‘ブログ’ の記事一覧
◎2014年10月21日 ---- ボス ◎
- 塞翁が馬?
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日本の警察や防災ヘリコプター用に、当社がカネを出し米国の「ヘリダイン社」に開発を依頼した製品があった。「ヘリダイン社」では順調に開発が進み、日本では当社が翌年度の受注に向けて警察や消防に案内を続けていた。かなりの受注が予想された。◆世界有数のヘリコプター部品メーカーである「ヘリダイン社」の製品価格は、我々の予想よりも高額であった。それでも私は「ヘリダイン社」の信頼度を買った。1台あたりの利幅は少なくても安全な製品が多く売れれば良いと思っていた。◆そんなある日、当社の「ヘリダイン社」担当のT課長が突然辞めた。あとで分かったのだが時を同じくして「ヘリダイン社」の開発責任者Gも「ヘリダイン社」を辞めていた。TとGは結託して新会社を作っていたのだ。「ヘリダイン社」と「エアロファシリティー」を通さないのだから彼らの利ザヤは大きい。そして日本の顧客には「エアロファシリティーから分社しました。ヘリポートに関してはエアロファシリティーを引き続きよろしく・・」などと案内していた。当社と「ヘリダイン社」で高額を負担し開発した商品を二人にまんまと盗まれてしまったのだ。10年以上前の話である。◆当時の「ヘリダイン」の社長がジェリーさんだった。私とジェリーさんはTとGの犯罪行為を心から憎んだ。一時は刑事訴訟も考えたが結局は事を大きくしなかった。Tは後任のE君に対し「日本で1台売れたら○○○万円エアロファシリティーに払うから」と伝えていたようが、もともと詐欺師のようなTはその約束を守るはずもなかった。10年経った今もTは堂々とその商品をGと一緒に売り歩いている。悔しい。腹が立つ。◆「塞翁が馬」というのであろうか、悪いことばかりではなかった。その事件の2年後、ジェリーさんが米国のヘリコプター製造会社「エンストロム社」に社長として迎えられた。その「エンストロムヘリコプター」は当時、日本に代理店がなかった。ジェリーさんが私に声をかけてきた。「キノシタサン、エンストロムの代理店になってくれませんか?」と。◆Tに煮え湯を飲まされた後任のE君と私、それに常務のHさんとで自衛隊に向けて懸命にエンストロムヘリコプターをアピールした。3年後、努力が実った。陸上自衛隊の練習用ヘリコプターとして30機を受注したのだ。まもなく、来年2月には30機の納入を完了する。30機の納入に5年間かかった。◆今年の春、ジェリーさんはエンストロム社社長を勇退した。あのTとGの裏切りが結果的に私とジェリーさんの絆を深め、双方の会社の売り上げ増に大きく貢献することとなったのだ。そのジェリーさんが奥様を連れて本日来日する。私からのプレゼントだ。社賓として招き、ご夫妻に東京・箱根・京都を楽しんでもらう。明後日は私と夫妻とで箱根でゴルフである。楽しくて、嬉しくてたまらない。◆「義理・道徳」を重んじ、人様に後ろ指をさされるようなことだけはせずに生きてきたつもりだ。良かった。... 続きを読む
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◎2014年10月20日 ---- ボス ◎
- マスコミはなぜ小渕優子にそんなに優しい?
