‘ボス’ の記事一覧
◎2018年10月05日 ---- ボス ◎
- お迎えのハイヤー
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私の自宅近くのマンションには大企業の重役と思われる方が多く住んでいる。彼らは毎朝お迎えのハイヤーで出勤する。その中の一人の行動が私には理解できない。◆彼は私よりも5,6歳年長だと思われる。彼のマンションの前を私は広尾駅に向かって毎朝歩いて通る。彼の出勤に出くわすことがたまにある。◆彼の住むマンションの出入り口は横断歩道近くなのでお迎えのハイヤーはいつも20mくらい離れた路上に停車し彼を待っている。運転手は、彼がエントランスから出てくるのを見つけるとすぐに発車させすーっと彼の脇にクルマを停める。ここからが理解できない彼の行動。その重役然とした男はいつも左手に新聞を持っているだけなのに車のドアを自分で開けようとしないのだ。車が自分の前に着き、運転手が急いで車から降り、車の脇を後ろに回って軽く彼に一礼してドアを開ける。運転手がドアを開けるまで彼はじっとしている。右手が不自由なわけでもないのに。雨が降っていても自分でドアを開けない。運転手に「おはよう」とも言わない。◆この不遜な態度に私は不愉快になる。こんな男が重役になっている企業が不思議でならない。きっと上に対するゴマすりは上手く、部下たちには嫌われているだろう。それにしてもこんな男が偉くなるような会社はまともな会社じゃないだろう。... 続きを読む
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◎2018年10月03日 ---- ボス ◎
- 冷麺食べてる姿は美しくない
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二週間ほど前の話になるが韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が平壌で開かれた昼食会で、談笑しながら名物の冷麺を食べるている姿がテレビで流された。お二人には失礼だが実に下品な食べ方だった。◆私も平壌冷麺は大好物で新大久保の「金達来」まで時々食べに行く。もちろん私の食べ方も下品。だいたい冷麺を上品に食べることのできる者などいないだろう。フォークで食べるパスタは上品に食べることができる。ドンブリを持つことが許される日本のうどんや蕎麦もそこそこ上品に食べることはできよう。だが冷麺はどうしても顔を皿に近づけて食べるいわゆる「犬食い」になってしまう。おまけにうどんや蕎麦のように簡単には噛み切れないし麺は絡まっていることが多い。文在寅大統領も金正恩委員長も皿の真上に顔を持っていき垂直に垂れた麺を噛み切って落とそうとするが苦労していた。実にみっともない姿であった。あの姿が世界中に報道されたことを韓国北朝鮮の両国民は恥ずかしいと思わなかったのだろうか?思わなかったのなら両国の食事マナーに関する民度が低いということだ。◆両国の友好関係の再構築に茶々を入れるつもりなど毛頭ないが、せめてテレビ放送局があの犬食い姿を自主規制で流さなければ良かったのに、と思ってしまう。... 続きを読む
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◎2018年10月03日 ---- ボス ◎
- 気配り足らない「大丈夫か?」
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三十歳になる前に大企業を辞めた。家族や友人たちは心配してくれ、また応援もしてくれた。◆「なんとかなる」と思いながらも不安だった。そんなときに嬉しかったのは「モトミのことだから大丈夫だと思うけど心配はしとるよ。頑張れよ」との言葉。「大変な時期だから今夜はオレに奢らせてくれ」と言って居酒屋に連れて行ってくれた先輩もいた。その先輩も「頑張れよ」と言ってくれた。嬉しかった。◆反対に、とてもイヤだったのが「キノシタ、会社辞めて大丈夫なん?」と平気で聞いてくるヤツ。悪気はないのだろう。だが「大丈夫か?」と聞かれてどう答えたらいい?「大丈夫じゃない」と答えたら救ってくれるのか?◆悪意がなくても人を不愉快にする言葉、気配りの足らない言葉は多い。
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◎2018年10月01日 ---- ボス ◎
