‘ボス’ の記事一覧

2020年01月07日 ---- ボス

いま・ここ・私

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「いま・ここ・わたし」という言葉を私は今朝、初めて知った。もともとは仏教の教えに出てくる言葉のようだ。◆「わたしがいまここにいる」ということが本当にわかる人は、自分と同じように「いまどこかにいるだれか」を大切にできる生き方ができる、という。そしてそれが「いまを生きる」という人間の生き方なのだと説いているようだ。俗人の私にはよく理解できない◆今朝、テレビでこの言葉を使った評論家は違う説明をしていた。「『いま・ここ・わたし』という感情が強すぎることが富の不平等を生み、教育の停滞を促し、ひいては世界平和を脅かすという。こちらは俗人の私でも理解できた。「未来でも近い将来でもなく、『今』」「世界でも日本でもなく、自分がいるごくごく狭い『ここ』」そして「チームでも仲間でもあなたでもなく、『私』」◆「いま・ここ・わたし」を優先してしまえば「今、楽しければいい」「ここだけ平和ならいい」「私がお金持ちになればいい」そうなってしまう。「いま・ここ・わたし」ではなく「将来・地球・みんな」を大切に、せめて「来年・日本・仲間たち」程度の発想を持ってもらいたいものだ。











経済の発展や世界平和への道を妨げている」と言うのだ。私は彼の言いたいことが理解できた。「全くそうだ」と思った。「将来のことよりも『今』、広い社会のことよりも『ここ』、そして多くの人たちのことよりも『私』」を大切にするヤツばかりに感じる。◆『いま・ここ・わたし』よりも『未来・日本(或いは世界)・みんな』を先に考える世の中になるといいな。

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2020年01月06日 ---- ボス

「塩狩峠(しおかりとうげ)」

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年末年始にかけてミステリーを数冊読んだ。綾辻行人がまだ若かった頃の作品を最後に我が国のミステリーは本当につまらなくなった。綾辻行人ですら最近は全く面白くなくなった。年末年始に読んだミステリーすべてがダメだった。もうしばらくはミステリーはやめよう。◆ミステリーに限らず最近の我が国の文芸書は面白くない。そこで昔(30年~50年くらい前)の本を読もうと思った。◆私が学生時代、「これまでに感動した本はなんですか?」とのアンケートがあると漱石の『こころ』や柴田翔の『されど我らが日々』に並んで上位にランクインしていたのが三浦綾子の『塩狩峠』。私はこの『塩狩峠』を読んでいなかった。ゴルフで足を痛めた正月二日、『塩狩峠』を読み始めた。面白い。深い。痛い。心が洗われる◆『沈黙』(遠藤周作)とは別の切り口のキリスト教信者の話。成田山や愛宕神社や伊勢神宮に参る中途半端な宗教感しか持たない私にも『塩狩峠』は心を清めてくれた。お勧め。◆ちなみに昨日から私は『青が散る』(宮本輝)を読み返している。楽しい。

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2020年01月05日 ---- ボス

神頼み

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毎年元旦に「成田山新勝寺」に初詣に行く。もう20年以上続いている。ちなみに元旦(がんたん)とは元日(がんじつ)の朝のこと。今年は午前8時過ぎには新勝寺の境内にいた。◆そして毎年、松の内が明けないうちに「愛宕神社」にお参りする。10年近く続いている。今年は、今朝、参った。◆さらに毎年、一月中に伊勢神宮をお参りする。こちらも15年は続いている。今年も参る予定である。◆毎年毎年、苦しい。いや毎日毎日苦しい。まさに「苦しい時の神頼み」が毎年毎日続いているのだ。◆膝を痛めた今年は愛宕神社の男坂、通称「出世の石段」を上ることができずNHK側のエレベータを利用した。長い列に並び少しずつ前に進む。列の途中で手水舎(ちょうずや)が現れる。右手に柄杓(ひしゃく)を持ち左の掌を清め、柄杓を左手に持ち替え右手を清める。さらにまた右手に持ち替えて左の掌に水を溜めその水で口をゆすぐ。最後に柄杓を立てて残った水で柄を洗う。これが正しい作法。少々、間違えてもかまやしないと思う。だが・・・◆私の前に並んでいた私よりも少し年長と思われるオバサン。彼女はいきなり柄杓からじかに水を飲んだのだ。そして口に含んだ水を勢いよく吐き出した。最初は「えっ?中国人?」と思ったが違った。日本人の常識のないオバサンだった。残念。

