‘ボス’ の記事一覧
◎2012年06月29日 ---- ボス ◎
- 臆病
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若い頃は楽観的だった。楽観主義者を意味する英語optimistから「オプちゃん」などと友人たちから呼ばれている頃もあった。ところが社長業を15年以上やり苦労ばかり続いている間に180度性格が変わっってしまった。臆病な悲観論者になってしまった。少し胃が痛ければ癌かもしれないと心配し、仕事で一つ案件を失注すると永遠になにも受注できないのではと不安になる。◆学生時代、青春時代を6年間過ごした福岡に昨夜泊まった。夜の中州や天神の繁華街を一人うろつきながら「あの頃はあんなにカネがなかったのにどうしていつも明るく楽しかったのだろう。どうしてあんなに楽観的でいられたのだろう。」と懐かしく思い、そして悲しくなった。「若かったあの頃 なにも怖くなかった ただあなたの優しさだけが 怖かった」は名曲「神田川」の一節だが中州の川端を歩きながらこのフレーズを口ずさんでいた。... 続きを読む
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◎2012年06月14日 ---- ボス ◎
- 飛行機での睡魔
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飛行機によく乗る。とても不思議な状態になる。◆私は電車での移動時も、就寝前も、トイレでもあるいはゴルフ練習場の順番待ち時間でも大抵,文庫本を持っているので飛行機の座席に着くときも文庫本を用意している。で、着席しシートベルトをして本を読み始めると途端に眠たくなるのだ。勝てない。猛烈な睡魔。電車でもベッドでもトイレでもゴルフ練習の待合でもこんな睡魔は襲ってこないのに・・。不思議。必ず起こる。シートベルトをして文庫本を開くと猛烈な睡魔。目が覚めるとキャビンアテンダントがお茶かジュースかと配っている。◆「飛行機+シートベルト+文庫本=睡魔」 の方程式が成り立つのか確認したく思い先日の出張では文庫本を開かなかった。「飛行機+シートベルト」のみで猛烈な睡魔が訪れた。不思議。◆友人や部下に尋ねたが「あの振動がきっとカラダに合っているでしょ」などと言われた。◆そんな物理的なことではないような気がする。化学的な何かが起こっている。気圧の変化だろうか、或いは精神安定剤でも噴霧しているのか。私だけのミステリー。... 続きを読む
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◎2012年06月11日 ---- ボス ◎
- 携帯電話
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危うく自宅に携帯電話を忘れるところだった。今日は朝の会議が終わると四国へ一泊で出張予定が入っている。もし携帯電話を持たずに自宅を出ていたら今日と明日、携帯電話なしで過ごさなければならないところだった。◆自宅を出て2.3分後、ふと気になって携帯電話をチェックしようと思い、いつもは入っている胸のポケットに携帯電話がないことに気付き、慌てて自宅へ取りに戻った。仕事でもプライベートでも携帯電話が占める位置は高まり、今や半日でも携帯電話がそばにないとなにか落ち着かない。◆実は今日は私の55回目の誕生日。自宅を出て、出張の仕事のイメージを確認しながら歩き、ふと「あーあ、オレも55歳だ。四捨五入すると60だなあ。」などと考えていた。そして「うん?夜中の内に『お誕生日おめでとう』メールが携帯電話に届いているかも・・」などとスケベなことを考えて胸のポケットを探ったら携帯が入っていなかった、ということ。スケベな考えが携帯電話なしの出張という状況から救ってくれた。◆慌てて自宅に戻り、携帯電話を持ち、メールをチェックした。夜中の内に受信したメールは一つもなかった。... 続きを読む
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◎2012年06月07日 ---- ボス ◎
- エリート
