‘ボス’ の記事一覧
◎2018年06月13日 ---- ボス ◎
- 日大アメフト、ルール無視タックル事件
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飲み屋で日大アメフト部の、ルール無視のタックル事件の話になった。私の隣で飲んでいた方が「あれくらいどうってことないでしょ。人生なんて理不尽にできているんだから。学生時代に理不尽を覚えるのはいいことよ。ワタシは学生時代、先輩が『カラスは白いなあ』と言われれば『そうですね、カラスは白ですね』と返さなければならなかった。そういう理不尽に耐えて私は成長し強くなったよ。」と言った。それを聞いて私は腹が立った。「ええ私だって世間には理不尽なことがいっぱいあることは承知していますよ。私も先輩が『カラスは白いなあ』と言えば『そうですね、カラスは白ですね』と返していましたよ。処世術などはそれによって成長したところがあるかもしれない。若いうちに『この世は理不尽なことが多い』と気付かされたかもしれない。でもね、自分が理不尽によって成長したところがあるからと言って理不尽を肯定してはダメじゃないの?アナタの理論でいけば戦争経験者が『私は戦争で苦労をしたがあれで成長したところもある。戦争したっていいじゃない』ってことになりますね?」と言い返した。◆世の中には、あのタックルを見て「これくらいいいじゃない。社会の理不尽の一つだ。こうやってみんな強くなる」などと肯定的に受け止め、その考えを人前で恥ずかしげもなく披露するバカがいるのだ。驚いた。... 続きを読む
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◎2018年06月12日 ---- ボス ◎
- 後手後手のお役所仕事
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国土交通省出身の友人が言った。「キノシタ君が知っているように、我々は人柱行政(ひとばしらぎょうせい)だから・・・」「いくらキノシタ君が『このままじゃ危ないよ。事故・事件が起きますよ』と言っても実際に事件・事故が起こらないうちは動きたくないというのが役人の本音なのよ。ようするにめんどくさいのよ。政治家さんから『やれっ!』と言われれば別だけど民間企業の声は役人には雑音程度にしか聞こえないのよ」・・全く腹が立つが、これが実情。◆新幹線の中で殺傷事件が起きた。JRは何らかの対策を取るのだろう。マスコミも騒ぎ出した。「このままじゃ、再び同じような事件が繰り返されるのではないか?」多くの新聞、テレビが疑問を呈し対策を検討する必要があると訴える。◆私は思う。新幹線の対策よりもっともっと重要なのはリニアの対策でしょ!と。新幹線の心配をするマスコミは多いがなぜか彼らは「リニアは大丈夫か?」と心配しない。◆日本はお役所も鉄道会社もマスコミも「人柱行政」。事故・事件が起こるまでは何もしない、なにも訴えない。めんどくさいことは、例えそれが多くの人命にかかわることでも後回し。残念!... 続きを読む
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◎2018年06月07日 ---- ボス ◎
- コミュニケーション
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社員たちのコミュニケーションの悪さに悩んできた。「なぜお互いに話し合わないのか?ちょっと伝えておけばそんなミスは起こんなかったんじゃないの?」・・何度注意したか。おそらく当社だけではないのだろう、社員同士の会話が少ない。フランクに何でも話せる関係作りができない。◆自分の「思い」「考え」を正確に相手に伝え、かつ相手を極力不愉快にさせずに、自分の意図する方向に誘導できる人がコミュニケーション能力が高い人だと部下たちに説明する。そうなるように努力してくれとお願いする。◆相手を屈服させて自分の言うことに従わせるのはコミュニケーション能力が高いとは言わない。社員同士が仲良くなってくれることが最もコミュニケーションが進む近道だと思っていた。◆先日テレビを観ていたら、サッカーロシアワールドカップに出場する選手たちが出ていた。「コミュニケーション」が話題になった。キャプテンの長谷部誠が、かつての監督、岡田武史から教わった言葉を披露していた。「人それぞれ個性がある。『みんな仲良くなれ』なんて言っても無理なこと。だが『みんなお互いに相手のことをリスペクトしろ』と私は言う。相手をリスペクトしていれば相手の言いたいことを探る。相手が理解してくれれば『言ってもしょうがない』がなくなる」・・そんなことを言っていた。さすが岡田武史、さすが長谷部誠。とても良いことを教えてもらった。... 続きを読む
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◎2018年06月06日 ---- ボス ◎
- デリカシー