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2020年01月04日 ---- ボス

今で良かった

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ゴルフで痛めた足が腫れて来た。痛みも増した。正月休みだが救急で診てもらうことにした。広尾日赤病院と慈恵医大に電話した。広尾日赤は2時間待ちだという。痛い足を引きずりながら慈恵医大に行った。レントゲンを撮り、若い医者に診てもらった。「恐らく骨折でも靭帯損傷でもないでしょう。いわゆる捻挫のようですね」とのこと。安心した。◆タクシーで自宅に帰りテーピングをして酒を飲んだ。痛みは引かない。◆今朝、起きて朝食を済ませトイレに入った。膝がギクッと痛んだ。そこで思った。「様式トイレで良かった。これが40年前の学生時代のあのトイレだったら無理だ」・・あの頃だって膝を痛めた人は多かっただろう。あの頃の人はどうしていたのだろう? 女性はどうしていたのだろう? ああ、現代に感謝。
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2020年01月03日 ---- ボス

不安な年明け

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「なんとなく今年はよい事あるごとし 元日の朝 晴れて風なし」。 元日の朝、晴れていると私は必ずこの啄木の歌を口にしていた。◆今年の元日は、晴れて風が無かった。だが残念ながら私は「なんとなく 今年はよい事あるごとし」とは思えなかった。「悪い年にならなければいいが・・・」不安な思いの中で新年を迎えた。仕事でもプライベートでも健康面でも、思い通りにならないなか年が明けた。◆不安な気持ちを払拭しなんとか楽しい年明けにしたい、と思って二日、三日と連日ゴルフの予定を入れた。二日は200人近いメンバー参加の「新年杯」。上位に入れば少しは明るい正月になるだろう、そう思ってスタートした。ところが・・・◆7ホール目、凍った芝の下り坂に足を滑らせ、膝と足首をひねった。スパイクに氷が張り付いていてスパイクの役をしていなかったのだ。足を引きずりながらなんとかホールアウトした。その後、痛みは徐々に増してきた。夜は寝返りを打っても痛みで目が覚める。三日は棄権した。おそらく春先までゴルフは無理だろう。ゴルフどころか満足に歩くことができない◆あーあ、不安を払拭しようと思ってゴルフに参加したのに・・。さらに不安が増してきた。難しい。

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2019年12月27日 ---- ボス

寂しいお知らせ

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「失」が今年の私の一文字になった。幾つかのプロジェクトの失注が最大の要因。私の体力気力の衰えもその原因かもしれない。若いころのように部下たちの先頭に立って自ら駆けずり回ることが無くなった。もう陣頭指揮する元気はない。次の世代の者たちに頑張ってもらいたい。◆そんなネガティブなことを考えているところへさらに寂しい報せが・・。8年間一緒に頑張ってきた安クンが当社を離れることになった。安クンは韓国人。東日本大震災のあと当社に入ってきた。私と似て(?)若いころにいろんな苦労をしてきていたが安クンはそのようなことを微塵も感じさせない明るい好青年であった。私は安クンに日本と韓国のさらには米国をも含めた懸け橋になってくれるよう期待していた。人懐っこい笑顔と明るいキャラクターで「エアロファシリティーの安さん」はすぐに業界の有名人になった。だが一方、残念ながら韓国と日本は「近くて遠い国」になりつつある。「安クンでなければできない仕事」が見つけられなかった。申し訳ない◆安クンの次の職場がどこであるのか、私はまだ教えてもらっていない。今度こそ安クンの実力を思いっきり発揮できる場所であって欲しい。笑顔で、元気に、私の元から飛び立ってくれることを切に願っている。安クン、頑張れ! そして、ごめんなさい。

