‘ブログ’ の記事一覧

2024年09月19日 ---- ボス

運・不運

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私は「確率」を重要視する経営者。典型的な理系人間だ。だから基本的には「運が良い人」「運が悪い人」などは存在しないと思っている。「これまで運が良かった人」「これまで運に恵まれなかった人」はいても彼らの今後はどうなるか分からない、と考えている。この欄で何度も触れたが、Aさんがコインを投げたら10回連続「表」が出た。だからと言って「Aさんが投げるのだから次もきっと『表』が出る」と考えるべきではない。Aさんが投げても次は『表』なのか『裏』なのかは五分五分の確率だろう。◆と考えるガチガチの理系人間であるがそれでも神社へ参りお祈りをする。毎日、先祖に手を合わせる。「表が出ますように」と神にお願いしても「表」が出る確率が高くなることはないのだろう。それでも私は祈る。確率では測れない、科学では証明できない、なにか不思議な「神の力」のようなものがあるのだろうとも思っている◆だから今日も愛宕神社にお参りしてきた。私の人生は「苦しい時の神頼み人生」である。いつも苦しい。・・・

★「確率論のおさらい」確率的には「1024人にそれぞれコインを10回投げてもらうと、そのうち二人は10回連続同じ面が出る」ことになる。

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2024年09月18日 ---- ボス

恐るべしモサド

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スパイ小説でもこんな発想は出てこない。◆ヒズボラのメンバーが保有するポケットベル数千個がレバノン各地で同時に爆発した。3000人近くが負傷しそのうち数百人が重傷、10名が死んだ。そのポケベルはヒズボラのメンバーが使用するために配られた台湾製の機器であった。仕掛けたのはイスラエルの諜報機関モサドであった。◆モサドは情報をどこで入手し、数千個のポケベルにどこでどのように爆発物を仕込んだのか。そもそもこんな発想をすること自体が恐ろしい。平和な日本では「奇想天外」に思われるムチャクチャがモサドの手に係れば実現してしまう。恐ろしい。おそるべしモサドだ。
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2024年09月18日 ---- ボス

ツキ

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麻雀をする人ならきっと経験があると思う。ずーと、ずーっと配牌に恵まれないのが続くことがある。たまに大きな手が揃いリーチをかけようとしたら下家が「ロン、ピンフドラ1。2000点」などと言って持っていく。そしてまた次もボロボロの配牌。ボロボロだけど「十三不塔(シーサンプトー)」にはならない。なにをしても上手くいかない状態が長く続くことがある。◆もちろんその逆もある。素晴らしい配牌が続き、少々ミスしても結果オーライになることもある◆人生と麻雀は似ている。実は私は最近、なにをやっても「ツキ」に見放されている。何をやってもうまく行かない。これが麻雀なら「今日はここまでで終わりましょう」と言って明日の流れに期待することもできるのだが私の人生はかなり終盤に近付いている。「今日はここまでで終わりにしましょう」とは言えない。そっと、じっと、今のこの「ドツボ」の状態から抜け出すことができるまで待つしかないようだ。◆「耐えることには慣れている」と思っていたが、最近の10年間は調子に乗っていたので「耐えること」を忘れていた。「耐えること」って苦しいなあ、と感じている。

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2024年09月17日 ---- ボス

「火星の石」って

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1970年の大阪万博では前年にアポロ12号が持ち帰った「月の石」が展示されて長蛇の列ができた。小さな石を見るのに4時間の行列ができた。「ツタンカーメン」「モナリザ」「パンダ」など、一目見るために長蛇の列ができたというニュースに接することはこれまでにも何度もあった。◆私は美味しいラーメンを食べるためなら15分くらいは並ぶ覚悟はある。「値段が安いから並ぶ」ことはないが「この店でしか食べられないから並ぶ」ことはたまにある。◆さて来年の関西大阪万博に「火星の石」を展示するそうだ。政府はこれを目玉展示物としたいようだが果たしてどの程度の行列ができるのだろうか。10分でも行列ができるのなら私は見たいと思わない。この石は今から24年も前、西暦2000年に南極観測隊が見つけたもの。当時は大した話題にもならず、今に至っては新鮮さもない。どの程度の観客が見に行くのか楽しみでもある。何分待ちの行列ができるのか「賭け」でもしようか。

