‘ボス’ の記事一覧

2015年08月11日 ---- ボス

原発再稼働

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本日(8月11日)、鹿児島県にある川内原発1号機が再稼働する。我が国の「稼働原発ゼロ」の状況は約2年ぶりに終わる◆原発が他の発電方法に比べどれだけ安いのかは、最終処分場にかかる費用など明確なデータがないので「期待値」が計算できない。「期待値」が分からないのであれば賛成も反対も言えない。感覚で判断するしかない。この「感覚による判断」はとても危険。ときに取り返しのつかないミスにつながる◆テレビでは相変わらず再稼働反対派が「テロの脅威がある」と視聴者を煽っていた。もちろん私は「いいえ、テロの心配はない」などとは言うことはできない。世界中が混沌とし始めた昨今、どこにでもテロの脅威はある。◆だが、「テロの脅威」を言うのなら「原発反対」よりも声を大きくして「リニア建設反対」を言わなければならないのになぜか誰もこれを言わない。この欄で私は何度も訴えている。「テロリストはリニアを狙う」と。リニアにテロを仕掛けることの方が、原発に仕掛けるよりもはるかに簡単で確実だ。それでいて我が国が失うカネも命の数も確実にリニアテロの方が大きいのだ◆ウサマビンラディンは「世界貿易センタービル」と「ペンタゴン」と「ホワイトハウス」を空から狙った。アメリカが最も動揺するものをテロの対象にした。経済・軍事・政治の要(かなめ)を狙った。◆日本を狙うテロリストは攻撃の難しい原発ではなく、確実に破壊できるリニアを狙う。◆日本国民はいま、危機管理能力を高め「リニア建設反対」と叫び始めなければならないのに・・・。

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2015年08月10日 ---- ボス

期待値

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我が国の交通事故死亡者は累計で60万人を上回っている。60万人が交通事故で死んだのだ。この中には私の父も含まれている。戦後、クルマが普及し始めた頃「自動車は危ない!将来、交通事故で多くの犠牲者が出る。我が国には自動車は要らない!」との『反自動車運動』があったとは聞いたことがない。60万人が死んでしまった現在まで、誰一人「我が国に自動車は必要ない。自動車の走行を禁止すべきだ!」と叫ばない。◆東日本大震災で福島第一原子力発電所が事故を起こし多くの方々が今なお不自由な生活を強いられている。「原発は即刻廃止!」と国民は騒いだ。現在54ある我が国のすべての原発が止まっている。◆自動車は60万人を殺したが誰も「自動車を止めろ!」と騒がないのに、原発に関しては一人の死者も出ていないのになぜ「原発を止めろ!」と叫ぶのか。おそらくここには国民が直感的に「期待値」を計算しているのであろう、と私は感じている。その期待値の計算が正しいのか間違っているかは本日は述べない。「自動車を止めて起こる不自由」>「交通事故で失う損失(×その可能性)」 という不等式が成立し、一方「原発を止めて生じる不自由」<「原発事故で被る損失(×その可能性)」という不等式が成立する、と思っている国民が多いのだろう。すべてが数値化できればこれらの不等式の検証は簡単なのだが、人の命や不快感などはなかなか数値化できない。特に原発に関してはあまりにもデータが少なすぎる。◆「安保法案」も同じ。「法案を通すことによって危険が増える」のか「法案を通すことによって危険が減る」のか。経営者はなるべく数値化して、不等式を成立させて判断をくだす。感情では合否を選択しない。日本の政治家にはろくな日本株式会社の経営者がいないから、いつも感情論に終始する。「期待値」という数学用語を知らない経営者ばかりの日本株式会社の行方が心配だ。◆期待値から判断すると「リニアモーターカー」の建設は止めるべきだと私は思っている。原発再稼働にに反対している連中がなぜリニア建設に反対しないのかが不思議でならない。

