‘ボス’ の記事一覧

2018年04月11日 ---- ボス

蓼食う虫も好き好き

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私には大して美味しいと思えないのに連日行列ができる店がある。値段が安い、というのなら理解できるのだが安いわけではない。その店はテレビには時々取り上げられるようだ。馬鹿ヅラしたレポーターが「う、うめー!(う、旨い!)」などと叫ぶ。それを見ていた者たちが騙される。そこで翌日行列ができる。行列に並び、やっとそれを食べた味も分からない人間が「美味かった!」と叫ぶ。行列が長くなる。また誰かが「美味かった」と言う。おそらくそういったことだろう。◆「牛カツ」「生パスタ」などが典型的。どんなに頑張っても「牛カツ」は「トンカツ」には叶わない。同様に「生パスタ」は乾麺の「アルデンテ」に叶わない。私はそう信じている。それなのに「ホントにこんな美味しいの、初めて!」と大声で言うヤツに押されてしまう。「オレはあんまり好きじゃないな」とはっきり言うヤツがいない。「牛カツ、生パスタ、全然美味くないよ。少なくともオレはトンカツ、乾麺アルデンテの方がよほど美味いと思いますよ」私はしょっちゅう言っている。◆そういえば最近は安い天ぷら屋でも「僕は天つゆよりも塩で食べたいな」などと気取った輩が多い。超高級店じゃない限り天ぷらはツユで食った方が上手い! と私は思っている。どうだろう?

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2018年04月10日 ---- ボス

ハリルホジッチ解任

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マスターズでPリードが優勝したまさにその時エンゼルスタジアムでは大谷が6回までパーフェクトピッチングを続けていた。マスターズに酔い、大谷に興奮した多くの日本人はその夜、今度はハリルホリッジ監督解任のニュースに驚く。少しでもサッカーに興味のある日本人はすべて、びっくりしたことだろう。◆ハリル解任を告げるテレビの報道番組。いつもは「とんでもない!」「けしからん!」を繰り返すコメンテーターたちがこの報道にはなぜか怒っていない。私にはそこが不思議だった。◆私はハリルホリッジファンではない。ハリルの采配が良いのか悪いのか評価できるほどサッカーに詳しくはない。それでも「そりゃ、あんまりじゃないの?」と思った。ロシアワールドカップまであと2か月。少々選手から不満がでていようがハリルで戦うべきじゃないの?ハリル可哀そう。しかし、なぜか誰もハリルをかばおうとしない? 誰も田嶋会長の決断を「間違いですよ!」と言わない。そんなにハリルは人でなしだったのか?◆さてロシアワールドカップ。もし日本がベスト16に残れたら「あそこでハリルを交代させた田嶋会長の英断のおかげ」となり、残念ながら(予想通り)予選敗退したら「ハリルが悪かったから」となるのだろう。それこそ「あんまりだ!」◆やっぱりハリルでロシアワールドカップは闘うべきだったと私は思う。今回の更迭はきっと誰も救われない。ハリルと合わなかった生意気な選手だけが喜んでいる。

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2018年04月10日 ---- ボス

「じっと手を見る」

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20歳代、30歳代の頃は貧しかった。「オレのように賢い男が、こんなに一所懸命働いて、なぜこんなに貧しいのだろう」と不思議に思っていた。世間に対し、神様に対し、腹を立てていた。たまに会う同級生に「キノシタ君、元気?調子どう?」と聞かれると「うん『じっと手を見る』毎日だよ」と答えていた。それを聞いて彼はニヤッと笑い「僕も同じ」と答えた。少し教養のある者は「じっと手を見る」という言葉だけで分かった。◆石川啄木の短歌「はたらけど はたらけど猶わがくらし 楽にならざり じっと手を見る」と「友がみな われより偉く見ゆる日よ 花を買い来て妻と親しむ」は若いころの私のテーマ曲のようなものだった。子供たちが小学生の頃、この短歌を教えた。そういえば息子が小学四年生のときこの二首に合わせて「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という故事成語を教えたことを今思い出した。◆あの頃ほど貧しくはないが、それでもまだ「じっと手を見る」ことは多い。友がみな偉く見えることもなくなったが、花を妻と親しむ機会はさらに増えてきた。