- お土産
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お客様のところを訪問する際に手土産を持っていくことがある。部下がお客様へお持ちした手土産に何を選んだのかが気になる。駅のキオスクで1000円程度で買って持っていくくらいなら持っていかない方がまし、と思っている。お土産を選ぶのも彼の仕事。選ぶときには相手の好みを考え、喜んでもらえれば嬉しいもの。営業活動では、お土産の蘊蓄(うんちく)を語りその話が盛り上がれば受注に一歩近づくこともある。◆当社のすぐ近くに「切腹もなか」の本店があり、いつも行列ができている。なにか不手際があった際にお詫びの意思表示を込めて「切腹もなか」をお土産に客先を伺うことがある。「本来なら私の腹を切ってお詫びをしなければならないところですがそういうわけにも参りません。申し訳ないのですがこちらで・・」と言いながらそっと「切腹もなか」を出す。部下の不手際でも上司が謝りにいけば意外と笑顔で許してもらえることもある。お土産一つで話がまとまることもある。お土産は馬鹿にできない。◆持って行った土産でせめて5分間程度は話をはずませたい。或いは置いて帰ったお土産に対して、後日「キノシタさん、いただいたお土産とっても美味しかったよ」と言ってもらえると嬉しい。そういうところから縁が深まる。◆お土産をいただくことも多い。お客様からもらったお菓子などは社員のみんなでいただくようにしている。大抵はそのお菓子の箱に付箋が付いている。「〇〇社の△△社長からのお土産です」などと書いてある。私はそのお土産を食べながら△△社長のことを思い出す。お土産のお礼の電話をしようか、と思うこともある。◆先日、誰からの土産なのか分からないお菓子の箱が開けられ、既に半分くらいが無くなっていた。お菓子箱には付箋が付いていなかった。するとある職員が部下に注意を始めた。「『みなさんで召し上がってください』と言ってお客様がわざわざ持ってきてくれたお菓子を、誰からの土産なのかも気にせずにむしゃむしゃ食べるな!」と言っている。その叱責の声を聴き、私は嬉しくなった。「そのとおり! 誰からいただいたのかを確認し『ありがとう』と思いながらいただくことにしましょうよ」と言いたかったが声に出すことは控えた。... 続きを読む
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◎2018年09月28日 ---- ボス ◎
- サマータイム導入議論
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オリンピック開催に向けてサマータイムの導入が検討されている。これまでサマータイムを導入していた多くのヨーロッパの国々が「メリットよりもデメリットの方が多い」としてサマータイム廃止の動きがみられる中、我が国は逆向きの検討が開始された。情けない。◆結果的に、我が国でサマータイムが導入されることはないだろう。だが我が国の「時刻」を考える良い機会だ。私は標準時をずらすことをかねてから提案している。これを知ってもらいたい。◆我が国では北海道から沖縄まで国内では同一時刻の制度をとっている。我が国の経度は東経123度(沖縄)から146度(北海道)。このほぼ中心である東経135度(明石)を基準に時刻を設定している。明石市が南中を迎えた時が正午である。◆韓国は東経126度から130度の国だが我が国と時刻設定が同じ。国内には東経135度のところがないのに時刻は東経135度を基準に設定しているのだ。このためソウルは午後0時40分頃に南中を迎える。明石に比べるとソウルの日の出は遅く、それだけ日没も遅くなる。韓国をまねて、我が国でも時刻を少し早めてはどうか。◆日の出前の電力使用量と日没後の電力使用量には大きな差がある。言うまでもなく日没後の使用が圧倒的に多い。「節電」の意味からも日本の時刻を1時間程度繰り上げるべきだ、と私は主張するのだが誰も理解してくれない。... 続きを読む
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◎2018年09月20日 ---- ボス ◎
- 人間ドック