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2015年08月06日 ---- ボス

否定する声は大きく聞こえる


「おいしいね!」という声よりも「まずい!」という声の方が大きく聞こえる、ということに気付いている人がどれほどいるだろうか?思い出してみて欲しい。あるいは想像してみて欲しい。ワインでもいい、寿司でもイタリアンでもいい、数人で食事をしながら料理を楽しんでいるところを。「これは美味い!」と誰かが言う。「本当に美味しいね」と誰かが答える。みんな笑顔だ。そこに「いや、これは大して美味くないよ。キミたち本当にこれが美味いと思うの?」と誰かが否定する。一人が否定するとなかなか「いいや、絶対に美味い」と言い返すことなどできない。あらゆることに於いて「否定は肯定よりも強い」「否定は肯定よりも簡単」「否定は肯定よりも楽」だと私は感じている。◆サイレント・マジョリティー(物言わぬ多数派)、ノイジー・マイノリティー(声高な少数派)という言葉がある。多くの場合、私には(サイレントマジョリティー)=(常識派)、(ノイジーマイノリティー)=(非常識派)の公式が成立しているように感じる。「おいしいね」と言うのがサイレントマジョリティー、「まずい!」と言うのがノイジーマイノリティーということも多い。◆問題なのは「まずい!」という言葉に、「おいしい!」と感じていた人が引きずられてしまうこと。「あなたには『まずい!』と感じるのかもしれないけど、私はとても『おいしい』と感じますよ」とはなかなか言えないのである。◆何事も否定する人がいる。彼らは「否定する方が肯定するよりも有利な立場にたてる」ことを知っている。「否定する方が肯定するよりも、世間の耳目を集められる」ことを知っている。ずるい!◆テレビ番組のアンカーとしては私が最も嫌いな古館伊知郎氏などはまさにこの手を使って視聴者を「まずい」という方向に誘導しているように思えてならない。

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2015年08月05日 ---- ボス

磯崎陽輔クンと吉良州司クン・・・ゴシップ

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「法的安定性なんて関係ない」との発言をしたとして総理補佐官の磯崎陽輔氏が国会の内外でやり玉に挙げられている。全く不用意な発言。反省するしかない。◆一方、本日発売の「週刊新潮」には「東大卒代議士『吉良州司』が風俗嬢に30万円を払った一部始終」との情けない記事。「だから民主党は危機管理を語れない」との小見出しまでついている。◆自民党で安保法案の中核を担いながらバカな発言をした磯崎氏。その安保法案の成立を阻止すべく、民主党の先頭になって闘い続ける最中に「だらしなさ」が表に出た吉良氏。ともに情けない。ともに情けないが「キミらはバカか!」と怒るほど私も偉くない。彼らの気持ちも少し分かる。多分、一所懸命だったのだろう。回りが見えなかったのだろう。冷静でなかったのだろう。ふと気持ちが緩んだのかもしれない。ストレスがたまり過ぎたのかもしれない。私が「キミらはバカか!」などと怒らなくても社会的制裁は非常に大きい。◆残念なのが「週刊新潮」。この時期、つまり磯崎氏が大ポカをやらかした今、吉良氏の醜聞を書くなら、二流ゴシップ雑誌らしくこの二人の関係に触れなければ・・・。私の方が詳しい。教えてあげる。◆磯崎陽輔氏と吉良州司氏は実は大分県立舞鶴高校の同級生。そして高校3年生のときに生徒会の役員として遠足の下見に行って道に迷い遭難騒ぎを起こしているのだ。当時の地元新聞の記事は「十九日、大分市の霊山に遠足の下見に行った大分舞鶴高校の男子生徒三人が一昼夜たっても帰宅せず、『遭難したのではないか』と大分署などから捜索隊が 出動するなど一時は大騒ぎになったが、二十日昼過ぎ三人が無事下山して関係者をホッとさせた。 三人は同校三年生で大分市東萩原四組、〇〇〇〇君(一八)と同市新春日一組、磯崎陽輔君(一八)、同市金池南一丁目、吉良州司君(一七)。」◆磯崎陽輔クン18歳、吉良州司クン17歳 ともに夢多き高校3年生だった。二人は東大法学部へ進み、自民党と民主党に別れ、この国の未来を考えて闘っている。◆週刊新潮・・もう少し調べて「磯崎クンと吉良クン。二人は、高校生の頃から少し危機管理能力に欠け、目の前のことに熱中しすぎる傾向があったようだ。」くらいの皮肉記事が書けるようになったら「一流」になれるのかもしれない。