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2018年04月09日 ---- ボス

燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや

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「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」・・ツバメやスズメにどうして鳳(おおとり)の考えが分かるだろうか? いや、分かるわけもない。「えんじゃく いずくんぞ こうこくの こころざしを しらんや」と読む。自分を「鴻鵠」に例え、自分を理解してくれない人たちを「ツバメやスズメ」に例えるのは今で言う「上から目線」。今この中国の故事成語を使うと「あいつ上から目線で生意気」などと言われるのだろう。だが、高校の国語の授業でこの言葉を習った頃、私はこの言葉が大好きだった。友人たちに向かって冗談でよくこの言葉を使っていた。残念ながら今の若い人はほとんどこの言葉を知らない。◆ところで今私はヘリコプター操縦士の訓練場所を国内に造ろうと一所懸命に頑張っている。これから熟練操縦士の大量リタイアが始まる。どんどん新米パイロットに替わっていく。言いたくないが、想像したくないが、このままでは間違いなくヘリコプター事故が増える。それも山の中での事故ではなく都会での大事故が増える。そうならないためには十分な訓練をするしかない。十分な訓練さえすれば事故は増えないのだ。しかし我が国には十分な訓練場所がない。だから私はリスクを負ってまで、身を粉にして、国内に操縦士訓練場所の設営を目指している。◆ところが「あなたの命を守るためですよ」「業界を守るためですよ」といくら説明しても全く理解を示さない者が多い。面白いのは現役を退いた元パイロットは「キノシタさん、素晴らしいことだ。頑張ってください」と応援くださるのに、現役の運航会社やドクターヘリに乗る機会の多い方々がなかなか理解を示さない。◆「私は事故には遭いません」「事故を起こすのはよその会社です」「運航会社は大変ですね」・・そんなことばかり言っている。私が「あなたのことなのですよ」と説明しても分からない。◆悔しい事ばかり続く。なぜ日本の医療のそして日本の航空の将来のために私はこんなに頑張っているのに、なぜあなたたちは関心を示さない?自分の目先の利益しか考えない?悔しい。◆「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」とつぶやきながら毎日自分を慰めている。


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2018年04月06日 ---- ボス

また心優しき罪人がうまれた

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両親のいない貧しい兄弟は懸命に生きてきたが弟が病に倒れる。兄は弟のためにさらに必死に働くが治る見込みのない弟は、兄に苦労を掛けることを申し訳なく思い自らの命を絶とうとする。首にカミソリを入れる。もがき苦しむが死にきれない。そこに兄が帰ってくる。もがき苦しむ弟は首に刺さったままのカミソリを抜いて楽にしてくれと兄に頼む。兄がカミソリを抜くと血が噴き出し弟はやっと死ぬことができた。だが兄は殺人者となる。森鴎外の「高瀬舟」はこんな話だったと記憶している。弟の願いを聞いて弟を楽にしてあげた弟思いの兄が殺人者になってしまった。◆老々介護のおじいさんが、おばあさんの「お願いだから私を死なせて」という願いを聞いて泣きながら優しくおばあさんを死なせてあげて殺人罪になったというような事件が時々起こる。◆保守派の評論家、西部邁さんは舌鋒鋭いダンディな方だった。おそらく「もう十分に生きた。これ以上は生きたくない。きれいに死にたい」と思ったのだろう。だが手の不自由な西部さんは一人では死にきれない。そこで最も信頼できる友人に応援を頼んだ。「頼む、オレの最後のわがままを聞いてくれ」とでも言ったのか。西部さんに恩義を感じている心優しき友人は西部さんの最後のお願いを聞いてあげた。結果、自殺ほう助をした罪で逮捕された。◆「安楽死」という制度がわが国にあればこれらの「心優しき殺人者」を作らずにすんだのに。これから団塊の世代の方々がいよいよ高齢化になり、その結果ますます「心優しき殺人者」が増えることが予想される。そうなる前に早くわが国でも「安楽死」を合法化することを私は強く望んでいる。

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2018年03月30日 ---- ボス

桜は散り、椿は落ちる。

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新橋の南桜公演で昨夜、当社の有志で花見を楽しんだ。ただ「楽しい」だけでなくまた「お酒美味しい」「桜キレイ」だけでもなく、社内の親睦を深めコミュニケーションを取りやすくするのに最高。私も少々飲みすぎたが意義深い楽しい花見となった。社員たちの笑顔は嬉しい。◆少し二日酔いの残る今朝の出勤時、いつものように愛宕神社の前を通った。「苦しい時」が多い私はよく86段の“出世の石段”を上って「神頼み」をする。今朝も参ってきた。「●●●●が上手くいきますように!◆昨夜は満開だった桜が吹雪となって舞っていた。境内にある椿の花の多くはすでに落ちていた。「桜は散り、椿は落ちる」日本語は面白い。「散る桜 残る桜も 散る桜」。

