‘ボス’ の記事一覧
◎2023年10月10日 ---- ボス ◎
- 通知表と日記
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大分県佐伯市の実家は母が亡くなった後、7年以上誰も住んでいない。住んでいなくても維持費はかかる。近所に迷惑をかけないように庭木の手入れや雑草駆除だけでも大変だ。住んでいなくても家屋は傷む。雨漏りや漏水などの修理代もバカにならない。毎年、固定資産税も徴収される。私の思い出のためだけに維持することは佐伯市のためにもならないだろう。そこで思い切って実家を処分することにした。◆処分すると言ってもいきなり解体するわけにもいかない。打ち合わせのために帰省してきた。既に実家には貴重品は残していないつもりであったが一つ心残りは私の小中高校時代の通知表が見つからないことだった。通知表を求めて実家の書棚や押しれの中などを探したが見つからない。通知表は見つからなかったが母の日記が出てきた。◆晩年、母は認知症に苦しめられていたが、いくらか具合が良い時には日記を付けていた。自分の認知症を自覚しながらもそれを認めたくない母の葛藤がそこに記されていた。◆認知症になった母は人柄も変わったようだった。「あの優しかった母はどこへ行ったのだろう?あのきれい好きだった母はどうしたのだろう?今の母は別人のようだ」・・当時私はそんなことを思っていた◆日記の中の母は、私や姉に注意されたことを反省していた。優しい母がそこに居た。辛くなった。ポタポタと涙が落ちた。だが人に読まれることを前提とぜずに書かれた日記をこれ以上読んではいけないと思った。母のその日記も処分した。◆通知表は出てこなかったが八年前晩年の母が書いた日記と遭遇した。価値ある帰省だった。... 続きを読む
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◎2023年10月02日 ---- ボス ◎
◎2023年09月29日 ---- ボス ◎
- 自由に生きる
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◎2023年09月26日 ---- ボス ◎
- Yahoo!「みだし」くらいはきちんとしろ!
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ポータルサイトをYahoo!にしている。多くの記事の「見出し(みだし)」が並んでいる。気になる見出しがあるとクリックしてその記事を読む。これらの記事には多くの誤字や脱字がある。不愉快になる。書いた本人でも、その記事の掲載を決めたYahooでも、なぜ校正しないのか?少なくても数千人が読むであろうその記事に誤字や脱字があることがしょっちゅう。記者の能力不足もあるがYahooの管理不足も大きいのではないだろうか?◆先日はこんな「見出し」があった。「エンゼルス監督 大谷は『元気』」。おかしいだろう!おそらくエンゼルスの監督が大谷選手の近況に関して質問され「元気にしているよ」と答えたとの記事だろうとは想像がついた。それなら「エンゼルス監督 『大谷は元気』」と書くべきだろう。◆「エンゼルス監督 大谷は『元気』」と「エンゼルス監督 『大谷は元気』」。この違いに気づかない「どうでもいい、知力の低い日本人」が増えているのだろう。... 続きを読む
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◎2023年09月19日 ---- ボス ◎
- 「させていただきます」はおかしい。
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ロックバンドB’zの公演後、ステージセット解体中に事故が起きて複数の作業員が負傷した。B’zの所属事務所は事故内容を報告し、ファンへ心配をかけてしまったことを謝罪した。「ファンの皆様、関係者の皆様にはとても心苦しい思いをさせてしまいますことを、メンバー・スタッフ一同、重ねてお詫び申し上げます」との謝罪文にはこちらが同情してしまう。誠意が伝わってくる。◆ただ、その前の「負傷したツアースタッフ・アルバイトスタッフが一日でも早く回復されることを、メンバー・スタッフ一同、心より願い、お祈りさせていただきます」との文はおかしい。「お祈りいたします」と書くべきだろう。誰に対して「お祈りさせていただきます」なのか?「『させていただく』は丁寧なようで、実はみっともない表現だ」と常々思っているが「お祈り」まで「させていただく」ようでは「日本語の乱れ」であると指摘させていただきます。(笑:皮肉ですよ)... 続きを読む
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◎2023年09月18日 ---- ボス ◎
- 「二つの違い」
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◎2023年09月15日 ---- ボス ◎
- 賢い内閣は?