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8月19日、私はこの欄で女性登用の数値目標を掲げた安倍総理のことを「算数が苦手な我が国のリーダー」とこき下ろした。「男も女もなく、能力のあるものを適材適所に配置すべきで男女比の数値目標などを決めるのは愚か」ということを言った。あれから2か月、無理して女性閣僚を採用した安倍内閣は小渕優子経済産業大臣、松島みどり法務大臣という二人のアホ大臣問題で大騒動だ。おそらく小渕経産大臣はもうすぐ辞任することになるのだろう。これもすべて安倍総理の思いつきの、女性に媚を売る「女性重用(ちょうよう)数値目標」政策の結果だ。◆最も可愛そうなのが世間で実力があり頑張っている女性たちだろう。安倍総理の妙な数値目標のおかげで実力もないのに閣僚になった二人のせいで「やっぱりオンナはダメだな」などとこれまたアホな意見を言う腹の出たオッサンが増えた。いずれにしろ「男女差なく、優秀な人をそれなりのポストに配置」というまともな企業ならどこでもやっている普通のことをすればいいだけの話なのだ。◆少し話題は変わるが、それにしても分からないのがマスコミをはじめとする世間の風向き。なぜそんなに小渕優子に優しい? 美人だからなのか? 男の議員が「それは秘書がやっていたので私は詳しいことは分からない」などと答弁すると「秘書のせいにするのか!」「カネの流れを議員が直接知らないわけがないじゃないか!」などとそれはそれは厳しく騒いでいたのに小渕優子議員に関してだけは同情的。今朝、あるテレビでは「お父さんの時代の取り巻きをそのまま残してしまったので小渕優子さんは知らなかったのでしょうね」などとこれまたふざけた発言をアホ面のコメンテーターがしていた。◆総理も議員もテレビコメンテーターもバカばっかり。情けない気持ちで週明けを迎えた。... 続きを読む
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◎2014年10月17日 ---- ボス ◎
- 恥を知れ! 新聞。
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日本新聞協会は「新聞への消費税軽減税率適用」を訴えている。(http://www.pressnet.or.jp/keigen/)・・情けない!! 恥ずかしくないのか!! 全く腹が立つ。◆私は食料品であろうが交通費だろうが、すべての消費・サービスには同率の消費税をかけるべきだと信じている。消費税の「逆進性」を訴える方も多いが、逆進性に対応するならば全国民に同額の給付をすればいい。いずれにしろ軽減税率などを導入し「キャビアは軽減税率対象の食料品か?」などとふざけた議論を起こしてはならない。一部商品に軽減税率を設けるなど決してあってはならない。◆全国民が高校で学ぶ統計学を理解するだけの知力を有していれば決して誰も「軽減税率」を求めたりしないはずだ。理論でなく感情でものを見るから「軽減税率」などとの発想が生まれる。政治家は本来「軽減税率の無意味」を訴えるべきなのに、「軽減税率の無意味」を知っているくせに「票」や「カネ」に繋がるとみるや「軽減税率導入」を訴える輩がいる。そんな政治家を私は信用しない。◆少なくとも新聞は、「一部商品に軽減税率を!」という意見と、私のように「軽減税率など設けてはならない」という意見を平等に扱うべきだろう。◆常日頃貶しあっている朝日と産経が「新聞への軽減税率適用」に関してのみ歩調をそろえている。みっともない。いがみあう自民党と民主党が議員歳費の増額がテーマになるとその時だけ仲良くなる、そんなことがあってはならない。それを監視するのが新聞。世間の非常識を監視することも新聞の重要な意義だと思うがやはり「カネ」の前には新聞も「恥知らず」になるのだと呆れている。◆このような主張をする新聞を購読することを私は止めようと思っている。... 続きを読む
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◎2014年10月17日 ---- ボス ◎
- 英数国理社<体育・音楽・図工
