‘ブログ’ の記事一覧
◎2023年12月26日 ---- ボス ◎
- 幸せって・・・
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私が大変可愛がっている一家がある。今はロサンゼルスに住んでいるY君の家庭。渡米して1年を超えたところだ。40歳手前のY君夫婦と7歳の長女の3人家族。毎日のようにインスタグラムをアップしている。幸せそうな彼らの様子を写真や動画で眺めているとついニンマリとしてしまう。こちらも幸せな気分になる◆実は3年前、Y君は生まれたばかりの長男を失った。その子、N君は産まれてくる以前、母親の胎内にいるころから重度の心臓障害が見つかっていた。産まれると同時に、母親に抱かれることもなく小児心臓病の医師団の待つ手術室へと運ばれた。両親は保育器の中の、何本ものチューブに繋がった我が子に「頑張れ、頑張れ」と声をかけ続けることしかできなかった。乳児は生後1か月で3回もの大手術を受けた。だが残念ながらN君は苦しいだけのとても短い生涯を終えた。両親は医師団に感謝の気持ちを伝え、涙を流しながら、我が子と一緒に自宅に帰った。両親の落ち込みは激しく、私は彼らにかける言葉を探したが結局なにも言えなかった。◆N君の悲しい死から1年後、Y君は所属する会社の社長から米国支店長のポストを打診された。Y君は喜んで引き受けた。今は幸せそうにロスで暮らしている。◆Y君の会社の社長は言う。「もしあの子(N君)が亡くなっていなかったらY君は息子の看病のため渡米できなかっただろう。私だってYに『アメリカへ行かないか?』などと訊けるはずもなかった」と。◆もしN君が生き続けたとしてもおそらく手術を繰り返す大変な人生だったろう。人の命の話だ。軽々と語ることはできない。だが今の、とても幸せそうなY君一家の笑顔をインスタで眺めていると「多分、これで良かったんだろうな」と思う。しかし、この思いは私からY君へは告げることはできない。◆外から眺める私の気持ちと、可愛い幼い我が子を失くした親の気持ちとは、大きな乖離があることだろう。運命って分からない。不思議だ。... 続きを読む
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◎2023年12月25日 ---- ボス ◎
- 俳句は難しい
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◎2023年12月22日 ---- ボス ◎
- 俳句・川柳 「父を亡くし サンタの来ない クリスマス」
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◎2023年12月22日 ---- ボス ◎
- 出張(3)(妄想・訳あり女性との出張先デート)
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◎2023年12月21日 ---- ボス ◎
- 出張(2)
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◎2023年12月20日 ---- ボス ◎
- 出張(1)
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若い頃は出張が多かった。おかげで日本47都道府県すべてに泊まったことがある◆まだ東九州に高速道路が無い頃、早朝の飛行機で大分へ飛んだ。大分空港でレンタカーを借り、大分県警航空隊に挨拶。続いて福岡県警航空隊、佐賀県警航空隊と回りさらに長崎県警航空隊に立ち寄った。その後、長崎大村空港近くの居酒屋で一杯飲んで最終便で帰京した。大分・福岡・佐賀・長崎を回る出張を東京から日帰りでこなしたのだ。若かった。元気だった。◆統計好きの私は毎年テーマを決めて出張を楽しんだ。「今年はラーメン」と決めたら出張先で必ずラーメンを食べる。ラーメンが美味い県を探す。テーマは年によって異なり「寿司」や「蕎麦」も統計を取った◆さらについでに「美人」の統計も取った。どの県に美人が多いか。基準は「私が『きれいだな』と思った女性」の率。いい加減なものだ◆美人率は「長崎県」が1位、ついで福岡県だった。県ではないが「神戸」「横浜」にも美人が多かった。ついでに言うと駅で最も美人が多いのは「恵比寿」。恵比寿は今でも美人率が1位である。はい、もちろん、いい加減なものです。... 続きを読む
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◎2023年12月19日 ---- ボス ◎
- 育ちの良さ悪さ
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◎2023年12月18日 ---- ボス ◎
