2023年02月17日 ---- ボス

死に方

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4年前の今頃、寒い日だった。私は君津でゴルフをしていた。スタートしてまもなく、4番ホールで閊(つか)えた。前の組が進まない。しばらく待ってもプレーできない。キャディが言った。「前を回っているお客様が倒れたようです」◆通常より20分程度遅くハーフ(9ホール)を終了した。「ご夫婦で回られていたのですが7番ホールでご主人が倒れ救急車で運ばれました。心臓発作のようです」とゴルフ場から説明された。商売がら私は「なぜドクターヘリではなく救急車だったのかな?」などと考えていた。◆後半のハーフを終えてクラブハウスに戻ってくると「先ほど救急車で運ばれたお客様は亡くなりました」と伝えられた。私より10歳ほど年長の方だった。◆不謹慎な言い方になるが私の本音が「理想的な死に方だな」だった。カミさんと二人で、大好きなゴルフをしていて、突然倒れて、数時間後に亡くなる。できれば私もこんな死に方をしたいと思った。◆ちなみに私のカミさんはゴルフをしない。

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2023年02月16日 ---- ボス

あらためて気づく天才 荒井由実

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「『いちご白書』をもう一度」というフォークの名曲がある。荒井由実(現 松任谷由実)が作詞作曲を手掛け、バンバンが歌って1975年にヒットした。それ以来、多くの歌手がカバーしてきている。◆映画「いちご白書」はアメリカの大学の学園紛争をテーマにしていた。我が国では1970年に上映されている。◆学生時代に授業を抜け出して二人で映画「いちご白書」を観に行ったことを懐かしく歌うのが名曲「『いちご白書』をもう一度」である。◆荒井由実は1954年生まれ。この曲を作詞作曲した頃は21歳なのだ。実際に荒井由実が映画「いちご白書」を観に行ったのかどうかは知らないが観に行ったとしたら16歳の頃のことになる。◆21歳の頃の私は、パチンコと麻雀とオネーサンとお酒とジャズにうつつを抜かしていた。私だけじゃない。ほとんどすべての日本人学生は、自堕落な生活をおくる私と大差なかっただろう。いまだって21歳はまだ子供のようなものだ。◆21歳で荒井由実は「『いちご白書』をもう一度」を作詞した。あらためて天才だと認識した。

◆・・・(文中で「オネーサン」にもうつつを抜かしていたと書いていますが、この時期、私はすでに家人と付き合い始めています。家人を知っている人にお願いです。家人には内緒でお願いします)

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2023年02月15日 ---- ボス

寺社との相性

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私の人生は「苦しいとき」が多かったので「神頼み」ばかりしてきた。毎年(今年で18年連続)伊勢神宮に参るし、正月には(今年で25年連続)成田山新勝寺に参る。通勤の途中やヒマな土日には散歩がてら愛宕神社の「出世の石段」を上ってお参りする。◆神社やお寺さんにも私との相性が合う合わないがあるようだ。伊勢神宮も成田山新勝寺も愛宕神社も私との相性がいい。大抵のお願い事を聞いてくれる。逆に、どこの神社かは言えないが私がなにをお願いしても聞いてくれないところもあった。◆私は理系の人間であり「神」の存在を信じるものでもないのだが、それでもこの世では、何か理論だけではない不思議な力が働くように思えてならない。だから神頼みを続けてきた。これからも続ける◆伊勢神宮、成田山新勝寺、愛宕神社のほかにもう一つ、私と相性抜群の神社がある。それは福岡市の筥崎宮。九州大学近所のこの筥崎宮は何でも私のお願いを叶えてくれた。「再留年が決定的」と思われた5年目の冬、私を救い出してくれた。卒業させてくれた。感謝に耐えない。◆ここで皆様に、神社へお参りしてお願い事を叶えてもらえるコツをお教えします。それは「これは無理かな?」と思うことはお願いしないことです。神様が応援してくれなくても多分、オレの力だけでなんとかなるかな、と思うときだけ、安全のために神様にお願いするのです。私の経験からすると「7割方大丈夫だな」と思える時に神様にお願いするのです。自分と相性の良い神様仏様は必ず応援してくれますよ。五分五分のものを神様の応援頂こうなんて甘すぎますよ。◆私は膨大な数、神様にお願いしてきましたが、無茶なお願いは筥崎宮への「再留年しませんように」のたった1回のみである。

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2023年02月07日 ---- ボス

宮本輝「よき時を思う」

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宮本輝の作品が好きだった。「青が散る」「錦繍」「優駿」「春の夢」そして「流転の海」。私の学生時代から社会人の初めの頃まで、宮本輝作品はどれも面白かった。◆私が中年と呼ばれる年齢になったころから、だんだん面白くなくなってきた。こちらが変わったのか、宮本さんの作風が変わったのかは分からない。分からないが、私には面白くなくなっていた。残念◆それでも宮本輝の新作が書店に並ぶとつい買ってしまう。先日は「よき時を思う」の初版を買った。読み始めたが面白くない。150ページにいくまでに5日間もかかった。恐らく読了せずに止めることになるだろう。◆すでにストーリーテラーとしての宮本輝はとっくにピークを越えている、と私は思っている。彼が悪いわけじゃない。時代なのか、年齢なのか・・・。ただ、その『よき時を思う』の中に「これいいな」と感じる文を見つけた。嬉しかった。◆「見ていると幸福な気持ちになるものがある。それはやがて『もの』ではなく幸福そのものになる。わたしはそういうものを探して集めてきた。・・・・探せばみつかる。探さない人には見つからない。」◆納得。「オレは随分と探してきたぞ。いっぱい見つけたぞ。」と思った。

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2025年09月09日 ボスの
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  • 午前机回り整理
  • 午後金融機関訪問
  • 夕方池袋某所で会食
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