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小学生・中学生の頃の通知表(通信簿)は相対評価であった。小学校は5段階評価で各教科、クラスの7%以下を目安に最高点の「5」がついた。自慢話になるが私は「オール5」を小学生時代に2回もらったことがある。5年生と6年生の2学期だった。◆中学生になると10段階評価になった。最高点の「10」は2%、「9」が5%である。つまり5段階評価の最高点「5」が細分化され「9」か「10」になるのだ。クラス単位ではなく学年単位での相対評価になった。私の頃は一学年280人であったから「10」をもらえるのは各学年各学科5人であった。さすがに「オール10」を取る者はいなかった。私はかなり「オール10」に近づいたことが何度かあった。◆さらに自慢話。私は中学2年生までは体育も美術も音楽もほとんど「10」を取っていた。ただなにかしら取りこぼしがあり「オール10」は一度もない。◆中学3年生から徐々に「10」の数が減り始める。それでも地元の高校では1年生まではトップクラスの成績だった。2年生になりわけあって急降下。3年生以降は普通の人になってしまった。残念。◆(おかしいな?)今日は私の自慢話をしたくて書き始めたわけではない。主要5教科(英・数・国・理・社)と他の教科(体育・音楽・美術)について書きたかった。大学までは主要5教科の成績によって決まる。私立大学では難関と言われるところでも2教科試験や3教科試験もある。芸大や体育大でない限り(体育・音楽・美術)の成績は大学進学に関係ない。◆やっと本題に入る。「社会人として重要な、高校時代の教科はなにか。」敢えて順序をつけるとする。特に専門的な知識が必要な部署でない場合、私は国語・体育・美術・音楽・英語・社会・数学・理科の順のように思う。うーん、難しい。◆ただ、ただ、言いたいことは少なくとも大学受験時の(英・数・国・理・社)よりも(体育・音楽・美術)の成績の方が社会人としての成績評価に直結しているように感じているということ。子供の頃から塾に通い詰め込み教育で優秀な大学を卒業した者よりも体育・美術・音楽を愛し、素敵な恋をいっぱいしてきた若者の方が社会人としては期待できると思っている。... 続きを読む
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◎2014年10月16日 ---- ボス ◎
- コミュニケーション能力
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来月、関西の大学で開かれる学会で講演をすることになっている。これから発表内容をまとめるのに少し忙しくなる。先日その学会の運営事務局のN氏からメールが届いた。「この度は本学会の招待講演でのご講演をお引き受けいただき、誠にありがとうございます。」と始まる。とても丁寧な文章で会場の説明などが書かれていた。ところがある文に引っかかった。「(中略)・・CVをお送りただきたく、お願い申し上げます。」という。・・・・CVってなんだっけ?◆yahooで調べてみた。「CV」で示される言葉は意外と多い。その中に「curriculum vitae」というフランス語を見つけた。「ああ、きっとこれだ」私は安心した。と同時に少し腹が立った。なぜ「履歴」とか「略歴」などと日本語で書かない?彼は「CV」と言う言葉が日本語として一般的に通用すると思っているのだろうか?◆どの世界にもいる。自分の知っていることはみんなが知っていると思っている人。ヘリコプター業界のような特殊世界には特に多い。整備士や操縦士なら誰でも知っている言葉だから世間の人も当然知っているだろうと思ってしまうのか。このような、相手の立場になって、相手と同じ言葉で話すことのできない人は研究者には向いているかもしれないがおよそ営業マンとしては使えない。もっと言うと人としても決して魅力的な人ではない。◆「学者」と呼ばれる人たちの間ではこの「CV」という言葉は常識なのだろうか? ひょっとしたらN氏は私を「学者」と勘違いし、学者なら「CV]の方が理解してもらえると思ってそう表記したのだろうか。いやいやそうではあるまい。ただの配慮不足だと私は感じている。かわいそうだが「コミュニケーション能力の欠如した人間」だと私はみた。◆我が社の社員の中にはこのような配慮に欠ける言葉使いをする者がいないことを願っている。... 続きを読む
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◎2014年10月15日 ---- ボス ◎
- 「旨いラーメンは売れる」ではない!
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「安くて美味いラーメン屋なら行列ができるほど繁盛する」と思っている者が多い。そんなことはない。安くて美味いラーメン屋が潰れたのを幾つも見てきた。◆私は会社経営をラーメン屋に置き換えて説明することが多い。「安くて美味いのだから売れるはず」なんていうのが一番ダメ。まずは謙虚に。◆「安くて美味く」てもそれをきちんと伝えなければ客は来ない。そこで広告があり宣伝がある。ラーメン屋なら口コミが一番。とにかく「あそこに安くて美味いラーメン屋がある」と多くの方に知ってもらわなければならない。◆毎日行列ができていた「安くて美味いラーメン屋」が潰れるのは店主が病気になったり事故にあったりした場合だ。きちんとレシピを信頼できる者に伝えておかねばならない。多くのラーメン屋は店主一人が秘伝のレシピを知っているワンマン経営。コストがかからず利益は大きい。しかし事故や病気でその味は提供できなくなる。そうなるとアルバイト店員は職を失い、楽しみに店を訪ねた客たちは閉店の知らせにがっかりする。「リスクヘッジ」の意味からも「お客様への誠意」からもレシピの共有は大切なこと。一人ですべてを賄うなんてとんでもないこと。◆会社でも「的確な広告宣伝」が大切。「情報の共有」が大切。そしてそれら以上になによりも大切なのがやはり「おいしいラーメン」、つまり「顧客が喜んでくれる商品の開発・販売」である。◆何度も何度も、部下たちに話してきて口が酸っぱくなってきた。... 続きを読む