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2015年08月03日 ---- ボス

陽水の『リンゴ』

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井上陽水の曲でリンゴがテーマになっているのは「窓の外ではリンゴ売り 声をからしてリンゴ売り きっと誰かがふざけ て リンゴ売りのまねをしているだけなんだろう」と歌う『氷の世界』。  吉田拓郎の曲でリンゴがテーマになっているのは「ひとつのリンゴを 君が二つに切る 僕の方が少し大きく切ってある そして二人で仲良くかじる」と歌う『リンゴ』。  どちらも彼らの代表曲。私にとっては青春時代の懐かしい、甘酸っぱくほろ苦い思い出に結びつく。◆先日、銀座の山野楽器をぶらついていたら陽水の新しいアルバム「UNITED COVER 2」を紹介するポスターが目に付いた。見ると曲目の中に『リンゴ』とある。そう、拓郎の『リンゴ』を陽水がカバーしたもののよう。すぐに購入した。すぐに聴いた。いい。とてもいい。◆さすがの陽水もすでに66歳、昔のような透明感のある張った声は出ない。だが味のある、少し枯れかかった、深みのある声で、ジャズアレンジで歌い上げる陽水の『リンゴ』、お勧めである。◆陽水と拓郎の曲に、ほろ苦い思い出がまとわりついているであろう、私と同世代の男たちには特にオススメである。

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2015年07月28日 ---- ボス

ケチな男は出世しない

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小学校2年生で父親をなくして以来、ずっと貧乏だった。「貧乏は恥ずかしいことではないが、貧乏くさいのは恥ずかしいことだ」と母親から教わった。かっこいい洋服は買ってもらえなかったが母が編んでくれたセーターを着て、常に清潔にしていた。小学校で販売する教育雑誌「学習」と「科学」はクラスで一人だけ買ってもらえなかったが成績は常にトップだった。人様から「彼の家は貧乏だから・・」と言われることがないように、いつも気を付けていた。回りもみんな優しかった。いろんなものをわけてくれた。その都度、母はその何分の一かのお礼を返した。「もらいっぱなしはダメ」と教えられた。◆大学生になり毎日、家庭教師のアルバイトをした。博多の安い屋台で焼酎を飲む程度の余裕はできた。同級生だけでなく、高校や大学の後輩と一緒に飲む機会も増えた。後輩と飲むときは割り勘ということはまず無かった。相手が一人の時は奢ってあげ、二人以上のときは彼らより多めに出した。逆に先輩と飲むときには「割り勘にしましょう」とこちらから切り出した。「おっ、そうだね」と言って割り勘にする先輩もいた。「馬鹿を言うな!オレはオマエの先輩ぞ!」と言っていつも奢ってくれる先輩もいた。その先輩も決して裕福だったわけではない。◆社会人になった。麻雀の負けを払わずに逃げた同期の者がいる。50歳を過ぎてもなお「キノシタ、奢ってよ」などと恥ずかしげもなく言う同級生もいる。人の酒ばかりを飲んで平気なヤツもいる。飲み会では1円単位で割り勘にしようとする情けない者もいる。◆社会人になったばかりの頃「ケチな男は絶対に出世しないぞ」と叔父に教えられた。お世話になった先輩も同じことを言っていた。「カネは天下の回りもの。コセコセと貯めこんではいけないよ」「男の人生は常に『武士は食わねど高楊枝』だよ」・・・偉い人たちは皆、同じようなことを私に言った。私はそれを愚直に実践した。「宵越しのカネは持たない」とうそぶき貯金など全くしなかった。そのことになぜかあまり不安はなかった。◆58歳になった。「ケチな男は出世しない」・・・この言葉の通りになっている。

