆会議でも挨拶でも準備がいる。心構えもいる。会ってみたいと興味もある。たとえば当社の事業案内でも現在取り組んでいるAとBとCがあれば、それぞれの資料もあるし担当者も社内にいる。状況に応じて資料を取り出したり担当者を呼んできたりと対応できる。ウェブ会議ではなにもできない。◆「失礼な会社だね。オレはその会議には出ないよ。キミらでやっておいて。」と当社担当者に告げた。

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2023年05月30日 ---- ボス

もてはやされ過ぎでは? 紫陽花

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「紫陽花」と書いてアジサイ。梅雨が近づいてくると各地から紫陽花の話題が聞こえてくる。「紫陽花、大好き」というオジサン・オバサンが紫陽花鑑賞ツアーを行う◆「花がキレイ」と感じる清らかな心の持ち主たちに対して文句があるはずもない。文句はないが私は「それほどキレイなもの?少しもてはやされ過ぎていませんか?」と思ってします。街にはキレイな花がいくらでもあるのに、なんで紫陽花なのと思ってしまう。紫陽花はどちらかというと「あざやか」というよりも「しっとり」と言った感じ。意地悪く言うと陰気臭い。◆個人が好きで鑑賞する分には素直に「キレイですね」と同意できるのだが、天邪鬼な私はテレビで紫陽花鑑賞ツアーのような話題があるとつい「紫陽花ってわざわざ足を運んで観に行くほどの花かい?ちょっと、もてはやされ過ぎじゃないの?」と必ず嫌味を言っている。
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2023年05月29日 ---- ボス

料理の出る順番

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ゴルフ仲間と久しぶりに恵比寿の「一風堂」へ行った。いつものとおり満員だったが、待たずに店に入ることができた。前回はなかったタブレットが各テーブルに置いてある。客はそのタブレットを使って注文するシステムに変わっていた。◆隣のテーブルの親子連れ4人組は「注文したけどなかなか出てこないなあ」って感じだ。「こりゃ、オーダーしても時間がかかるな」と思った。私たちは「生ビール」と「餃子」と「ラーメン」と「ごはん」を注文した。案の定、なかなか出てこない。待つこと7分くらい。やっとビールが来た。ビールを飲み始めると2分後、「餃子」でも「ラーメン」でもなく「白ごはん」をお兄さんが「お待たせしましたぁ」と言いながら持ってきた。「えっ?ビールの次が白ごはん?」思わず聞いた。「はーい、うちのごはんはなかなか美味しいんですよ」と笑顔のお兄さん。◆タブレットでの注文ではこのような「客の気持ちなんか分かりません」対応が出てくる。「白ごはん」には手を付けずビールを飲み終えた頃に餃子が出てきた。この餃子がとても美味い。それだけに順番をわきまえないタブレット注文が残念だ。

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2023年05月24日 ---- ボス

「木綿のハンカチーフ」と「卒業写真」

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「今頃になって、やっと気付いたの?」って笑われそう。共に1975年に発表され50年近く経った今も歌い継がれる昭和の名曲「木綿のハンカチーフ」(作詞:松本隆)と「卒業写真」(作詞:荒井由実)の共通性と対称性に先日気付いた。◆「恋人よ君を忘れて 変わってく 僕を許して」と男が変わっていく「木綿・・」に対して「人込みに流されて 変わってゆく私を あなたはときどき 遠くでしかって」と「卒業写真」では女性が変わっていく。◆「許して」「しかって」とあるように「変わっていく」ことは善ではなかった。恐らく今の若い純朴なカップルもどちらか一方が変わっていき他方が変わらない時には変わっていく方が悪になるのだろう。◆「木綿・・」はよくあるストーリーだが50年前に「女性が変わっていく」ことを歌ったユーミンはやっぱり強い女性であり天才だな、と改めて思う。

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2023年05月23日 ---- ボス

本屋大賞「汝、星のごとく」

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近所の「TSUTAYA書店」が閉店したから書店で本を眺めることが減ってしまった。そのためか今年の本屋大賞の予想すらしなかった。忘れていた。発表当日も知らなかった。結果的にベスト10のうち3冊は読んでいたが対象を受賞した『汝、星のごとく』は未読であった。◆有楽町の三省堂書店に平積みされていたが、どうも題名「汝、星のごとく」が私にはピンとこなかった。「読んでみよう」と思う題ではなかった。◆その「汝、星のごとく」が大賞を取った。最近、帯に「本屋大賞!40万冊突破!」などと書かれている。遅ればせながら買って、読んだ。◆最高!素晴らしい!ここ数年の本屋大賞の中でも私の一番の推し作品。「あーあ、事前に読んでいたら今年こそ本屋大賞予想が当たったのになあ」と思う。私は毎年、本屋大賞発表前に「今年の大賞」を予想するのだが、これまで当たったことがない。「あーあ、事前に読んでいたら今年こそ予想が当たったのになあ」◆小説だから「好き・嫌い」はあるだろうが私は大好き。多くの人に読んでもらいたい。読んだ人に「どうだった?」と聞きたい一冊。オススメ。

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2023年05月22日 ---- ボス

故障中

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週末、久しぶりに新橋のサウナ「アスティル」へ行った。サウナブームのためか、ここはいつ行っても大勢の客が入っている。入浴前にトイレに入った。小便器の一つに張り紙が貼ってあり「故障中」と書いてある。私はこの「故障中」という表現が引っ掛かる。◆恐らく昭和の時代は「故障中」という言葉は使われていなかった。いつだったか「故障中」という張り紙を初めてみたとき「変なコトバ」と思ったことを覚えている。それからときどき「故障中」を見かけるようになった。恐らく平成生まれの方は「故障中」に違和感を覚えないのだろう。不思議なコトバだ。
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2025年09月09日 ボスの
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  • 午前恩師の墓参り
  • 午後上半期事業実績チェック
  • 夕方恵比寿 某 有名焼き肉店にて会食
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