‘ボス’ の記事一覧
◎2021年05月18日 ---- ボス ◎
- 市長がワクチン接種してなにが悪い?
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全国各地で市長や町長が優先的にワクチンを接種したことが批判されている。「医療従事者ではないではないか!」「高齢者がまだ接種できていないのに抜け駆けだ!」などとさもしいくだらない批判のオンパレード。批判された市長や町長は「キャンセル分を接種しただけ」だとか「市立病院の監督責任者だから医療従事者だ」などと言い訳に忙しい◆私は市長や町長が優先的にワクチン接種してもいいと思う。そのことが批判されることの方が不思議に感じる。◆その市長が65歳未満かもしれないし医療従事者ではないかもしれない。それでもその市、その町のトップなのだ。みんなから選挙で選ばれたリーダーなのだ。リーダーが倒れるわけにいかない。リーダーにはそれなりの責任と義務と権利がある。◆「市長、町長は優先的に摂取する」と明文化されていないのだから彼らが先に打つのはおかしい、などと言うやつはただのひがみ根性の持ち主。その「ひがみ」を隠して、自分は「正論」を言っているとして、些細なことで激しく権力者をいびり倒そうとする国民が増えた。我が国の民度は日に日に低くなっていっているように感じる。... 続きを読む
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◎2021年05月17日 ---- ボス ◎
- 佐伯鶴城の校長
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「豊後の三筆」と言われた書の達人、狩生熊義先生が、私が佐伯鶴城高校に入学したときの校長だった。当時、鶴城では毎週月曜日、グラウンドで全学年参加の朝礼が行われており、校長の訓辞を聞き、朝礼の最後には全員で校歌を斉唱していた。皆、鶴城の校歌が大好きだった。狩生校長の話は高校1年生の私には少し難しいものだった。◆2年生になると狩生校長は退官され新しい校長がやってきた。新校長は最初の朝礼で「みなさーん、おはようございます。元気ですかー?・・おやっ、返事が聞こえないよ」と言い、再度「元気ですかー」と問いかけた。生徒たちは笑顔で「元気でーす」と答えた。新校長は一発で生徒たちの心を掴んだ、ように見えた。◆その日、朝礼後、最初の授業が私の尊敬する大好きな先生であるカッパ先生の化学であった。カッパ先生は本当は河野(かわの)先生なのだが歴代の生徒はみな「カッパ先生」と呼んでいた。頭頂部に髪がなかったためついたあだ名のようだった。鶴城の歴史に残る名物教師であり生徒全員から慕われていた。そのカッパ先生が教室に入ってくるなりいきなり怒った。「今度来た校長、あれはバカなんじゃないんか?なにが『みなさん元気ですかー?』だ!」と言い出した。私を指さし「のお、キノシタ。なんでお前は『おれたちは小学生じゃねえよ』と言い返さんかったんか?!」と言うのだ。そして「高校の、それも『県南の雄』と謡われる鶴城の校長はお前たちに天下国家を語らんでどうすんのか?狩生校長はいつも天下国家を論じとったじゃねえか。高校の校長は生徒を尊重し生徒を高い場所へ誘っていくことが使命なんじゃ。」と延々20分以上も校長の姿勢に関する話が続いた◆私は新校長も嫌いではなかったが、カッパ先生のおっしゃることも理解できた。そして私は誰よりもカッパ先生が大好きだった。◆教師は私の目指す職業ではなかったが、将来、人前で訓辞を垂れることがあるならば私も狩生校長のように天下国家を語れる大人になりたい、と強く思った。... 続きを読む
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◎2021年05月13日 ---- ボス ◎
- 紀州のドンファン殺し、有罪にするのは無理だろう
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紀州のドンファンと呼ばれる品のないスケベな爺さんが、これまた品がなく道徳観の欠如した若いカミさんに殺されたようだ。世の中の多くの方と同じように私もまたあれは間違いなくカミさんが殺ったのだろうと思っている。◆和歌山県警はよく逮捕まで漕ぎつけた、と思う。よく頑張った。だが、さて、この状況証拠のみで公判を維持できるのだろうか?私は無理と見ている。少なくとも殺人罪での立証は極めて困難だろう。◆拷問すれば自白するのだろうが、現代社会において拷問に近いことは許されない。彼女は「私は知りません」と言い通せば数週間後にはシャバに出られることだろう。◆その時に我が国のマスコミはどのように反応するのだろうか?今から気になる。
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◎2021年05月12日 ---- ボス ◎
- マナー
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10年前まで千葉市の幕張に住んでいた。娘も息子も東京の私立中学に通いたいという。私は条件を出した。電車内のマナーに関すること。娘には「電車の中では何も食べてはいけない」と、息子にはさらに「車内に一人でも立っている人がいたら、たとえ席が空いていても、キミは座ってはならない」◆娘に対して「何も食べてはいけない」と言ったことは少し厳し過ぎたと思い後に「ポッキーくらいなら食べてもいい」と変更した。この注意は彼らが高校を卒業するまで何度も確認した。彼らは「守っているよ」と答えていたが実態は分からない。要は「人様に迷惑をかけない。人様に不快な思いをさせない。人様が気持ちよくなる行動を心がける」ということを彼らに教え込みたかったのだった。◆話は今に飛ぶ。サウナやゴルフ場の風呂のマナーに関して。大浴場の中の洗髪用個人ブースにはシャンプー・リンス・ボディソープのボトルが並び椅子に洗面器が伏せて乗っている。私はブース使用後は各ボトルのラベルをこちらに向けて綺麗に並べ椅子の上に丁寧に洗面器を伏せて乗せその後私が飛ばした泡が残らないように鏡やその周りブース全体ににシャワーをかける。「来た時よりも美しく!」の精神だ。ところがゴルフ場だろうが新橋のサウナだろうが、私以外の人でそのようなことをしている人を見たことがない。女性は知らないが男はみんな使いっぱなし。紳士はいない。なさけない。「ゴルフは紳士のスポーツ」などと言うがゴルフ場に紳士はほとんどいない。(この文を読んでいるあなたもきっとそうでしょう?明日から気を付けてくださいね。)... 続きを読む
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◎2021年05月11日 ---- ボス ◎
- 「ダメ!」なんて誰でも言える。批判よりも提案を!