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2015年07月24日 ---- ボス

戦争法案

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最高裁がなんと言おうと「自衛隊の存在は憲法違反」だと個人的には思っている。「憲法違反だから自衛隊は要らない」と主張したいわけではない。「憲法違反だけど自衛隊は必要」と思う。おそらく我が国のある程度以上の教養を持った方ならこの「自衛隊の存在は憲法に反する。しかし自衛隊は必要だ」と感じている人が「実際には」もっとも多いのだと思う。「実際には」と断ったのは「そうなんだけど、立場上それは言えない」という人が多いから。◆「自衛隊は憲法違反だけど自衛隊は必要」と思っている人は多いが「それなら憲法を変えよう」という方向へは進まない。「平和憲法」の意味は大きい。戦後70年間、我が国は平和であった。だから簡単に変えられない。そこで無理して「憲法解釈」によって「自衛隊は合憲」としてきた。どう考えたって「無理な憲法解釈」だ。中学生でも「おかしい」と思うだろう。◆少し前までは「非武装中立」を謳う政党があった。「自衛隊は憲法違反。自衛隊は要らない。我が国に自衛隊があると相手国の脅威になる。相手国も軍備をし、お互いに軍備競争になり、その結果戦争に繋がる可能性が増す」というのが彼らの理論であった。さすがに現在ではそのような能天気な理想論者の声は聴かなくなった。あのとき彼らの声に煽られて自衛隊を無くさなくて良かった。◆さて「集団的自衛権」に関する昨今の問題である。難しい。「新たな憲法解釈により集団的自衛権を認めよう」とする与党に対し「そんなことを容認すると我が国が戦争に巻き込まれる」と野党は反対する。マスコミの多くは野党側についている。◆一つ許せないことがある。与党の出した集団的自衛権を認める法案を「戦争法案」と名付け、無知な国民に「戦争になりますよ」と煽り続ける野党の一部。私は別に自民党を擁護する立場にはないが、安倍政権は「戦争がしたくてこの法案を出したわけではない」ことだけは明確である。安倍政権としては「この法案を通すことによって戦争になるリスクは減る」と信じているのだ。戦争のリスクを減らしたいがためにこの法案を提出したのだ。◆かつての「自衛隊論」と同じ。あった方が戦争になる確率が増えるのか、ない方が増えるのか、なかなか一般人には判断が難しい。◆どちらがリスクが減るのかを論じるのではなく、単純に「戦争法案」などと名前をつけ無知な国民を誘導する野党はあまりにも卑劣だと思う。◆断っておくが私はこの法案に賛成だ、というわけではない。「難しい問題だ」と思っている。

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2015年07月24日 ---- ボス

東大生 一気飲み

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東京大学2年生の学生が、サークルの飲み会で飲み過ぎ、急性アルコール中毒で死亡した。可愛そうに。両親がそのコンパに参加していた学生21人に対して1億6900万円の損害賠償を求めて提訴した。◆大切な、可愛い息子が努力して東京大学に合格した。これから学生生活を謳歌し、その後は社会に出てリーダーとして活躍することが保証されていた。人生で最も楽しいとき。それが、仲間との宴会のさなか、突然終わった。本人はもちろん、両親も悔しくて苦しくてたまらないだろう。「子供を失う親の気持ち」それを想像しただけで私も苦しくなる。◆仲間との楽しい宴会の中での事故で亡くなったのだから両親も怒りの持って行きようが無かったのだろう。一緒に飲んでいた仲間に損害賠償を求めたくなる気持ち、分からなくはない。同じ状況にあったら、私も同様に提訴したかもしれない。この両親の行動を責めることはできない。◆一方、提訴された学生も可哀そう。私が九州大学土木工学科に入学するとすぐ2年生が「新入生歓迎コンパ」を開催してくれた。これは九大土木の伝統行事であった。飲む方も飲ませる方も、ほとんどが二十歳以下。今なら大問題になるだろう。そしてその100名程度のコンパで私の同級生(つまり1年生の)二人が救急車で運ばれた。急性アルコール中毒であった。二人とも翌日は元気に授業に来たと記憶しているが、飲み過ぎて寝てしまい同級生が救急車で運ばれたことすら知らない者もいた。◆今回の東大生のコンパでの死亡は事件ではなく事故なのだと私は思う。無理に飲ませたわけでもないようだし「危険だな」と認識しながらも無責任に放置したのでもないようだ。亡くなった子は運が悪かった。状況によっては誰かほかの子が急性アルコール中毒になり、彼が訴えられていたかもしれない。そこには故意や悪意はなく、ただ運のみに寄ったものだと思う。誰もが被害者になる可能性はあった。死んだ方も、仲間に死なれた方も運が悪かった。◆私は損害賠償の提訴の取り下げを求めるものではない。21人に対して1億6900万円、妥当な金額だと思う。子を失った両親にとって1億円だろうが10億円だろうが満足するものではない。その中で、一人当たり約800万円を背負ってもらう。双方ともに楽ではない。事件から2年近くが経ち、そろそろ就職が決まった者もいると聞く。社会人のスタートにいきなり800万円の借金を背負うことも大変だが「事故で死んだのが、たまたま自分でなかっただけ良かった」と思うことだ。◆私も社会人のスタート時には奨学金などで数百万円の借金を背負っていた。少しずつ返していたらいつの間にか完済していた。そんなもんだ。東大を卒業する君たちは、まだまだ多くの夢を抱くことができ、実現する力がある。800万円なんてそんなに大きなカネではない。◆双方で頭を下げ「和解しました」とのニュースを早く聴きたいものだ。