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◎2014年10月14日 ---- ボス ◎
- 台風一過なのにカミナリ
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先週に続いて週のはじめが台風一過になった。今朝の空は美しい。爽やかな秋の気候を満喫したい。ところが私は先週に続きまた今朝も会議でカミナリを落してしまった。◆我が社では毎週、週明けに会議を開いている。8時半から幹部会、その後9時半から各部会となる。私はこのところ毎週「コミュニケーションの大切さ」「広報活動の大切さ」「情報共有の大切さ」を訴えている。幹部の反応は悪い。「あーあ、また社長の例の話が始まった」という顔をして聞いている者がいる。◆コミュニケーション能力の無さから真意を旨く伝えきれない者もいる。ときどき私はプチンと切れる。カミナリが落ちる。先ほどもある課長の発言とその態度に切れた。彼は本当に一所懸命に頑張っている。頑張っているが表現能力がない。恐らく真意ではない発言だったのだろう。真意を伝えきれなかったのだろう。そう思う。そう思いたい。「相手を不愉快にさせずに自分の意見を通すことが最高のコミュニケーション能力だ」と私は常に言っている。彼はそれができない。とても残念だ。◆それ以上に私が憂えていることがある。彼のその不用意な発言に対し、私以外の誰も反応を示さないこと。「おいおい、それは違うんじゃないの?」と私以外は誰も口にしないのだ。幹部会議はいつも「私 VS 幹部」になってしまう。それでは「幹部会議」ではなく「社長への報告会」じゃないか。◆このままではいつまでたっても「エアロファシリティー株式会社」は「ワンマン社長の会社」「キノシタ商店」と陰口をたたかれかねない。私は強く危機感を抱いている。◆あーあ、また今週もぼやいてしまった。... 続きを読む
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◎2014年10月13日 ---- ボス ◎
- 台風のプレゼント
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ひと月先まで土日祝日も、ほぼびっしりとスケジュールは埋まっている。土日の半分はゴルフの予定が入っている。ゴルフのない休日も公私の予定がビッシリ。もともと貧乏性の私はスケジュールが埋まっていない方が不安である。忙しいのは歓迎なのだが怠け者の私は忙しさにかこつけて雑用を後回しにしてしまう。やればできることも「忙しいから」と逃げてしまう。机の上には重要ではないが少し気になる書類が山積みになっていた。◆祝日(体育の日)の今日もゴルフの予定が入っていた。ところが台風19号が接近中。昨夜、急遽、本日のゴルフの中止が決まった。こうなると今日一日がぽっかりと空く。実はたまにあるこのぽっかりと空いた一日が嬉しくもある。◆今日はゴルフがなくなったおかげでゆっくりと朝は6時まで寝ることができた。家庭の雑用を済ませ8時には会社へ来た。誰もいないオフィスはのんびりと自分のペースで仕事ができる。大音量でジャズ(本日はジャネット・サイデル)を聞きながら机の上に溜まった書類に目を通し、名刺を整理し、財布の中の領収書をまとめ、机の回りの整理をしている。悪くない。◆気になっていたことは粗方片付いた。これも台風のおかげ。さあ台風がひどくなる前にゴルフの練習場へ行ってその後は丸ビルにでもウィンドウショッピングに行ってみよう。夕方は暴風雨になるのだろうか。荒れ狂う嵐の音を窓越しに聞きながら安全な部屋で熱燗を飲むのも悪くない。明日の朝は台風一過、爽やかな秋晴れの一日が待っている。◆この台風の猛威に大きな被害を受けた方々が多い。自分だけが安全な場所で台風のもたらしたプレゼントを喜んでいることに申し訳なさも感じている。... 続きを読む
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◎2014年10月10日 ---- ボス ◎
- 村上春樹さん、残念!