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大手マスコミも政治家も銀行も大手総合商社も、高学歴のエリートが方向を決めるようになってきた。高学歴のエリートでなければ出世できないし、そもそも社員として採用されることがない。私からみればみなお坊ちゃま。幼いころから教育ママに尻を叩かれ塾に通い難関高校、難関大学に進み、大学でも真面目にお勉強して就職戦線を勝ち抜いて来たものばかり。◆大学入学前に童貞を捨てた者などまずいない。難しい大学や給料の良い会社に入ると急に女性にモテるようになり勘違いし女性に狂ったバカも多い。就職戦線の頃「面接では、困っている人、弱い人を思う気持ちを前面に出すことが受けがいい」などと教えられてボランティアをやったりする。入学問題、入社問題を解くことにアタマをいっぱい使ってしまったためか会社に入ったら殆どアタマを使うことをしない。◆塾へ通うどころか参考書を買うこともできなかった身としては、中学・高校時代から恋をいっぱいしてきた身としては、お坊ちゃまエリートが気に食わない。彼らはなにも自分の頭で考えて行動することができないくせにエリート意識ばかり強く相手がなにを思っているのかを探り出せない。就職戦線時に覚えた「うわべの優しさ」のみを表に出してもすぐに見抜かれてしまうことを彼らは知らない。ホンネで相手とぶつかることを彼らは知らない。◆ことなかれ主義の木っ端役人みたいな管理職ばかり増えている。『義理』『道徳』『美』『粋』『道草』『遊び心』を前面に打ち出して生きてきた私だがエリートにはこれらが通じない。特に『粋』『道草』『遊び心』などは彼らにとっては悪であるようだ。このため私はいつもダイナミックに動けない。... 続きを読む
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◎2012年06月04日 ---- ボス ◎
- 映画
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じっとしていられない性格で先週末も精力的に動き回った。金曜日の夜はハクジュホールで遠藤征志ピアノコンサート。土曜日は千葉君津でゴルフ。日曜は幕張で野球(ロッテ~中日戦)を観戦し、その後映画『サラの鍵』。急いで帰宅しテレビでサッカー(オマーン戦)を鑑賞。空き時間は読書と買い物と仕事の打ち合わせ。慌ただしいが充実した週末だった。◆なかでも映画『サラの鍵』は最高。是非、多くの人に見てもらいたい。どうしてこんなに素晴らしい映画がもうひとつメジャーにならないのか不思議。私の行くシネコンでもレイトショーにはならず一日2回しか上映していない。客はまばら。すごく残念。◆映画と言えば先週は『ミッドナイトインパリ』も見た。これもお勧め。
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◎2012年05月25日 ---- ボス ◎
- 老い
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もちろん「老い」は誰にでも来るものであることは知っていた。知っていたが老いた母を前にするとやはり寂しい。そして悲しい。33歳で夫を交通事故で失い、女手ひとつで私と姉を育ててくれた母の傘寿の祝いに帰省している。◆帰省する度に母は老いていく。カラダが老いるのみでなくアタマも老いていく。同じ話を何度も何度も繰り返す。漫才のような堂々巡りの話。話始めの話題に戻りまた繰り返す。こちらは優しく哀しく同じ話を聞いている。◆そろそろ施設に入ってもらわなければ、と思うがなかなか切り出しにくい。思い切って話題にしようとしてもプライド高い母は即座に「嫌よ!」と否定する。この時だけ、まだまだ元気。◆なんとも難しい。「母さん、ここまでありがとう。」となかなか面と向かっていえない。・・・ありがとう。
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◎2012年05月16日 ---- ボス ◎
- 石井幹子さん
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私の名前は「幹巳」と書いて「もとみ」と読む。日本の照明デザイナーの先駆者でいまだに第一人者、石井幹子さんも「幹子」と書いて「もとこ」さん。お会いしたことはないが名前の読み方だけでも親近感を抱く。この石井幹子さんのデザインは断トツ。日本の主要な建造物のライトアップはみな彼女による。東京タワー、レインボーブリッジ、六本木ヒルズ、姫路城、大阪城・・・などなど。彼女が手がけると、昼間キレイな建造物が夜さらに美しくなる。ライトアップなどプロが手がけなくてもその辺の電気屋さんで十分できそう。もちろん、ただライトアップするだけならできる。でもプロが手がけるのと素人が作るのでは大違い。
ヘリポートも似ている。当社がなくても屋上ヘリポートを作ることはできる。その辺の設計会社でもできる。ところがやはりプロが入ると入らないとでは大違い。当社が作るヘリポートは美しく、機能的。その上トータルコストは安く上がる。ランニングコストはさらに差がでる。ところがまだ当社に打診もなくその辺の、ヘリポートに関して素人の設計会社がおかしな高コストのヘリポートを作り続けている。寂しい。いや、当社のPRがまだまだ足りないのか・・。
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◎2012年05月08日 ---- ボス ◎
- 頑張りましょう、野田さん!