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2024年09月16日 ---- ボス

差別じゃなかろうもん

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「牛角」が「女性は半額」というキャンペーンを張ったら「男性差別だ!」などと怒ったつまらんヤツが大勢いたという。本当につまらん男たち。こういう奴らは普段から女性にモテない。モテないからこんな小さなことに怒るのか、こんな小さなことに怒るような奴らだから女性にモテないのか、どっちだろう?◆「女性差別だ!」と騒ぐ女性の中にも似たような奴らがいる。随分前の話だが大相撲の土俵に女性が上がれないのは女性差別だと騒いだ女性知事がいた。「そうだそうだ」とその女性知事を応援するつまらん女たちもいた。普段から男にモテないヒステリックな女性たちのように私には見えた。◆結局今でも、基本、土俵には女性は上がれない。差別でもなんでもない。ただの「しきたり」、伝統である。私の知るある元大関は引退の断髪式において「彼女には大変お世話になったので是非髪を切っていただきたい」と言ってわざわざ土俵を下り、彼女の元へ自ら出向いて鋏を渡し髪を切ってもらった。素晴らしい話である。

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2024年09月12日 ---- ボス

人情は捨てて・・

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小泉純一郎元首相がどこかの料亭で会食した帰りだろう、歩きながらテレビのインタビューを受けていた。「進次郎さんの総裁選出馬が決まりましたが?」と振られて「そうだね。やるからには頑張るしかないね」と答えていた。◆父親だから子供が頑張るのを応援したいのは当然だ。だが「日本の総理大臣に誰がなるか」という重要な案件に関して「元総理大臣」として答えるなら「親子の情」の前に「客観的な分析」をするべきだろう。「父親」としての発言は不要で「元総理」としての発言にとどめるべきだった。「誰が一番、日本国のためになるのか」を冷静に分析して「元総理」として発言して欲しかった。「親子関係」よりも大切なものがある。政治家は時に非情にならなければならない。人情を押さえることも必要だと私は思う。
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2024年09月07日 ---- ボス

越中八尾おわら「風の盆」

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昨年6月、ある大企業の会長と沖縄で二泊三日のゴルフを楽しんだ。彼はその日が会長職を引退する日だった。帰りの飛行機の中、機内サービスの映像は「日本の祭り」を紹介していた。そういえば彼は祭り好きで有名だった。私もよく誘われた。「キノシタさん、今年はネプタへ行こうよ」「来年こそ阿波踊りを観に行こうよ」などと毎年のように誘われたが彼と祭りを観に行ったことは一度もなかった。◆機内で流れる「日本の祭り」を観ながら彼に訊いた。「会長はこれらの祭りのほとんどに行かれたのでしょうが、一番のお勧め・お気に入りはどの祭りですか?」と。彼は少し考えてから答えた。「自分が参加するんだったら青森の『ねぷた』だな。自分が観客で行くなら八尾の『風の盆』だよ」◆実は15年ほど前に私はある会社の北陸支店長に案内されて「風の盆」を観た。痛く感動した。この感動を誰かに教えたい。夏になると飲み会などで「『風の盆』って最高だよ」と話していた。「うん、オレも3年前にカミさんと行った。確かに最高の夏祭りだよね」などと言う友人がいると嬉しくなり話が盛り上がった。◆毎年9月の1日、2日、3日に「風の盆」は開催される。今年はノロノロ台風のせいでどうなるか分からなかったが結果は無事三日間雨も風もなく楽しく美しく開催された。私は今年も堪能してきた。私は誰かから「キノシタさん、よくお祭りに行っているみたいですが日本の祭りはどれがいいですか?」などと訊かれたら「いい祭りは多いけど、僕は圧倒的に『風の盆』ですね」と答える。

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2024年08月30日 ---- ボス

ジャッジすること

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数日前この欄で「経営者として最も重要な仕事はジャッジすること」というようなことに触れた。経営者でなくてもジャッジをしなければならないことは多々あるはずだ。◆「間違えたジャッジであっても、ジャッジしないことよりはマシ」と言う。期限を決めずに、ジャッジの先延ばしすることは責任者として最も愚かなことである。
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2024年08月29日 ---- ボス

