◎2023年12月05日 ---- ボス ◎
- リクルート創業者 江副浩正の「12の言葉」
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無責任なマスコミは今頃になって田中角栄を持ち上げる。彼の黒い部分は「必要悪」で白い部分は「抜きんでた才覚」などと評する。私は政治のことは分からない。田中角栄がどこからあんな大金を得ていたのか不思議だが誰も教えてくれない。目白の田中御殿は何十億円したのだろう?ハマコーに渡した数億円はどこから持ってきたのだろう?私は政治のことは分からない。だが経営のことなら少し分かる。◆かつて江副浩正という天才経営者がいたことも知っている。最近、彼がリクルートの新入社員に送った言葉に接することがあった。感動した。まさにこのとおり。経営の神様だ。長くなるが全部引用する。(12の言葉、中でも私は(6)(7)(9)(10)に「その通り!」と膝を打った)
リクルートの創業者「江副浩正」が新入社員へ贈った“12の言葉” – 転職なら転職アンテナ (tenshoku-antenna.com)
【新入社員の皆さんに贈る言葉】
1)君はピカピカの新入社員として注目されている。注目されている間は大きな機会が開かれていると考え、自ら積極的に働きかけよ。時が経ち注目されなくなってから働きかけても、周囲はなかなか振り向いてはくれない。
2)学校と企業とは全く別の世界と考え、今日を区切りとし、今まで学んだことはひとまず棚上げし、一から学ぶ姿勢を持て。企業において「失敗は成功の母」という言葉ほど、教訓に満ちた格言はない。1度失敗すれば2度と同じ失敗はしないものだ。失敗を恐れぬ勇気を持て。ブリッ子よりダサイ人間の方がよく伸びる。
3)新入社員は会社にとっては扶養家族である。一日も早くなくてはならぬ人間になって欲しい。会社が君に期待しているのは、我々の共同の目標に対して君が自ら進んで貢献することだ。それも「まあまあ」、「ほどほど」といったレベルではなく、精一杯の貢献である。
4)目標を大きく持て。志が小さければ人間も小さくなる。この会社の社長になるという志を持ってもらえれば嬉しい。そういう人間が多ければ多いほど良い会社になる。社長は勿論女性でもいい。女子社員もこの会社を結婚までの仮の住まいといった考えを持たないで欲しい。ドラッガーいわく「人はその掲げる目標までしか伸びない」。
5)今日すべきことは明日に延ばすな。明日に延ばすことは人に迷惑を掛けるか、機会を逸するかのどちらかである。総ての仕事をその日のうちに片づけ、毎日空身となって眠れ。明日になって何をするのかを考えるのではなく、良い明日とする為に今日何をどこまでやるかが大切なのである。
6)上司・先輩の話を聞くときは鵜呑みにするな。質問を心がけよ。疑問を持ち、議論をし、そして理解出来ればそれは間違いなく実行出来る。会議に列席すれば必ず発言すべし。意見がなければ質問でも良い。会議で一言も発言しない存在感の薄い人間になるな。
7)ビジネスはbusy(忙しい)とness(事)の結合語である。ビジネスマンは忙しい人。永いビジネスマン生活で大切な事は健康管理である。身体の調子が悪ければ気力も萎える。朝10分早く起きて朝食を必ずとること。室内ゲームよりスポーツを。それも汗の出るスポーツを。思いっきり汗を出せばストレスはすべて解消。
8)企業は人生の学校である。あらゆる場面で向上心を失わないでいること。君自身の成長はいかなる場面でも君自身の姿勢と努力の結果である。周囲は君に対して刺激を与えるに過ぎない。至るところに師を見つけよ。論語にも「3人行けば必ず我が師あり」とある。
9)社内だけではなく社外に友を持て。外飯、外酒を心がけよ。同窓会には努めて出席せよ。社内だけしか通用しない人間になるな。良き社員であると同時に良き社会人であることを心がけよ。
10)君は近いうちに気の合わない人間に出くわすだろう。あいつとは気が合わない、あの人はどうも苦手だ、等という心を持つことは自分の居場所を狭くする。誰に対しても「彼も人なり、我も人なり」と、広い心を持って接するように。
11)君はいつか、仕事や人間関係に於いて失望したり落胆することがあるだろう。失望と落胆とは長い人生につきものである。大事なことは、失望を希望に、落胆を奮起に変える、人生に対する前向きの姿勢である。いつもピンチをチャンスに変える努力を重ねれば、君の熟年時代は素晴らしいものになるはずだ。
12)君は隠れた大きな力の持ち主である。まず君自身が持っている隠れた力を自覚することだ。そしてその力をいかに表に出すかである。問題は勇気である。勇気を出せ。いつの場合も引っ込み思案は敵、積極果敢は味方。... 続きを読む