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一年に一回、本郷の東大病院で人間ドックに入っている。命に係わる疾病の元はないか入念に調べてもらう。MRI、CT、PET、超音波検査、血液検査、尿検査、便検査、痰検査、骨密度など徹底的に調べる。その日のうちに大方の結果が出る。◆高血圧・高コレステロール・肥満、これらの値が正常値を少し外れていたが「まあ大きな異常はありませんね」とドクターが優しい顔で言ってくれた。「最低でも、もう一年間は元気に生きる権利をあげますよ」と言われたみたい。ホッとした。不整脈、不眠症、無呼吸症、耳鳴り、頭痛、ひざ痛、腰痛、頻尿・・悪いところは数え上げたらキリがないがそれらはどうやら「命に係わる疾病の元」とは判断されないみたい。加齢とストレスからくる様々な症状は人間ドックの対象外、と言うことのようだ。◆さてその人間ドック、昨日は3回、合計90分間もMRIとCTの機械の中に入れられた。検査前に必ず「インプラントはありませんか?」「ペースメーカーは入れていませんか?」などと口頭で聞かれ全部「ありません」と答えた上でもさらに金属探知機で体中を探られる。安全のためだ、不快ではない。不思議な質問が一つあった。「入れ墨、タトゥーはありませんか?」というもの。「入れ墨してたらMRIの検査は受けられないの?」と聞いた。看護師が笑顔で「ええ、タトゥーをした方が受けられると火傷してしまいます」と教えてくれた。「じゃあ、安室ちゃんはMRIを受けられないの?」私は聞いた。最近の安室奈美恵の引退を伝える報道で、彼女の左腕にタトゥーが入っていることを私は知ったばかりだった。「そうですね、残念ながら。MRIを受けられないから、なにか身体に異変があっても発見しにくくなりますよね」と寂しそうな顔をしてその看護師は答えた。◆入れ墨なんてしない方がいい。... 続きを読む
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◎2018年09月18日 ---- ボス ◎
- テレビ報道の在り方
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なにか事件が起こるとテレビはえげつないほどに取材しまくる。◆問題を起こした本人が自宅にいないことは分かっているのに自宅に押し寄せインターホンごしに家族の声を取ろうとする。父親がセクハラをしたとしても妻や子供の元に押し掛けてどうする。◆子供が殺された母親の元へ行き、さも同情していますという顔で「今のお気持ちは?」などと平気で尋ねる。◆レポーターと呼ばれる卑しい仕事をプライドを持ってやっているヤツはいるのだろうか?誰かが言っていた。彼らの自宅へ行って「あなたのお父さんはこんな仕事をしていますが子供としては恥ずかしくはないですか?」と聞いてみたいくらいだ、と。◆加害者であれ被害者であれ、マスコミが家族の元へカメラを持っていき取材することは控える、というような報道協定はできないものなのだろうか?◆その一方、不思議なのは、なぜ前科を発表しなくなったのか、ということ。かつては犯人の報道では顔写真とともに「前科○○犯」と公表されていた。懲役を務めればキレイな身体になったとみなされるとでも言うのだろうか? ふざけるな!◆もちろん誰でもが他人の前科を調べることができるようでは前科者の再出発が困難になるのかもしれない。それでも彼がまた罪を犯したのであれば、その報道では彼の前科は伝えるべきだと思うのだが。◆私はテレビで犯人(容疑者)の顔写真が流れるたびに「こいつはいったい前科何犯なのだろう?初犯じゃないだろうな」などと思う。... 続きを読む
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◎2018年09月12日 ---- ボス ◎
- 日本人らしい謙虚さ
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「将棋でも囲碁でも、勝負の決着は静かにつく。対局者の表情からは、どちらが勝ったのか分からない場合がある。感情を面に出さないのが、プロ棋士のたしなみだからだ。スポーツの世界ではあり得ない光景である」・・・これは昨日ある全国紙のコラムの書き出し。名文である。コラムはもちろん大坂なおみ選手の全米オープンテニス優勝を讃え、決勝での態度を褒めた。◆確かに大坂選手はあこがれのスーパースター、セリーナ・ウィリアムを倒した瞬間にガッツポーズをすることも飛び上がって歓喜することもなかった。