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4月9日の早朝、会社に一人居るところに当社顧問の野田真吾さん(三井物産OB)から電話があった。「おはようございます。どうしました?」明るく尋ねた私に対し野田さんの声は緊張したような暗いものだった。「実はですね・・。週末、精密検査を受けたのですが・・、すい臓がんの末期、ステージ4だということが分かりました。医者はもう手術は無理と言っています。」◆なんと返してよいか分からなない。まだ65歳。週末まで全く元気そうだったのに・・・。◆あの電話から1か月が経った。野田さんは「どこが病気?」というくらい元気そう。ただ恐らく不安や心配事が多く眠れない夜が多いのだろう。食欲も落ちただろう。病気が原因というより精神的なショックから少し痩せて見える。◆抗がん剤の効果は日進月歩で良くなっていると聞く。「癌をやっつける」のではなく「癌との共存」を目指す医療も充実してきているようだ。かってであれば「ショートタイマー」と決められていた方が「癌と共存、共生」し5年も10年も元気に活躍している事例も知っている。◆他人から「頑張れ!」と言われて「はい、頑張ります。」というような単純な問題ではないことは十分理解しているつもり。それでも言いたい。「頑張りましょう!」と。・・・・野田さんがブログを始めました。このページの右にある「NODA SHINGO ESSAY」をクリックしてみてください。... 続きを読む
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◎2012年05月07日 ---- ボス ◎
- 民主主義
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フランス大統領選挙で「緊縮財政の継続」を訴えるサルコジが敗れた。ギリシャの国政選挙でも「緊縮財政」を訴える与党の過半数維持は無理であろう。「増税」「緊縮」を国民のために訴えても選挙では勝てない。民主主義の限界。さてこのまま世界中が「目先の楽」ばかりを求めていて大丈夫か?恐ろしい気がする。◆会社経営において会社の社長を社員の選挙で決めたらどうなるのだろう。「ベースアップ」「就業時間の短縮」などを訴える方が「リストラ」や「給与カット」を訴える者に勝つのであろう。小さな会社なら経営状況をキッチリと説明すればバカな選択はしないだろうが、たとえばトヨタやパナソニックほどの会社になると少々放漫経営をしても3年や5年で会社は潰れないであろう。「目先の楽」を訴える者が社長になる可能性が高い。◆国になるとトヨタやパナソニックとは規模が違う。「埋蔵金があるから大丈夫」「増税の必要ない」「今は緊縮よりバラマキだ」と言っても3年で飢え死にすることはない。「大丈夫、大丈夫」と言い続けてばら撒いている間にどんどん民主主義国家は弱くなってきた。一党独裁の中国がどんどん強くなってきているのが対称的にだ。そろそろ民主主義の限界かと思う。「なんでも選挙で決めるには限界がある」ということに皆が気付くべきときが来た。... 続きを読む
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◎2012年05月03日 ---- ボス ◎
- 仕事
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お客様に「素晴らしいものを作ってくださってありがとうございました。」とお礼を言われることがある。仕事をしていて最も嬉しい一瞬だ。営業に、現場に、飛び回っている頃はそんな「嬉しい一瞬」がしばしばあった。事業が徐々に拡大し、業績は悪くないのだが銀行がなかなかカネを融通してくれなくなった。私は営業や現場を部下に任せ、資金繰りのために時間を割くことが多くなった。部下たちはみな一所懸命に頑張り成長した。私はお客様と直接触れ合う機会が減った。お客様から直接「ありがとうございました」と言ってもらうことが少なくなった。仕事をしていて最も嬉しい一瞬をなくしてしまった。かつて私が喜んだ一瞬を私に代わった部下たちが同様に喜んでくれていることを願う。
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