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◎2023年12月04日 ---- ボス ◎
- ビッグになっても偉ぶらない
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大谷翔平選手がプロ1年目、18歳で初勝利を挙げたときの捕手が鶴岡慎也だった。それから10年近く経って大谷は「世界の大谷」になっていた。今年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で鶴岡は日本チームのブルペン捕手を務め、そこで大谷と久しぶりに再会する。「世界の大谷選手」に対し「先輩面なんて絶対にできないし、なれなれしくもできないな」と思っていた。ところが実際に会うと大谷から歩み寄り「ツルさん、ひさしぶりです」と話しかけてきたという。そこにはプロ初勝利のときと変わらぬ人懐っこい笑顔があった。大谷の誠実な人柄を語るエピソード。聞いて嬉しくなった◆私はデキの悪い大学生だった。それでも後輩の面倒見だけは良かったと自負している。1級下にNという同級生から嫌われている男がいた。私はNにも優しく接していた。あるときそのNに困った事件が起こって、それを私が助けてあげた。Nは「キノシタさん、ありがとうございました」と何度も私にアタマを下げた。留年していた私はそのNと一緒に卒業した。私は民間企業に就職し、Nは国家公務員の上級職試験に通りエリート街道を歩むことになった。社会人になって2年目くらいだっただろうか、同窓会があり参加した。Nも来ていた。国家公務員になっていたNに対して私は「Nさん、おひさしぶり」とこちらから声をかけた。「『Nさん』だなんて、『さん付け』で呼ぶのは勘弁してくださいよ。キノシタさん。あのときは大変お世話になりました」くらいの反応があるもんだと思っていた。私がNだったらそう対応する。ところがNは偉そうにふんぞり返って「やあ、久しぶりですね」とだけだった。その後の会話も私はずっと「Nさん」とさん付けである。◆たかが国家公務員になっただけで昔の恩を簡単に忘れてしまう「がり勉」クン。かたや「世界の大谷」になっても腰の低い大谷選手。大谷選手のことを語る鶴岡さんの話を聞いていろんなことを思い出していた。
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◎2023年11月28日 ---- ボス ◎
- ゴルフコンペいろいろ
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年に数回、ゴルフコンペに参加する。銀行主催のもの、建設業界のもの、ヘリコプター関係のものなどいろいろ。◆参加者のほとんどが大企業の役員クラスのコンペではみな黒塗りの社用車(最近はアルファードが多い)でやってくる。ゴルフウェアは地味。年齢も私と同世代が多い。ゴルフの腕前は大したことないが自信家が多い。大企業の出世競争に勝ち抜いて得た地位なのだから自信もあるわけだ。コンペが終了するとクラブハウスの玄関前まで社用車がお迎えに来る。私は自分で駐車場まで歩いていき白いアストンマーチンに乗って、キャディバッグを取りにクラブハウスへ戻ってくる。黒のアルファードの集団の中に1台白いアストンマーチン。完全に浮いている。あるとき気付いてそれ以来帰るタイミングをずらすようにした。◆逆に中小企業の経営者ばかりが揃うコンペもある。こちらは運転手付きのクルマはほとんどない。若い経営者の多くはベンツかBMW或いはポルシェを自分で運転してくる。テスラもいればフェラーリもいる。ゴルフウェアはMARK&LONAやloudmouthなど派手なモノを着ている者が多い。体育会系の経営者が多くドライバーを300ヤード近く飛ばす者もいいる。コンペ終了時には玄関先にポルシェやベンツが並ぶ。これがあまり上品な光景とは思えない。◆「大会社の役員が多く参加するコンペ」と「中小企業の経営者が参加するコンペ」実は私の居心地が良いのは圧倒的に「大会社の役員」の方。私は30年近く零細企業の社長をやってきているが、どうも中小企業の社長さんたちと遊ぶときには居心地の悪さを感じてしまう。どのような会話をすればいいのかさえ分からない。
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◎2023年11月28日 ---- ボス ◎