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2019年12月27日 ---- ボス

「失」

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今日は仕事納め。ヤケ酒に寄る二日酔い、日課となっている愛宕神社へのお参りもやめ、とぼとぼと会社に向かいながら「さて今年の漢字一文字は?」と考えた。「失」という字がすぐに思いついた。今年は「得」が少なく「失」の多い一年だった◆我が社では、期待していた幾つかの大きなプロジェクトをことごとく失注した。ヘリコプター業界としては台風で10機以上のヘリを喪失した。◆健康面でも多くを失った。多くの頭髪を失い奥歯も一本失った。ゴルフの飛距離も失い、視力聴力も減退した。増えたのはグチと心配事ばかり。いやトイレに行く回数も増えた◆ただ「夢」だけは失っていない。向こうに、小さいが確かな灯りが見えている。来年の漢字一文字は明るい字にしたい。
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2019年12月19日 ---- ボス

東京オリンピック もういいや

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またしても申し込んだすべてのチケットが外れた。来年の東京オリンピック「万一、全部当たってしまったらどうしよう。破産する」などと思いながら申し込んだが1回目も2回目も見事にすべて外れ。「もういいや」って気持ち◆このオリンピックは最初から何か私とはソリが合わない感じだった。①ザハ・ハディドのかっこいいデザインが採用されず隈研吾さんのどん臭いそして貧乏くさいデザインになってしまった国立競技場(隈さん、率直に言ってしまって、ごめんなさい) ②佐野研二郎さんのイカしたデザインを、ベルギーからのクレームに対して守り切れず、結局後世までお笑いものになりそうな市松模様のエンブレムになったこと(市松模様のデザイナーさん、言いたいこと言ってごめんなさい)③炎天下になる前の早朝の東京を走るはずだったマラソンが、経緯も分からず札幌を走ることになった。バカみたい。そして④いくら申し込んでもかすりもしないチケット。我が家から国立競技場までは歩いて行けるというのに、「来ないでね」と言われたみたい◆相性が悪い。「もういいや」という心境。世界各国から大勢のオリンピック観光客が集まるその時期、私はバリかタイかベトナムか台湾にでも行ってゴルフをしようかと考え始めた。きっとその時期、逆方向への飛行機は安いだろう。異国の地でゴルフしてビール飲みながらテレビでのオリンピック観戦、悪くない。ゴルフ仲間にまじめに相談してみよう。

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2019年12月18日 ---- ボス

敬語

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こんなメールが届いた。「(前略)年明けの1月〇〇日、弊社の〇〇と私で、年始のご挨拶にお伺いさせて頂きたく連絡させて頂きました。(後略)」◆どこまでへりくだれば気が済むのですか?と聞きたくなる。「ご挨拶にお伺いさせて頂きたく連絡させて頂きました」をおかしいと思わないのか?情けない。◆「年始の挨拶に伺いたいのですがキノシタ社長のご都合はいかがでしょうか?」で十分。
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2019年12月17日 ---- ボス

忘年会

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若い人たちと忘年会に行った。誘ってくれただけでも嬉しい。酒の席、若い人たちは心から弾け楽しむ。回りの席を気遣うこともなく大きな声でしゃべり笑う。後先(あとさき)を考えずに飲み、酔い、歌い、踊り、そして座席で眠る。「若いころはオレもこんなだったな」と懐かしくなる。ふと寂しくなる◆「ちょっと声を落として! 回りの席に迷惑だよ」と言おうとして、それを我慢した。「この程度の大声は忘年会では許容範囲かな?」と考え直した。◆オジサンとオジーサンばかりの忘年会が続く中、若い人たちの忘年会に混ぜてもらってパワーをいただいた。それにしても、「若いって素晴らしいな」とつくづく感じた。
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2025年11月13日 ボスの
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  • 午前Vポート研究
  • 午後人事考査
  • 夕方銀座を徘徊
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