- ウェルチ
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コロナ禍でアルコールの提供ができなくなった飲食店は「ノンアルコールビール」などのソフトドリンクでなんとか客を繋ぎとめようとした。私がよく利用していた銀座の中華料理店では客のいるテーブルの上にわざわざノンアルコールビールの瓶を置き、客には「万一、都の検査官が来たら『ノンアルコールを飲んでると答えてくださいね』と言って、実際には生ビールを提供していた。客も店も大変苦労していた◆その当時、ある高級レストランで「ノンアルコールワイン」の提供が始まった。「ノンアルコールワイン」ってただの葡萄ジュースじゃないか、と私は店の者に聞いたが「それがちょっと違うんですよ」と言ってメニューを見せてくれた。「シャルドネ」とか「ソーヴィニヨンブラン」とか「カベルネソーヴィニヨン」とか「メルロー」などとある。値段も一瓶(720ml)が5000円もする。私は仕方なく1本オーダーしてみた。私にはただの葡萄ジュースのように思えた。違いは分からなかった◆ところで大昔は葡萄ジュースを作ることができなかったことをご存じだろうか?いや、もちろん葡萄ジュース自体は作れるのだがそれを数日保存しようとしたらすぐに発酵が始まってしまうのだった。ぶどう酒(ワイン)になってしまっていた。その発酵することを抑制する仕組みを考案したのがウェルチさんだった。ウェルチさんによって我々は瓶詰のおいしい葡萄ジュースを飲むことができるようになった。◆ウェルチさんに感謝。生まれて初めて「ウェルチの葡萄ジュース」を飲んだ時の感動を今も覚えている。... 続きを読む
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◎2023年12月14日 ---- ボス ◎
- かるはずみ
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近所に本屋がなくなったため棚に並んだ本を眺める機会が減った。本を購入することも減った。そんな中、今年の芥川賞と直木賞の候補作が発表された。私の目を引いたのが『なれのはて』。3人組グループ・NEWSの加藤シゲアキの作品だからというのではない。◆「ああ『なれのはて』もそうだな」という感想。実は私は趣味で「5文字の少し下品な言葉」を探している。探していることに意味はない。◆「いくじなし」「かるはずみ」「くちぐるま」「ごくつぶし」「こけおどし」「したごころ」「すけこまし」「はじさらし」「はじしらず」「はやとちり」「ひとりじめ」「ひけらかし」「むこうみず」「むてっぽう」「やせがまん」「ろくでなし」、これに「なれのはて」が加わることになった。久しぶりの新規登録だ◆これらの中でも私の「五文字大賞」は『かるはずみ』である。◆ここにのっていない5文字言葉を見つけた方、報告してくださいね。... 続きを読む
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◎2023年12月13日 ---- ボス ◎
- 檀家回り
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銀座や西麻布や目黒などにいわゆる「行きつけの店」がある。行けば「おや?キノシタさん、お久しぶりです。元気でしたか?」とか「あら、モッくん久しぶりね。元気だった?」とか「つい今さっきまでイノウエさんが来られてたんですよ。『キノシタさんに会いたいなあ』っておっしゃってましたよ」などとマスターやママさんがカウンターの向こうで笑顔で迎えてくれる。◆「行きつけの高級クラブ」はなくなった。「行きつけ」はバーか小料理屋か居酒屋かレストラン。主人(マスターやママ)から名前を憶えられている店だけでも恐らく30軒以上はある。年に2回程度の訪問を30年間続けている店もあれば月に一度を10年続けている店もある。◆12月になるとこれらの店を回ることになる。酒飲みはこれを「檀家回り」と言う。私は酒がとても弱いのでいわゆる「酒飲み」ではないのだがそれでも毎日飲んでいる。「キノシタさん、そういう毎日飲んでいる人のことを『酒飲み』と言うのですよ」と教えられた。◆人間ドックで「肝機能も問題ありませんね」と天使のようなドクターからお墨付きをいただいたので調子に乗って12月は「檀家回り」に当てることにした。昨夜は「銀座のバー『M』」「銀座のバー『L』」「西麻布のバー『C』」と3軒の檀家さんを覗いてみた。どの店のマスターも笑顔で迎えてくれた。... 続きを読む
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