‘ボス’ の記事一覧
◎2017年10月22日 ---- ボス ◎
- バリ島にて
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お世話になっている親しい友人の娘さんがバリ島で結婚式を挙げることになった。私たちは彼女の結婚をお祝いしついでにバリ島でゴルフを楽しもうと計画した。計画した時にはまさか選挙と重なるとは思ってもみなかった。選挙は期日前投票で済ませバリに向かった。バリ島のデンパサール空港にはなんと結婚式を翌日に控えた娘さんが迎えに来てくれていた。親父はすでに親戚連中と酔っ払っている、ということだった。◆確かに親戚連中は結婚式の前後は忙しい。一人、ヒマな私はクタのビーチを散歩だ。
◆クタビーチにいる観光客のほとんどが白人だ。オーストラリアから来る客が8割。彼らと比べられたくない貧相なカラダを真夏の太陽に晒しながら私は一人ビーチに寝転んでいた。ぼーっとしながらいろいろと考えた。 まず「ああ、こんなにぼーっとしたのは、いつ以来だろうか」と思い嬉しくなった。続いて思ったことが面白い。まるで死に行く老人のように「楽しかったなあ、オレの人生はなかなかなものだったなあ。ま、合格点はつけられるよなぁ」そんなことを考えていたのだ。◆ビーチを歩きながら口ずさんでいた歌はサザンでもチューブでもなく小椋佳。面白い。◆数年後、本当に人生の終わりを迎える時に今日のような気持ちになれるように、もうしばらく頑張ろう。◆アリサちゃん、あなたの結婚式を機にオジサンもいろいろと考え、ぼーっとし、楽しむことができました。ありがとう。いつまでもお幸せに!... 続きを読む
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◎2017年10月20日 ---- ボス ◎
- 人も企業も重要なのは「道徳」
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「義理・道徳」の大書を、私のデスク後ろの壁に掛けてある。人も企業も義理と道徳を欠いてはダメ、という強い信念がある。◆三十余年の取締役、二十余年の社長業の中で、どうしても許せない裏切りや非道徳に会った。◆バブル崩壊時の第一勧業銀行の担当者の言動。リーマンショック時の三井住友銀行支店長の態度。同じころの商工中金担当者の態度。金融機関の「手のひら返し」には何度も泣かされた。頭にきた。◆後に20億円もの負債を抱え倒産することになる地方の航空会社のいかがわしいアタマの悪い女性経営者の非道徳な行為にも怒りで眠れない日が続いた。◆当社が多額の開発費をかけて米国で開発した製品を「分社しました。この製品は私が担当です」と言って、当社を辞めた元課長が売り歩いていた。私は自殺すら考えた。◆人間として取ってはならない行動をした彼らだが、おそらく誰もが言い訳はするが反省することなく今ものうのうと同じように仕事を続けている。ずるい奴らは、人さまから後ろ指を指されようが気にしない。「自分さえ儲かればいい」「人がどんなに苦しむかなんて知らない」・・そんな奴が大手を振って生きていることが寂しい。生きられることが悔しい。◆私が煮え湯を飲まされた会社がもう一つ。その会社は「神戸製鋼」。もう十五年くらい前のことだ。詳細は避けるがあまりにも誠意に欠ける人を馬鹿にした態度に頭にきた。たまたま事情を知った著名な経営コンサルタントの先生が当社の応援をしてくれた。◆神戸製鋼の不正が連日報道されている。数十年前から続く不正とのこと。「やっぱりそんな会社だったんだ。誠実でない、非道徳的な会社なんだ。ずるい奴しか出世できない会社なんだ」・・テレビのニュースを見ながら、今となっては懐かしい、当時の腹立ちを思い出していた。... 続きを読む
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◎2017年10月19日 ---- ボス ◎
- 育ちの違い
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西麻布のバーで、大手商社に勤めるYクンに久しぶりに会った。Yクンは30歳を少し回った好青年。前回会ったのは今年の始め、寒い頃だった。その時は「なんとか年内に結婚しようと思います」などと、彼女の自慢話を聞かされた。◆「どう?順調?婚約はしたの?」私は軽くYクンに声をかけた。「あれっ、キノシタさんに話してませんでしたっけ?別れたんですよ、カノジョとは」と少し驚いた表情のYクン。だが落ち込んでいる風ではない。おそらく別れてしばらく経ったのだろう。「そっか、まあいろいろあるもんな」とだけ私は返した。◆しばらくくだらぬ話をしているとYクンが、「キノシタさんはホント優しいですね。『どうして別れたの?』とか聞いてこないですもんね」と言った。少し意外だった。「なんだ、これは、聞いて欲しいんだろうな」と私は思いYクンに尋ねることにした。「優しかぁないよ、これから聞こうと思ってたんだよ。で、なにが理由で別れたの?」◆Yクンは「待ってました」とばかりにしゃべり始めた。「いろいろと小さいことが溜まりましてね。考え方の違いですね。