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所有している株の処分に関してお父さんとお母さんの意見が異なった。お父さんは「今がピークだ。売ろう」と言いお母さんは「あと1年は上がるわよ。売るのは1年後」と言った。お父さんはお母さんの意見を無視して翌日、全株を売却した。売却した1年後、その株価は2倍になっていた。お母さんはお父さんに「あなたの間違いだ、謝ってよ!」と言った◆ツーアウト、ランナー3塁。今投げている投手を交代させるかどうかで監督とコーチの意見が異なった。監督は「もう限界だ。投手を交代させよう」と言いコーチは「いえいえ次のバッターとは相性がいい。このまま投げさせましょう」と言った。監督はコーチの意見を聞かず投手を交代させた。リリーフ投手は初球を打たれて点取られた。コーチは監督に「あなたの間違いだ、謝ってくださいよ」と言った◆この株式の話と野球の話。同じようで全く違う。株式の話は確かにお父さんの間違い。だが野球の話は分からない。もし投手交代せずに続投させていたらもっとひどい結果になっていたかもしれない。ホームランを打たれたかもしれない。「もし」に関してはどうなったかが分からないのだ。「点を取られた」という事実だけで「監督の采配ミス」と断じることはできない◆コロナに対する政府の対応。野党はこぞって「菅総理の判断ミスだ!」と言う。「そんなの分からないよ!」と私は菅総理を庇う。人がやったことを偉そうに「ありゃダメだ。失敗だ。責任取れ」という輩が多い。否定する前に協力してみたらどうだ?批判よりも提案を!... 続きを読む
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◎2021年05月10日 ---- ボス ◎
- 欲
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「人を殺したかった」という理由で本当に人を殺すヤツが時々ニュースになる。とんでもないヤツだ。私は、個人的には「もうしわけないが”死刑”にしてあげるべきだろう」と思う。世間では彼のことを「とんでもない自分勝手な極悪人」と言う。私は「かわいそうな鬼」と思う。◆普通の人間は「人を殺したい」などという欲望を持たない。「人を殺したい」などとの欲望を持つのは教育や環境の問題ではなく、神様の間違いの結果なのだと思う。科学的に言うと「数千万に一回起こる間違い」なのだろう。◆「人を殺したい」そんな欲求を持って生まれてきたことが可哀そう。ただ「欲」だけはどうしようもない。教育で欲をなくすことなどできないだろう。「欲」を我慢することを教えても「欲」はなくならない、と思う。◆「幼い子供にイタズラしたい」などとの妙な人間として間違えた欲求を持って生まれて来た者はさらに多い。「自分はこんなヘンな欲を持つことなく生まれて来て良かった」と思う。◆「人を殺したい」とか「幼い子供にイタズラしたい」など妙な欲求を持って生まれた彼らを可哀そうに思う。かわいそうに思うがだからといって優しくするわけにもいかない。... 続きを読む
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◎2021年05月06日 ---- ボス ◎
- 『青春の門』
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緊急事態宣言下であった昨年のゴールデンウィーク、私は40年ぶりに三島由紀夫の『豊饒の海』を読み返していた。そして今年のゴールデンウィークもまた緊急事態宣言下。今年は50年ぶりに五木寛之『青春の門』を読み返すことにした。◆中学2年生の夏だった。佐伯市の二階堂書店で私は大佛次郎の『赤穂浪士(上・下)』と五木寛之『青春の門』、3冊の文庫本を購入した。本屋を出たところで社会科の教師、佐藤丞先生と出会った。「おっ、キノシター、何買ったんだ?」と先生が私の購入した本を指した。私はそれを先生に見せた。「ほー、さすがキノシタやね。」と言って先生はニコッとされた。約50年前の記憶だがはっきりと覚えている◆初めて『青春の門』を読んだとき、私はそこに書いてあることをはっきりと理解できていなかった。背伸びして読んでいたのだろう。少年の「性」を私はこの本と同時進行で学んでいったように思う◆昨年40年ぶりに読み返した『豊饒の海』はストーリーをおぼろげに覚えていた。今年50年ぶりの『青春の門』は「性」に関するところどころのエピソードは覚えていたがストーリーに関しては全くの初読という感じであった。楽しく読んだ。◆コロナ禍でも何かを得る。私は純情だったあの頃を思い出していた。... 続きを読む
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◎2021年05月05日 ---- ボス ◎