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大学の同級生と飲んでいた。みんな60歳前後、10人。国土交通省で偉くなった友人O君が「この年になって自分の読書量の少なさを恥ずかしく思うようになってきた。反省している。これからはもう少し読もうと決めたよ。キノシタ君は昔からよく読書してたけど最近のお薦め教えてよ」と言った。彼は『君の膵臓を食べたい』という題名すら知らなかった。◆私は東山彰良を勧めた。「魚が言いました・・ わたしは 水のなかでくらしているのだから あなたには わたしの涙がみえません」という『流』の中の一文を紹介した。するとすかさずY君が「それってあの歌と一緒にじゃん」と言った。私は寺山修司の詩『名もない魚』のことかと思った。・・・違った。◆『泳げたいやきくん』と一緒じゃん・・意外な言葉をY君が言う。すると続けてH君が「オレもそう思ったよ。鉄板の上で泣いているんだよね・・・」などとT君をフォロウする。◆九州大学土木工学科・・情けない。ロマンがない、デリカシーがない、教養がない、・・・しかし人間はすこぶる良い・・・そんな奴ばかり。◆私は少し寂しく、逆にとても嬉しくなった。昨夜も楽しい酒が飲めた。... 続きを読む
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◎2018年06月01日 ---- ボス ◎
- 人間的魅力
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本日から6月。当社は今日から新しい組織編制に変わる。と言っても大きく変化するわけではない。各事業部の中での幹部の構成等を整理した。◆人事考査をするときに私がいつも考慮するのは、彼らの一人ひとりの「作業」と「仕事」の比率であり中でも「仕事」に関する意識の持ち方などである。この欄でこれまでにも何度も触れたが真面目に正確に「作業」をすればそれでよいか、となれば「作業者」としてはもちろん合格であるが「仕事人」あるいは「管理者」としては合格ではない。「作業」と「仕事」の違いを職員みんなでもう一度確認していただきたいものだ。◆さらに人事考査でいつも気になるのが彼らの言葉使いであったり態度であったり服装やみだしなみである。言葉使いや態度、服装に気が回らない者は最終的に行き詰まる。味方がいなくなる。組織において独断専行・唯我独尊は許されない。◆要するに「人間的な魅力」がなければ人と一緒に仕事はできない、ということ。「人間的な魅力」ってどこから来るのだろう。注意されて一朝一夕に身につくものではない。今朝の通勤電車で少し考えてみた。答えは出ないが「その人がどれだけ小説を読んできたか」ということが影響することは間違いないようだ。... 続きを読む
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◎2018年05月31日 ---- ボス ◎
- 機会均等って?
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テレビで全仏オープンテニスを観ていたら解説者が「この人は8歳でテニスを始めたというのですから遅いスタートですね」と言った。「はっ?8歳で遅いの?」私は画面に向かって訊ねた。そういえば福原愛ちゃんをはじめ卓球の選手たちはみな幼いころから涙を流しながら練習したようだ。ゴルフだってプロになる人たちはみな小学生のときに始めている。◆多くのプロスポーツ選手は恵まれた環境に生まれ、幼いころから厳しい指導を受けて力量を上げる。いやいやスポーツ選手だけじゃない。政治家だって国会議員の3割が世襲議員。世襲議員は自民党では4割、閣僚に至っては5割と言われるほど。◆どんな家庭に生まれるか、親の教育方針がどうか、そういうことによって子供の将来が大きく異なることは誰もが承知している。だが政治の場、教育の場で「機会均等」を掲げる現代において理想と現実が逆行していることをもっと注意して視るべきではないだろうか?... 続きを読む
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◎2018年05月29日 ---- ボス ◎
- 自分のアタマで、自分たちのアタマで考えろ!
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指示されたことだけを指示されたとおりに粛々とこなす、一般的にはそれも仕事というようだ。私はそれを仕事ではなく作業と呼ぶ。◆プラモデルを設計図通りにキレイに早く組み立てることのできる者とできない者がいる。前者が仕事ができ後者は仕事ができない、という方が多いが私は前者は作業が上手く後者は作業が下手なのだと思っている。そんな上手、下手は大した問題ではない、と私は思う。◆作業をして賃金をもらっている者が多い。日本のサラリーマンの半分以上は作業者だ。わが社の職員の多くも作業者だ。◆私はその作業者に少し「仕事」をしてもらいたいと常々思いリクエストしている。指示通りではなく、「どうすればよいのか」を先回りして考えるクセをつけてもらいたい。◆先日、一人のスタッフにある管理表を作成するように頼んだ。簡単な指示をした。翌日、彼は「できました。これでいいですか?」と持ってきた。見にくい。読みにくい。「これじゃよく分からないよ。もっと見やすく簡潔にまとめてよ」彼に返した。「どうすればいいですか?具体的に指示してください。その方が時間のムダがないじゃないですか」・・腕のいい作業者である彼の言い分にも一理ある。だが私は彼にたまには作業ではなく「仕事」をしてもらいたい。「どうすれば見やすくなるのか、自分のアタマで考えてみろ! 分からないのだったらオレに聞くのではなく自分たちで考えてみろ!」と突き放した。◆翌日「これでどうですか?」と彼が持ってきたその管理表はとても分かりやすいフォームに替わっていた。彼が一つ「仕事」をした。... 続きを読む
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◎2018年05月25日 ---- ボス ◎