でも最後はラブホテルでの彼女の態度でした」・・・私は「ラブホテルでの彼女の態度」と言う言葉で、会ったこともない彼女の痴態を一瞬想像した。そうではなかった。◆「部屋を出る前にベッドの布団のめくれを直したり、タオルをきれいに重ねたりと僕はするんです。彼女はしないんです。その日も僕がベッドを片付けていたら彼女が 『すぐに掃除のおばちゃんが来て布団を取り換えるんだからそんなことしなくていいよ』とか言うんです。カチンと来ました。そういえば彼女は婦人服売り場でも畳んでいるセーターなんかをパッと広げてみてそのままそこに置いていくんです。あれ、オレ、嫌なんですよ」・・それを聞いて私は妙に納得した。私は残念ながら?ラブホテルには行ったことはないが出張で利用する普通のホテルを出るときでもベッドはキレイにする。私とYクンは同じタイプの人間のようだ。◆「Yな、そういうのは『考え方の違い』というよりもおそらく『育ちの違い』なんだと思うよ。別れて正解だと思うよ。」・・・思わずそんな言葉で慰めた。酔いのまわったアタマで私も人生を振り返ってみた。「育ち」「教育」って大切だなあ、とあらためて思った。
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◎2017年10月12日 ---- ボス ◎
◎2017年10月11日 ---- ボス ◎
- みっともない「えーと・・」という口癖
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会議や面接など少し緊張感を伴う状況での発言時「えーと」を連発する者が多い。実にみっともないが誰も注意しない。私は時々本人に注意する。「えーと」と言うことを控えるように努力した方がいいよ、と。
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◎2017年10月06日 ---- ボス ◎
- 村上春樹氏、ノーベル賞受賞ならず
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「今回こそは村上春樹さんがノーベル文学賞」・・・確信に近いものがあった。しかし私は最近、スケジュールに追われ、その予想を人に伝えることがなかった。◆発表があってから「実はオレ、今年は村上春樹が受賞するって思ってたよ」と言っても後出しジャンケンみたい。それで、昨夕、発表前に急いで私の予想をこの欄に書いた。見事に外れた。今年の文学賞はカズオ・イシグロさんという私の知らない作家だった。両親とも日本人、それも九州の人だという。村上春樹さんがまたしても受賞を逃したことと、私のみっともない予想の外し方に関しては置いておきましょう。素直に日本人の血が流れる作家がノーベル文学賞を受賞したことに拍手。
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◎2017年10月05日 ---- ボス ◎
- 予想 村上春樹氏 ノーベル文学賞受賞
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今夜遅くか明日にはノーベル文学賞受賞者が発表される。それで慌てて書いている。今年はやっと村上春樹氏が受賞するのだろう、と予想するから。◆理由はいくつか。①ここ数年、毎年候補に上がっている。そろそろ順番が来てもいいころ。②昨年のボブディランには懲りた。誰もが納得する者に授けたい。③ノーベル医学、物理学、化学などの分野で今年は日本人ノーベル賞受賞者が出ていない。・・・などなど ◆ 明日、朝、出勤してから「今年は村上春樹さんが取りそうな予想をしてたんだ」と言うと「後出しジャンケンなら誰でも勝てるよ」と言われそうなので、取り急ぎ私の予想を書いて公表する。念のために言っておくが私は昨年までは「今年は村上春樹」などと予想したことは一度もない。機は熟した、と思い慌てて書いている。
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◎2017年10月05日 ---- ボス ◎
- 国際民間航空機関(ICAO)
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航空関係者でなくても「国際民間航空機関(ICAO)」という言葉をニュースなどで耳にした人は多いはずだ。ICAO・・通常は「イカオ」と呼ぶが、通ぶった方は「アイカオ」と表現する。国際的な航空ルールを取り決める機関である。我が国でも「航空法」に特に記載のないことは基本的に「ICAO」の定めたルールに従うことになっている。航空業界にいるものにとっては日常的に使われているこの「国際民間航空機関」という言葉。「ちょっと待ってよ! 『民間航空機関』ってことは『警察航空隊機』や『政府専用機』や『消防航空隊機』は該当しないの?」 と誰も聞かないことが不思議だ。・・知らないくせに。知らなくても疑問を感じない、好奇心のない者ばかり。◆私はみんなが疑問に感じるかもしれない、誤解するかもしれない、と思ってこの言葉を使うときには必ず《注》を付けるようにしている。◆「ここで言う『民間』というのは『軍ではない』ということです。我が国で言うと『自衛隊機を除く』と言うことです」と。◆「国際民間航空機関」よ訳さずに「国際非軍航空機関」とか「国際除軍航空機関」と訳せば良いのに、と思う。... 続きを読む