- 残念だが諦めた。オリンピックは無理だろう。
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ゴールデンウィーク中も、7月の開催に向けて懸命に頑張っているオリンピック関係者やアスリートの方々には申し訳ないが私は「もう無理だろう」と思うようになった。◆つい先日までは軽々と「中止するべき」と発言し政府を批判する無責任な人たちに対して「一所懸命に頑張っている人たちの身になれよ!」「そんな簡単に中止などと言うなよ」と思っていた。「なんとしても開催するんだ!」と強く思っていないと瓦解してしまう◆私が諦めたのは「ボランティアでの医師200人を募集」ということを聞いたから。聞いた瞬間「もう無理だ」と思った。「今ごろこんなことをやっているのか」とガックリときた。開催できるかどうか分からないのに今ごろ募集をかけてどうすんの?◆さて、どのタイミングで「やむなく中止」と発表するのだろうか? 言い出すのは小池さんか菅さんか?あるいはバッハさんに言ってもらうのか? きっと今ごろ3人で腹を探りあっているのだろう。「先に言われたときはどのように対応しようか?」「自分から言い出すべきか?」◆普段は政府を貶すマスコミに腹を立て政府を庇うことが多い私なのだが、オリンピックだけは政府を擁護する気になれない。あまりにもリーダーシップに欠ける東京都と日本国政府だと思う。◆さてゴールデンウィーク明けに「中止」の発表をするとマスコミは「遅すぎる決断!」などとまた激しく非難するのだろう。それもどうかと思うよ。「今回は不幸にもコロナのせいで悲しい結果になった。これに負けず国民が団結して頑張ろう!」などということはないのだろうか。私は前向きにとらえたい。◆中止発表は早い方がいい。... 続きを読む
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◎2021年04月30日 ---- ボス ◎
- まじめにトリアージを議論すべき時期だ!
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「私に言わせるな!」と言いたい。言うべきは高齢の国会議員が自らを例えて「私がコロナになって重症化した場合、もしベッドが足りないというなら若い人を優先してくれ」ということだ。◆大阪では重症者に対応するECMO(エクモ)が不足し始めている。90歳の老人がECMO治療を受けているところに40歳の重症化した患者が運び込まれたら医師はどうするのか。「満床だから」と40歳を見殺しにするのか。「早い者勝ち」なのか◆私は90歳をECMOから出てもらい40歳を治療すべきだと思う。実際にこのような状況が今すぐにでも起きそうなのに政治家は気付かないフリをしている。「命はすべて平等」ではないことは皆知っている。そのためには高齢の国会議員が「俺たちよりも若い者を助けてくれ」と言い出さなければならないのだが。
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◎2021年04月28日 ---- ボス ◎
- 週休3日制ってどうなの?
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景気が良い会社が勧めているのかそれとも景気が悪いから検討しているのか知らないがテレビのニュースで「週休三日制」と言うことばを最近耳にすることが多くなった。私のような60歳以上の者への対応かと思えばそうではなくバリバリの現役社員が週休三日の会社があるようだ◆実際に週休三日制を導入している会社の社員の自宅にテレビカメラが入って取材していた。若い夫婦に小学校の低学年の女の子。記者がその女の子に訊く。「お父さんと一緒に居られる時間が多いと嬉しい?」女の子は即「うん、嬉しい」と答えた。父親も、その隣で聞いていた母親も嬉しそう。「週休三日制」=「ハッピーハッピー」って感じ◆子供が小さいころ、仕事仕事(そして勉強。さらに一部大人の事情、大人の遊び)で時間がなかった私がその報道を見てどう思ったでしょう?・・・◆私が思ったのは「羨ましいな」でも「オレもこんな生活したかったな」でもなく「気持ちわりいな」っていうことでした。◆私がおかしいのかもしれない。きっとそうだろう。「気持ちわりいな」なんて思う方が病気なのだ。だが私の同世代の多くは私と似たような感覚を持ったのではないだろうか?「週休三日になって、増えた休みをさらに家族サービスに使う」という発想は我々世代にとっては宇宙人の発想に思える。「時代は変わっているのだな」とつくづく思う。... 続きを読む
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