あふれる涙を抑え静かに帽子を深くかぶった。普通のスポーツの優勝者とは違う、棋士のような穏やかな勝利であった。◆高校野球でもサッカーでもラグビーでも最近の大会では優勝したチームはその瞬間ガッツポーズをし、グラウンドに集結し「オレらが一番なんだ!」とばかりに人差し指を天に向けて突き上げ、飛び跳ねる。歓喜の表現は派手であるが、敗者への配慮がないことを私は常々不快に感じていた。大坂なおみ選手はあこがれのセリーナを破り、チャンピョンになったことを謙虚に喜び、とまどいすら見せていた。◆日本人はこうであって欲しい、などと言うと「アナクロ!」と叱られるのだろうか。◆大坂さんの人気は、ずっとずっと続くだろう。私もずっとずっと応援しよう。... 続きを読む
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◎2018年09月11日 ---- ボス ◎
- 墓参り
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9月9日は私の恩人川嶋信義さんの命日だった。早いもんで亡くなってもう丸五年が経った。今年は日曜日だったので週末のゴルフをやめて私は一人墓参りツアーを企画した。前田建設時代に大変お世話になった先輩秋場毅さんの墓にも参ろうというもの。◆川嶋さんの命日の前日、8日の土曜日に静岡県の富士霊園に眠る秋場さんの墓に参った。きれいに区画整理された富士霊園だが昨年参ったときいは秋場さんの墓周りに花が植わってなかった。父母と同じ墓に入ることはできたものの生涯独身で身寄りのなかった秋場さんには戒名すらない。戒名がないのは我慢できても花がないのはあまりにも可哀そう。私は霊園事務所に行ってどうすれば秋場さんの墓周りに花を植えてもらえるのか尋ねた。◆今年はきれいな花が植わっていた。秋場さんもきっと喜んでくれているだろう。感謝の気持ちを伝え、近況を報告し「また来年来ますね」と言って私はクルマで湯河原へ向かった。◆湯河原の温泉に浸かり、暑く長かった夏の疲れを落とした。翌日は湯河原から千葉へ向かい川嶋さんの墓に手を合わせた。◆還暦を過ぎた私にはとても多くの恩人がいる。彼と出会わなかったら今の私はない、という多くの方々が既に鬼籍に入っている。皆の墓を参ることはできないが秋場さんと川嶋さんの墓を参り、また一段と感謝の気持ちを強く感じた。... 続きを読む
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◎2018年09月10日 ---- ボス ◎
- 電力会社のリスクヘッジ
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9月6日早朝に北海道を強い地震が襲った。30人を超える死者を出した。さらに北海道全域が停電するという事態になった。全面停電はほぼ一日続き地震から四日経った今日もまだ全面復旧に至っていない。残暑の時期であったことが不幸中の幸い。もしこれが真冬の停電であったら百人単位の死者を出していたことだろう◆なぜこんな事態になったのか。テレビで解説する電力関係者の話は皆同じ、「想定外」ということだ。私がテレビで見た解説者たちの誰一人も「申し訳ない」と言う顔をしていない。「しようがなかったんだ」「オレはこの想定には関与していない」と平気な顔して解説する。視聴者へ暗に「悪いのは北海道電力だ」と伝えようとしているようだ。腹が立ってくる◆昨夜のNHKの解説者も淡々とこう言っていた。「絶対にブラックアウトを起こさないように様々な想定をしています」「今までブラックアウトは絶対にない、と考えていました」私は恐ろしくなった。◆我々はあの東日本大震災で福島原発のメルトダウンを経験した。全国の原発は一旦停止し「絶対に大丈夫」と確認されるまで再稼働できなくなった。「絶対に大丈夫」と確認されたところから再稼働が始まろうとしている◆この「絶対に大丈夫」という言葉が信用できなくなってきた。私はこれまではどちらかというと原発再稼働容認派であった。「絶対に大丈夫」と確認して再稼働することが日本国民の幸せそして我が国の発展に通じるのだろうと思っていた。だが昨夜のNHKの解説者の言葉で立場を替えた。日本の電力関係者の「絶対に大丈夫」などとの言葉は信用できなくなった。... 続きを読む
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