- 読書
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気になることがあると読書が進まない。字面(じづら)のみ追って内容が入って来ない。5ページ進んでは3ページ戻る、というようなことが続いていた。思い切って好きな読書をやめた。年末のことだからもう半年近く小説を読んでいなかった。小説を読む時間が「数独」を解く時間になり、ジャズを聴く時間になり、ゴルフのパター練習をする時間に替わった。おかげで「数独」を解く力は随分と上がった。まず、解けない問題はない。最も難しい「超難解数独問題」を一問90分くらいかけながら解く。ジャズのCDは10枚ほど増えた。残念ながらパターは一向に上達しない。◆徐々に体調がおかしくなった。もともと睡眠障害はあったがさらにひどくなった。病院に行くと「キノシタさんは交感神経が強く副交感神経がほとんど機能していません」と言われた。原因はストレスのよう。仕事をし、家庭を持っているとストレスは追ってくる。私のように根がまじめ(?)な男はなかなかストレスから逃れられない。具合はさらに悪くなり不整脈が増した。夜はほとんど眠れない。代わりに昼間はいつも眠たい◆「数独」が悪いんじゃないか?・・ふと思った。「そういえばオレはいつもモノを考えている。目が覚めた瞬間から仕事のことを考えている」・・ベッドに入って灯りをを消す瞬間まで数独を解いている。「ぼーっとすること」を忘れていたな、そう思った。◆「数独」をやめ、アタマを使うことをやめ、読書を復活しようと思った。読書をしなかった半年に「読みたい本」は溜まっていた。どれで読書を再開しようか? ツタヤへ行った。多くの魅力的な本の中から私が選んだ一冊は直木賞作家、東山彰良『僕が殺した人と僕を殺した人』。面白い!... 続きを読む
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◎2018年05月24日 ---- ボス ◎
- 自律神経失調
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「前回よりは良くなっていますけどね・・。ただ、まだまだ危険な状態ですね」・・言葉ほど医師の表情は暗くはない。少し安心した◆基準値は「0.8~2.0ですがキノシタさんは大きくはずれて15.2です。ものすごくバランスが悪いんですね」・・LF/HFという数値の説明。「交感神経と副交感神経のバランス指標です。キノシタさんは交感神経が極度に強く副交感神経が全く出て来られないんです。睡眠障害、疲労蓄積、メンタルヘルス障害へと繋がります」とのこと◆「どうすればいいんですか?実際、睡眠薬を飲まないと夜は殆ど眠れません。昼間はずっと眠たい状態です。不整脈も頻発しているし何か薬を出してもらえませんか?」と私が聞くと医師は「バランスは極端に崩れていますがキノシタさんの場合、自律神経の働き自体はすごく元気。45歳相当に若いんです。まだ薬に頼らずに治しましょうよ」と励まされた◆「夕方以降はヨガ、呼吸法、音楽、アロマなど副交感神経活動を高めるようにすることをお勧めします」とのことだった。「24時間 ON」はやめて、「心配しても始まらない」と考えるようにしよう。「部下たちを信頼して、任せてみよう」と決意したが、さあ、できるだろうか?... 続きを読む
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◎2018年05月23日 ---- ボス ◎
- プロとアマの違い
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広尾の自宅からは日本を代表する二つのビル「六本木ヒルズ森タワー」と「東京ミッドタウン」が見える。六本木を訪れる方は大抵どちらかのビルに向かう。「どっちのビルが好きですか?」と聞くとその答えは恐らく半々くらいになるのだろう。「建造物大好きオジサン」である私の評価は「断然、森タワーの勝ち!」なのだが多くの素人にはその差が分からない。残念!◆夜の10時過ぎ、この二つの巨大ビルのオフィスフロアの照明が少しずつ消えていく。それでも二つのビルは「オレが六本木の主だ!」と言わんばかりにオーラを放ち続ける。この時間帯になると「建造物大好きオジサン」でなくとも、誰でもが「森タワー」に軍配を上げることになる。◆森タワーは世界的な照明デザイナー石井幹子(いしい もとこ)さんによる優雅で気品のあるブルーの光が穏やかにビルの側面を撫で上げるように移動する。かたやミッドタウンは日によってけばけばしい赤い光だったり、とげとげしい緑色の光だったり。アジアの場末の街を思わせる。センスが全くない。森タワーの照明がプロ中のプロ仕事であるのに対しミッドタウンのそれはまるで高校の美術部の学生が作ったようなもの。「美」に関して少しでも興味がある者は誰もが森タワーの照明にときめき、ミッドタウンのそれを見て「残念!」と声を上げる。◆先日、鹿児島出張の折に同じような気持ちになった。鹿児島市内の二つの病院ヘリポートを視察した。どちらも築3年。毎日、ドクターヘリが飛来する。その一つ「米盛病院の屋上ヘリポート」は実に見事。プロ中のプロの作品。かたや「鹿児島〇〇病院の屋上ヘリポート」は「残念なヘリポート」の典型。びっくりした。◆何事も「プロが手掛けた素晴らしいモノ」と「素人が適当に作った残念なモノ」がある。
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