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昨日の朝刊に「第2次岸田再改造内閣」と題して新閣僚名簿が載っていた。私が高校生のころは(というよりも「数年前までは」の方が適切な表現かもしれないが)この名簿には必ず各人の最終学歴が記されていた。私が高校生の頃は、その圧倒的多数が「東大」であった。日本は東大を出た優秀な人たちが導いてくれているのだ、と子供心にも思っていた。「僕も東大を目指そう」と思った。◆事実、高校2年生の最初の頃までは「東大を目指します」と担任に言い、担任も「頑張れよ、このままの成績を維持できれば大丈夫」なんて言ってくれていた。ところが、いろいろと事情もあってその願いは叶わなかった。◆いや、私の願いはどうでもいい。政治家から「東大卒」が減ったのは問題だ。頭が良くなくても情熱があればこの国の舵を切れる、というのは間違っていると私は思う。◆国の先導は、やはりそれなりの優秀なオツムを、持っていて欲しい。明らかに、この私よりも「この人は算数ができないな」と思われる政治家が増えた。政治家にしても経営者にしても算数のセンスが無ければ多くの者を先導するだけの力は無いと私は思っている。... 続きを読む
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◎2023年09月14日 ---- ボス ◎
- そこまで追求しなくても・・・
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阿波踊りのプレミアム桟敷席が「階段の幅」と「蹴上の高さ」が建築基準法に合致していなかったということで元市議会議員が「実行委員会」などを刑事告発した。建築基準法では階段幅は90㎝以上だが実際には80㎝で作られていたことが問題だという。◆マスコミが取り上げ「実行委員会」は反省しているように見えた。例によって「事故が起こらなかったからいいってことじゃなく、もし事故が起こっていたら誰が責任を取ったんだ?!」と正当な理由をつけて元市議は怒る。◆「そこまで怒らないと気が済まないの?」と私は思う。この程度の違法建築はあちこちにある。消防法違反の建物もものすごく多い。それらに向っては何も言わないのに高々祭りの期間の数日の仮設の建物の階段幅が10㎝狭いだけでなぜこんなに大騒ぎをするのか私には理解できない。私も建築に係わる仕事をしている。社員達には当然のこととして建築基準法に従うことを求めている。◆その私だって今回の「実行委員会」には同情する。もちろん落ち度はある。反省もしなければならない。だが刑事告訴をするほどのことでもないように思うのだが、私が甘すぎるのだろうか?◆「そこまでしなくて許してやれよ」の言葉が誰からかでないものかと期待している。... 続きを読む
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◎2023年09月13日 ---- ボス ◎
- あかあかと日はつれなくも秋の風
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◎2023年09月08日 ---- ボス ◎
- 風の盆
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ある大企業の会長と私、二人で沖縄に向かっていた。ANAのプレミアムシートのモニターでは「日本の祭り」と題して各地の祭りが紹介されていた。そういえばその会長は祭り好きで有名。夏が来ると毎年「キノシタさん、〇〇祭りに行きませんか?」と誘われていたがこれまでご一緒したことはなかった。◆「会長は日本中の祭りを観てこられたでしょうが、どの祭りが良かったですか?」と訊ねてみた。「そうやねえ、みんないろいろと特徴あるからねえ。自分も参加するんやったら青森の「ねぶた」やねえ。跳ねるの、楽しいよ」と懐かしそうに言った後「でもね、観るんだったら八尾の『風の盆』が断トツやねえ」と続けた。「あんな静かな、あんな心に沁みる祭りは他にないねえ」と言う◆「会長、私もこれまで観た祭りでは『風の盆』が断トツ最高なんです」と私は答え意気投合した。そして私は「今年こそ、また八尾(やつお)へ行ってあの『風の盆』を楽しもう」と決めたのだった。◆どうせ八尾まで行き『風の盆』を楽しむのだったら祭りの翌日、9月4日の早朝の列車に乗って「お見送り」されたいと思った。八尾の街に泊まって9月4日の朝にJR越中八尾駅から電車で帰る観光客を祭りの衣装のままでホームで踊りながら見送ってくれるのだ。「お見送り電車」に乗って見送られるには八尾の街に泊まるしかない。ところがすでに八尾の宿は昨年から予約されていっぱいだ。いや八尾どころか富山市の宿も全部満室だ◆それでも今年こそ『風の盆』をまたナマで観たい。お見送りもされたい。悩んだ末、私は大胆な手を打って今年の『風の盆』を楽しんできた。それはそれは素晴らしいものであった。「やっぱり祭りではこの『風の盆』が断トツ最高だな」と確信したのであった。... 続きを読む
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