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◎2017年10月02日 ---- ボス ◎
- 社会不適合者
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母は70歳代後半にになり記憶力の低下が顕著になった。同じことを何度も話すようになった。回りの者は皆「おかしい」と気付いていたが母に直接注意できる者はいない。同じ話を繰り返す母に対し「さっきも言ったじゃあ」と言うと「そうやったかねえ、トシやけんねえ」と、自分の記憶力の低下を年齢のせいだと決めつけていた。もちろん年齢のせいだけではなかった。◆正月に帰省しているとき母が「あんた、東京には誰か高校時代の友達はおるんね?」と聞いてきた。「うん、おるよ。吉田のチカシくんとか、増井さんとか錦邊さんとか・・」と答えると「チカシくんちゅうのは海崎出身の子やったなあ」と返してくる。「そうよ、海崎出身よ・・・。よく覚えとるねえ・・」などと話して一旦その話題が終わる。三分後また母が「あんた、東京には誰か高校時代の友達はおるん?」と聞いてくる。「さっき言ったじゃない!」と言うと可愛そうなので、私はまた先ほどと同じように答える。「うん、おるよ。吉田のチカシくんとか、増井さんとか錦邊さんとか・・」するとすぐに「チカシくんちゅうのは海崎出身の子やったなあ」と全く同じフレーズが続く。同じ話を3回繰り返し、4回目「あんた、東京には誰か高校時代の友達はおるん?」と聞いてきた。私は「おらん。東京には高校の同級生は誰もおらんのよ」と答えた。「えっ?誰もおらんの?」でその会話は終わった。私はほっとした。◆春になった。「病気かもしれんから一度病院で診てもらおうよ」 姉と二人で母を説得した。母は猛烈に怒り出した。「あんたたちは私んことをボケとるっちゅうの?! わたしゃあボケとらんよ。誰でも歳をとれば記憶力は落ちるやろ!」・・・嫌がる母を何時間もかけて説得し、やっと病院に連れて行った。「初期の認知症」と診断されたが私たちは「初期ではない」と思っていた。薬を処方してもらったが母はその薬を飲むことを忘れることが多かった。認知症はどんどんと進行した。本人も辛かっただろう。◆社会生活をしていると、本人は自覚していないが明らかに社会生活不適合な人と出会う。周りの者は誰も、最初は彼が病気だとは気付かない。注意すれば治ると思って接触する。しばらくすると「これはおかしい」と気付いて病院に行くことを勧める。本人が「おかしい」と自覚している者は素直に病院に行く。翌日、「うつ病」などの診断書と処方薬をもらってくる。やっかいなのは私の母のように「おかしい」と自分で認識していない人。身内でもない者が「病院に行っておいで」とは言えない。「うつ病」も「アスペルガー」も病気。彼らを責めるのはかわいそう。「病院に行ったほうが・・・」・・自覚していない人にもしそんなことを言ったら私の母の怒りどころではないだろう。◆「わたしゃあボケとらんよ!」と大声で反発した母の姿を時々思い出す。... 続きを読む
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◎2017年09月27日 ---- ボス ◎
- 幸せの秘訣は「無欲」
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私が勝手に「恵まれてないな」「ついてない人生だな」「かわいそうだな」と思っていた同級生のほとんどすべての人が、実は自分のことを「幸せだ」と感じているということに気づいた。彼のことを「ついてない人生だな」とか彼女のことを「かわいそうだな」などと私が思うのは優しさでも同情でもないただの思い上がりだったようだ。彼らは同情されるのが嫌で「オレ、本当に幸せな人生だと思うよ」と言っているのではなく、まさに本心から「幸せだ」と思っているのだ。直接話したらそのことはよく分かる。◆どこに私の勘違いが生じたのだろう。なぜ私は彼女のことを勝手に「かわいそうだな」などと上から目線で思ったのだろうか。◆おそらく私にはまだ「欲」があり、私は同級生の彼らにも私と同等の「欲」があるものだと思い込んでいた。そしてその「欲」が満たされない人生を送っているように見える方々を勝手に「かわいそう」と決めつけていたようだ。違った。◆六十年も生きてくると、大抵のものは「欲」が無くなる。「欲」さえなくなれば現状に満足する。現状を「幸せ」と感じるようになる。同級生たちからまた多くのことを学んだ。◆経営者である私は、まだ「欲」を捨てることはできない。経営者を終え、「欲」を捨てたとき私の人生は「本当に幸せな人生」になるのだろう。◆・・・朝から哲学的なことを考えていた。... 続きを読む
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