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2015年07月23日 ---- ボス

いいヤツばかり

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社会人のスタートを切ったのは前田建設工業であった。それまで自堕落な学生生活を過ごしてきた身にとって、都内の土木工事の現場監督という仕事はとてもとてもキツく苦しいものだった。よく働いた。誰にも負けず働いた、と思っている。4年を過ぎたあたりから少しずつ自信も出てきた。自信が出てくるとなお一層働いた。勉強もした。会議の席で発言をするようになってきた。相手が先輩だろうが上司だろうが、おかしいと思ったことには「それはおかしくありませんか?」とはっきり言った。「私はこう考えますがどうでしょうか?」と意見を言った。後輩に「おかしい」と指摘されたことが気に食わず、感情的に怒り出す先輩もいた。そんな先輩はどうしたことか決まって翌年には関東にいなかった。◆7年間、前田建設工業で勤務した後、大陽工業へ移った。大陽工業グループの総帥、酒井邦恭社主は「ライオンのような社員を見つけ出して、彼のために一つ会社を作り、すべてを彼に任せる」という独特な経営方針で事業を拡大させていた。私は決して「ライオンのような社員」ではなかったと思うが、結果的には35歳にして50名の部下を持つ取締役になった。もっとも若い取締役であった。大陽工業においても、先輩や上司に向かって「それはおかしい」とはっきりと言った。「はっきり言う」と言っても喧嘩腰で自分の意見を主張するということではない。会議の場では、穏やかな口調で言うことの方がもちろん多いのだが、「はっきりと」自分の考えを皆に伝えるよう心掛けた。◆20年以上経った。エアロファシリティーの社長になっている。社員の中に、かつての自分のような者がいないか探してみる。見当たらない。上司や先輩に向かって「それはおかしい」と発言する者を見たことがない。自分の不満を口にする輩は多い。陰で「あれはおかしいよ」と上司の考えを批判する者もいる。「会社の利益を上げるためには、それはおかしい」「堅固な組織を形成するためには、それはおかしい」」「社会的道徳観から見たら、それはおかしい」「社員規定に抵触するから、それはおかしい」と公の場で発言する者を見たことがない。人間的にはみんな「いいヤツ」ばかり。私の目には、彼らは波風が立つことを避けているように見える。「おかしい」と発言しているのは「自分個人のため」だけになっている。◆心配になってきた。「発言して嫌われるよりは黙っていた方がいい」と考えてのことならまだ救われる。なにも考えていないから「おかしい」ことにさえ気づいていないのであれば深刻である。

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2015年07月17日 ---- ボス

浅薄な知識でも何かを言いたがる古舘伊知郎

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昨夜は銀座を早々に切り上げ、自宅でパターの練習をしながら「報道ステーション」を見ていた。第153回芥川賞・直木賞の受賞作の発表があり、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹氏の小説『火花』が芥川賞を受賞したことが大きな話題となっていた。◆この欄で何度か書いてきたが私個人的には「芥川賞」の受賞作品にはあまり興味がない。近年の芥川賞受賞作はどれも「小難しくて、面白くない」というのが私の印象。だが私の好みは別として、ピース又吉氏の快挙には心から拍手を送りたい。全文掲載の文芸春秋の来月号を購入し『火花』を読んでみよう。そんなことを思っていた。◆このピース又吉氏の快挙を報じたあとの司会者、古館伊知郎の言葉にカチンと来た。「最近は芥川賞と本屋大賞の違いが分からなくなってきた気がしますね」というようなことを言った。パター練習をしながらテレビの音声を聞いていた私は練習を止め、顔を上げテレビの古館氏を見て「オマエはアホか! 何も読んでいないくせに知ったようなことを言うな!」と毒づいていた。◆この番組の司会者として、何事にも批判的なコメントを発しないといけないとでも思っているのか。それにしても無知をさらけ出しても平気なこの男の言動には腹が立つ。◆私の知る限り、芥川賞受賞作で本屋大賞を受賞した作品などない。私の感じでは「芥川賞」と「本屋大賞」の距離はかなり遠い。百歩譲って「直木賞と本屋大賞の違いが分からない」というのならまだ許せる。昨年の直木賞受賞作「サラバ」(西加奈子) は本屋大賞でもノミネートされ二位になっている◆古館氏は何をもって「芥川賞と本屋大賞の違いが分からなくなってきた」のか知らないが、無知をさらけ出してまで「知ったかぶり」をし、物事を批判する彼の態度には反吐が出る思いである。

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2026年02月06日 ボスの
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