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2018年03月29日 ---- ボス

くそ面白くない奴ら

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ある立食パーティーの会場。私は周りに話し相手がいなかったので黙って一人でワインを飲んでいた。向こうの方には知っている学者たちもいたがそれほど親しいわけでもない。おべんちゃらを使うよりは一人の方がまだ楽だ。そっと一人で飲んでいた。この手のパーティーは苦手だ。◆「くそ面白くない奴らね」隣で女性の声がした。以前から知っている女性だった。「くそ面白くない奴らね。うわっつらだけ。人間としての厚みがないのよね。きっとあれ以上の何もないのよ」酔っているわけでもなさそうだが彼女は私にだけ聞こえる小さな声で向こうの彼らの悪口を続ける。「私だってはじけていた頃にはいろんな経験をしたわ。黙って天国まで持っていかなければならない思い出も多いわ。キノシタさんだってそうでしょ?でもきっと奴らはそんなのなんにもないのよ。あれがすべてなのよ。面白くないわよね、あんな男たち」なんとなく彼女が言いたいことは理解できた。正直に言うと彼女の言葉が心地よかった。だが肯定するわけにもいかない。「おいおい待ってくれよ。キミが若いころどんな悪さをしたのか知らないけど僕には黙って天国まで持っていかなければならない思い出なんてないよ」私はまるで村上春樹の小説の主人公のような言葉で反論した。彼女は一言「ウソおっしゃい」と言った。◆悪い気はしなかった。「くそ面白くない奴」と陰で言われるよりは勘違いされてでも「面白い奴」と思われていた方がいい。

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2018年03月28日 ---- ボス

ジャイアント馬場みたい

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健康のため毎日最低1万歩は歩いている。自宅から会社まで電車に乗ると「広尾→六本木→神谷町→霞が関→日比谷→銀座→新橋」と6区間なのだが毎日2区間しか乗らず神谷町で降りて歩いて出社している。速足で歩きながら仕事のことを考えることが多いがこの季節は桜を楽しんでいる。愛宕の桜はとてもきれい。◆毎日歩いているせいか少しずつ体重も落ちてきた。毎朝、測っている。元日から2kgほど減った。鏡で自分を見る。寂しい。胸の筋肉がなくなった。「どこかでこんな体形の人を見たことあるな。誰だったっけ?」・・思い当たった。そうだ、ジャイアント馬場だ。なんだかもっと寂しくなった。

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2018年03月27日 ---- ボス

ペンディング

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36年前、私が社会人1年目のとき、会議の席で所長が私に言った。「じゃあ、この件はペンディングということにして次は・・・」。私はその頃まだ「ペンディング」という言葉を知らなかった。「すみません『ペンディング』ってどういうことですか?」すぐに尋ねた。所長はにやっとして「おっ、九州大学卒、『ペンディング』を知らないか?・・ま、保留ということだ」と答えてくれた。◆知らないことを、知らないまま流さないで、その場で「それってどういうことですか?」とすぐに尋ねることができるのは私の特技。幼いころ祖母から教えられた「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉がそのスタートになっている。◆最近、我が社の会議に出ていてあまりにも保留事項や先延ばし事項が多いことに心配になった。それと同時に「それってどういうことですか?」と誰も聞かないことがさらに心配になっている。私が発言しなければあまりにも淡々と会議が進行してしまう。終わった後にペンディングの山ができる。◆ふと「社会人1年目の頃の私は元気良かったな」と思い出していた。

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2018年03月22日 ---- ボス

自分のアタマで考えろ!

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毎日この欄を書いているのにはもちろん私なりの思い、私なりの考えがある。ただの暇つぶしや自己満足のために書いているのではない。「私なりの思い、考え」をすべてオープンにするわけにはいかないが、その中には「部下たちへの刺激」も当然入っている。「当然」と私は思っているのだが実はこれが意に反してしまった。当社の社員のほとんどの者はこの欄を読んでいない。小さな会社、社長は何を考えているのか気になりそうなものだが全くそうではない者も多い。それは仕方ないこと。私も「読んでください」などと言う気はさらさらない。◆読んでいるだけで何もしようと思わない者よりは、こんな欄を読まなくても私の意向に沿って頑張ってくれている者の方がよほど良い。◆この欄で私が繰り返しているのは「多くの情報を共有し」「(言われたことをそのままやるのではなく)自分のアタマで考えろ!」ということ。◆とにかく世間には「自分のアタマで考えることが苦手な者」ばかり。せめて当社の職員には「自分のアタマで考える」習慣をつけてもらいたいが、これがなかなか難しい。◆「なぜそれをやるのか」を考えず、「お客様はそれを求めているのか」も考えず、本来最も大切なことを何も考えないで、それでも一所懸命働いている職員がわが社にも多数いる。考えることなく一所懸命に働いている職員は悲しい。彼(彼女)は良い人ではあるが無能な人とのレッテルを貼られてしまうかもしれない。そろそろ焦ってもらいたい。

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2026年03月30日 ボスの
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  • 午前事業部連絡会
  • 午後総務会議
  • 夕方新橋南桜公園で花見
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