墓の準備

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父母を始め、随分と多くの人に支えてもらって今の私がある。その多くが既に鬼籍に入った。「せめて命日には墓前に花を供えに伺いたい」と思う恩人が数人いる。◆千葉市に眠るKさんの11回目の命日が近づいて来た。私は必ず命日に墓参りをする。近所の花屋で花束を作ってもらいそれを活けながら声に出して近況報告をする。もちろん感謝の言葉も忘れない◆富士山の麓に眠るAさんはなかなか命日には参ることができない。その代わりに御殿場や河口湖でゴルフがあるときはAさんの墓を参るようにしている。生涯独身だったAさんの墓には私以外にお参りする人がいない。そこで、私は墓地の管理者へお願いした。Aさんの墓には一年中花が植わっているようにとお願いした。Aさんの墓を参るとAさんの声が聞こえる。「キノシタ、ありがとうな。おかげでいつもキレイな花に囲まれて富士山を眺めながらのんびりしているよ」と。私は「いえいえ、本当ならAちゃんが生きているうちにもっと恩返しをしなければならなかったのにね、ごめんなさい」と答える◆KさんやAさんの墓にはお参りして近況報告をすることができる。大分へ戻ればもちろん父母の墓を参って感謝の言葉と近況報告ができる。「孫ができましたよ。それはそれは可愛いですよ。可愛くてたまりませんよ」と。だが・・・。◆大変お世話になったSさんの墓は参ることができない。Sさんの墓は私の自宅からも会社からも近い泉岳寺にある。命日には線香と花を持ってお礼に伺いたいのだがそれができない。泉岳寺の墓は個人情報保護の観点から誰でも立ち入ることができないようになっている。Sさんの墓に参るためには事前にSさんの息子さんに連絡し、彼から「明日、キノシタというものが参りますからよろしくお願いします」と連絡してもらわなければならないそうだ。簡単な話ではない。◆私が死んだあと、もし誰か私の墓参りをしてくれるのであれば誰でも遠慮なく来ていただきたい。私の家人へ「あのー、私、キノシタさんに生前大変お世話になった者ですが、明日、キノシタさんのお墓参りに伺いたくて・・」などと電話する必要がないところがいい。◆「今夜は赤坂で飲み会だ。飲み会の前にキノシタさんの墓にちょっと参って来るわ」って感じの墓をすでに購入した。墓の近所で楽しく飲んでもらいたい。

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2024年08月29日 ---- ボス

ホワイトボードを使わないダメ会議ばかり

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私の部屋(社長室)には大きなホワイトボードがあり、そこにはいつも何かが書かれている。書いているのは私。部下を社長室へ呼び、私の意図を説明するのにホワイトボードは必要。便利。◆社内の会議室にもホワイトボードはあるのだが私以外の者がホワイトボードを利用して説明したり指示を出したりするところを見たことがない。私は20年以上前から「ホワイトボードを活用した会議をしろ」と繰り返し言っているのだが無視されている。いや彼らは私の考えを「無視している」わけではなく彼らには「センスがない」というのが事実なのだろう◆社内の会議に出ても、その会議のために作られた「コンパクトにまとめられた資料」や「相関図」を見たことない。会議に出てくる資料は「メールのコピー」だったり「新聞記事」だったり或いは「他社のパンフレット」ばかり。私はいつも不満を感じながら会議を見守る◆私はアフターファイブも含め、大企業の社員と仕事の話をする機会は多い。私と話すときに「コンパクトにまとめた資料」や自分で作った「相関図」を示しながら説明してくれる若手社員がいる。あるいは(私がホワイトボードに書くような内容を)ノートに記入しながら「キノシタ社長、こういう理解でいいのですか?」と訊ねて来る者もいる。そのような社員は間違いなく伸びる。出世する。5年後にはリーダーになっている◆残念ながら我が社には「コンパクトにまとめた資料」や「相関図」を(私から「作れ」と言われなくても)自分で作る者がまだ一人もいない。少なくとも私は知らない。◆我が社の将来を憂えて、今日はグチを書いてしまった。

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2025年12月12日 ボスの
スケジュール
  • 午前ビッグサイトで「Japan build]
  • 午後接客(来客多数)
  • 夕方銀座「よし田」で会食
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