◎2026年04月22日 ---- ボス ◎
- 葬式(1)
-

結婚したばかりの頃だから今から40年前のことだ。会社(工事現場)に着くと上司から「キノシタ、お前の先輩が亡くなったって。で、明日は葬式に行ってきてくれ」と言われ案内状を渡された。そこには亡くなった方の偉い肩書と葬儀場の地図が書かれていた。私は会ったこともなく名前すら知らない人だった。90歳近い方の大往生であった。彼は九州大学の土木工学科の先輩だった。先輩とは言え、こちらは全く縁がない。60歳も年上だ。◆「なんでオレが知らない人の葬式に行かないといけないの?」と不満を感じた。葬式に行くならそれなりの格好をして行かなければならない。手ぶらで行くわけにもいかない。いくらかの香典も用意しなければならない。交通費も香典も会社は面倒見てくれない。「君の先輩だ。うちの会社もお世話になった」ということだけで葬式に行かされた。変な時代だった。会社員の理不尽を知ったときだった。
- コメント (0)