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ストーリーは全く覚えていないが読み終えたときにそのサラッとした洗練された文章の美しさに感動していたことは覚えている。素晴らしい読後感。私がそれまで知らなかった感覚であった。学生時代「風の歌を聴け」を読んだときのことだ。それ以来、彼の作品はすべて読んできた。◆だが実は私にはこの村上春樹の作品の面白さが分からない。文章が綺麗で、とくに会話文が好き。主人公はドライで都会的。私の回りにはいないタイプの者ばかり。各々の物語の奥や裏に、深い深いテーマや主張があるのかもしれないが私には分からない。面白くないストーリーを魅力ある文章力で読ませてしまう。そんな作家は村上春樹の他にいない。◆だらしない文章でもストーリー展開の面白さで読ませてしまう百田尚樹と対照的。それならば文体も確立しストーリーも面白い宮本輝の方が総合力では上だと私は思うのだが・・。残念ながら宮本輝は駄作も多すぎるのかもしれない。◆村上春樹がなぜ海外でも受けるのかが理解できない。日本語を理解する人間にとってのみ面白い作品だと思うのだが・・。どうしてノーベル文学賞の候補になるのか分からない。◆と、ここまで書いてふと思った。先ほど「面白くないストーリーを魅力ある文章力で読ませてしまう。そんな作家は村上春樹の他にいない。」と書いたがもう一人いたことを思い出した。そうだ、川端康成もそうだった。どうでも良いストーリーをきれいなきれいな表現力で読者を物語の中に引きずり込む。読み終わった瞬間には充足感で満たされる。だけどストーリーは面白くない。映画化されても誰も喜ばない。そしてその川端は日本最初のノーベル文学賞受賞者だった。◆あーあ、村上春樹さんが今年もノーベル賞を受賞できなかったことを残念に思っていることを伝えたいと書き始めたが文章力のない私が書くと、このように彼のことを貶すような文になってしまった。残念! ごめんなさい。... 続きを読む
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◎2014年10月10日 ---- ボス ◎
- 部下を叱る
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仕事量が増えてきたので今年六月に近所のビルに分室を開設し、ヘリポート事業部をまるごとそちらへ移動させた。その分、本社には余剰スペースが生まれた。その余剰スペースは来年年初までに新応接会議室として改築される。◆新応接会議室の改築に関してTクンを担当者に指名した。Tクンにこの新応接会議室を最も有効に利用してもらいたい、いずれはこの会議室の主役に育ってもらいたいとの期待もある。◆今朝、そのTクンが私の部屋に入ってきた。「昨日、新応接会議室の改装工事の見積もりが届きました」という。「ほう、いくらなの?」と聞く私にTクンは「○○○万円です」と答える。「えっ?それは高いねえ」と私が言うと「高いですか?」とTクンが答える。「内訳は?」と聞くと「これが内訳書です」と見積書をそのまま出す。こまごまとした数字が並んでいる。私は見積書に目を通すことをせず、Tクンを座らせ、注意を始めた。◆私:「キミはこの改築工事の担当責任者だよ。」 T:「はい」 私:「その見積もり書はいつ届いたの?」 T:「昨日です」 私:「見積書が届いたらそれを見て『高い』とか『安い』とか、ある程度自分の意見を持たなくちゃね。」 T:「はい」 私:「内訳書を吟味し、この部分は削除してもいい、ここは他の業者の方が安いんじゃないだろうか、とかいろいろ考えなくちゃね」 T:「はい」 私:「キミの態度は担当責任者の態度ではなくただのメッセンジャーだよ。担当者なら自分の考え意見を持たなくちゃ」 T:「はい」 私:「今回の場合だったら事前にどの程度の金額が出てくるのかをキミの過去の経験から予想しておく。そして見積もり金額の総額が『高い』と思ったらそれを吟味し、解決策や対処方法を探る。ABC三つくらいの対処案を自分なりに考えてオレに示す。ね?」 T:「はい、以前も注意されました」 私:「『担当者としてABCの三つの解決方法を考えましたが私としてはAが一番良いと思うのですが。なぜなら・・・』っていうような報告を聞きたいのですよ。別に書面にする必要なんてない。『担当者の意識、担当者の意欲、担当者としての責任』が欲しいんだよ。」◆Tクンは「すみません」と頭を下げ私の部屋を出て行った。◆当社の職員はみんな具体的に指示されたことは一所懸命にやる。「明日までにこれをやって」と上司からお願いされれば徹夜してでもこなす。ところが具体的な指示をしなければみんなメッセンジャーになってしまう。「おいおい、それじゃあ高校生のアルバイトでもできますよ」と部下を注意することが多い。◆ときどき開いている異業種交流会で社長さんたちが「指示待ち症候群」という言葉を使っていた。とにかく今の若者は頭が良くてもこの「指示待ち症候群」が多いという。うちの会社にも「指示待ち症候群」が広まりつつある。うまいワクチンがないものかとこちらは本気で探している。夜も眠れないくらいに。... 続きを読む
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