◎2025年02月07日 ---- ボス ◎
- 茶碗蒸し
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学生から社会人になった頃「キノシタさんはどんな食べ物が好きですか」と聞かれると「茶碗蒸し」と即答していた。徐々にそう答えることが減ってきた。最近は「餃子」とか「カワハギの薄造り」とか「焼肉」「ビーフシチュー」などと答えることが多くなっていた。◆昨年11月、本社を新橋4丁目から1丁目へ移した。同じ新橋でも周りのムードは大きく違う。ひとことで言うと1丁目の方がはるかにあか抜けている。昼飯の環境も大きく変わった◆新オフィスの近所に長崎の名店「吉宗」がある。「吉宗」と書いて「よっそう」と読む。ここの茶碗蒸しがとにかく美味い!「ああ、これがオレがあの頃好きだった味だ!」と思い出した。しばらくは「一番好きな食べ物」と訊かれたら「茶碗蒸し。吉宗の茶碗蒸し」と答えることになった。
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◎2025年02月06日 ---- ボス ◎
- 日産の今後
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自分の会社の経営で必死。よその会社の経営危機などに興味を寄せているヒマはない。それでも気になってしまうのが日産の今後。◆ホンダとの統合が破談となってしまったようだ。私は経済論を語れるほどの知識はないが、一経営者として見るに、ここまで落ちてしまったらもう日産の独自復活は難しいだろうと感じる。台湾企業に買われるのかヨーロッパ資本になるのか。日本人としては家電や半導体や原発に続いて今度は自動車の身売りが起こるのか、と寂しく思う。◆昨日も書いたが、社内に強いリーダーを作ることができなかったことが躓きのスタートだった。ルノーやゴーンの力を借りたころは既に妙な方向へ進んでいっていることを感じた人は多いだろう。プライドばかり高く過去の栄光にすがるような経営陣では凋落するしかないのだろう。
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◎2025年02月05日 ---- ボス ◎
- リスクはあるが強いリーダーが必要
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会社経営と国家運営は似ている。◆いま世界各国は「強いリーダー」を掲げる時代になった。トランプ・習近平・ネタニヤフ・金正恩・マクロン・プーチンなど。強いリーダーがいる国は強い。間違えるとかつてのヒトラーのようにとんでもない方向へ国が進んでしまうリスクはある。おそらくプーチンも50年後は「愚かなリーダー」と呼ばれていることだろう。◆愚かであろうが賢かろうが、強いリーダーが求められる時代になったことは確か。トヨタには豊田家がありホンダには本田家がある。ところが日産には日産家がない。強いリーダーが生まれにくい。日産は強いリーダーが生まれにくい。そこでゴーンという強いリーダーを招いた。ゴーンのやったことの是非はともかく日産は復活を果たしたように見えた。強いリーダーのゴーンがいなくなって仲良し取締役会になった日産は凋落の一途・・・のように私には見える。◆昨日、わが社の会議に参加していて激怒した。私がいないと会議が柔らかい。「さあ、これをどうしましょうか?誰か意見はありませんか?」・・・「そんな会議ならやめちまえ!」と怒鳴っていた。
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◎2025年02月04日 ---- ボス ◎
- 神頼み
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今年になってすでに2回もお伊勢参りをした。正月には成田山新勝寺や愛宕神社にも参った。人には「私の人生は苦しいことばかりだからいつも『苦しい時の神頼み』をやっている」などと冗談ぽく話す。◆「死ぬ気で頑張れ!」とか「死に物狂いでやれっ!」などと簡単に部下に言えない時代になった。死に物狂いでやってきた私には、社員たちがみな口笛吹ながら気楽に任されたことをやっているように見えることがある。少なくとも「死ぬ気で頑張る姿」を見た覚えがない。◆「死ぬ気で頑張る」「死に物狂いでやる」・・それでも結果はわからない。その時は「神頼み」だ。私はそうやって生きてきた。おそらく間違いではない。◆「人事を尽くして天命を待つ」素晴らしい言葉だ。だが最近は「人事は尽くしちゃいないが『神様お願い!』」という人が目につく。そしてもう一つ、「死に物狂い」でトライしない人は神にも頼まない人が多いように感じている。「死に物狂い」で頑張ったからこそ神様にお願いするのだと思う。
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