‘ボス’ の記事一覧
◎2024年07月09日 ---- ボス ◎
- インド人の後ろには並ぶな
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30年前には年間4回ほど米国出張があった。あちらで会うアジア人はほとんどが日本人だった。◆ダラスの空港で帰国のためANAのチェックインゲートに並んでいた。見送りに来てくれた米国人の友人のルイスさんが小さい声で言った。「キノシタさん、インド人の後ろには並ばない方がいいですよ。彼らは他の人の3倍は時間かかりますから」と。私はインド人の隣の列に進んだ。ルイスさんの言った通り、インド人はチェックインに手間取っていた◆先週、1年ぶりに米国へ行った。サンフランシスコ空港からの帰りの便のチェックインゲート、ビジネスクラスは1列しかなかった。私の前にインド人の4人組が並んでいた。ルイスさんの教えから30年経っていたが相変わらずインド人はチェックインに手間取っていた。スーツケースに入れてはいけないものを入れ、段ボール箱は適当にガムテープを貼っていた。ANAの職員の方が親切にガムテープで箱を閉じていた。普通5分で終わるところが30分近く待たされた。◆「中国人はうるさくてマナーが悪いけど空港は速く抜けますよ」「インド人の後ろには並ばない方がいいですよ」・・30年前のルイスさんの教え。国民性というものは30年や50年では変わらないものなんだなあ、と感じた。... 続きを読む
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◎2024年07月08日 ---- ボス ◎
- 法律よりも道徳
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◎2024年07月02日 ---- ボス ◎
- ウィンブルドン
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米国から帰国して時差ボケで眠れない夜、ちょうどテニスのウィンブルドン選手権が始まった。大阪なおみ選手の1回戦はフランスの選手に2:1の接戦で勝利した。大阪選手はこのウィンブルドンでは6年ぶりの勝利だと言う◆テニスの4大トーナメントでもウィンブルドンは別格である。ゴルフに例えるとマスターズ選手権のようなもの。芝生のコートでウェアは白に限られるところもいい。◆私が学生の頃は毎年のように決勝はビヨルン・ボルグVSジョン・マッケンローだった。もちろん私はボルグを応援していた。そしていつもボルグが勝った。◆あの頃もウィンブルドンではウェアは白に限られていたが今日ほど厳格では無かったと記憶している。「基本、白」という程度でワンポイントのマークや襟元の色が違う程度のウェアは多かった。いつの頃からか「ウェアは純白」との管理が厳しくなっていた。◆私は今の厳しいウェア管理が好きである。できれば「入れ墨(タトゥー)禁止」にしてもらいたい。... 続きを読む
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◎2024年06月21日 ---- ボス ◎
- オススメをリコメンド
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◎2024年06月20日 ---- ボス ◎
- 「うんこ」と書いて始末書
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彼の名誉のために実名は避ける。仮名で中川太郎クンとしよう。某ゼネコンの常務を昨年で終えた中川クンの大学時代のエピソード。◆私と中川クンは大学の同級生だった。四年生の時だった。これから「コンクリート工学」の試験を受けるというとき、なぜだか分からないが中川クンが机に鉛筆で大きく「うんこ」と落書きしていた。一文字が縦横10センチくらいの大きな字だ。◆翌日、誰かが「中川を騙そうぜ」と言い出した。まだ世の中にはワープロなどは無かった。研究室に一台あった和文タイプで「始末書」を作った。その始末書は以下の文だった。「始末書 私、中川太郎は7月11日に土木本館304号室で行われたコンクリート工学の試験前に、机に「うんこ」と大きな字で落書きしました。この大人気ない私の行動が皆様にご迷惑をお掛けしました。反省しています。二度とこのような軽はずみな行動は致しません。皆様にご迷惑をお掛けしましたこと、心からお詫びいたします。7月13日 名前(自筆のこと)」◆中川クンが研究室に来た時に我々みんなで深刻そうな顔をして「中川!大問題になっとっぞ!松下先生が激怒しとるらしい。始末書にサインしてすぐ教務課に持って来いってよ」と中川クンに渡した。中川クンは疑うこともなく「えーっ!そうなんか!ごめん。すぐに教務課に行くわ」と言いながら始末書に万年筆でサインした。そして教務課へ向かった。「オレたちも付き合うわ」と言いながら5人で教務課へ向かった。教務課には二人の女性がいた。60歳手前の赤間さんと40歳くらいの樽見さん。教務課のドアは開いていた。中川クンが「失礼します。ご迷惑をお掛けしました。始末書を持ってきました」と言って始末書を赤間さんに渡した。赤間さんは「なにっ?」とか言いながらその紙を受け取って読み始めた。途端に赤間さんの大爆笑。その紙を樽見さんに渡した。樽見さんも大爆笑。廊下から様子を覗いていた我々も大爆笑。一人キョトンとしていた中川クンも、やっと騙されたことに気付き「オマエら、オレを騙したな!」と怒りながらも笑っている。◆67年間生きてきたが、あれが私の人生で最も激しく笑ったときだった。涙を流しながら腹を抱えて笑っていた。◆残り少ない人生。もう、あんなに笑うことはないだろうな、と思うと少し悲しくなった。
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◎2024年06月19日 ---- ボス ◎
◎2024年06月14日 ---- ボス ◎
- 女性のくしゃみ
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◎2024年06月13日 ---- ボス ◎
- 政治資金パーティー
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立憲民主党は政治資金パーティーを禁止とする法案を出した。だが「その法案が可決成立するまではパーティーをやる」とする議員も複数いた。◆自民党員がそこに噛みつくのは分かる。「オマエ、人に『やめようよ』って言っておいて自分は止めてねえじゃねえか」ってことだ。自民党としては噛みつきやすい◆ところが本来は中立であるべきマスコミが「それはおかしい」と言い出し、民主党の態度をバッシングし始めた。これはちょっとおかしいんじゃないの?◆「やめようや」と言っている人間が「『やめる』って決まってないからオレはやるよ」ってこと。自民党とマスコミがバッシングすれば「そりゃ確かにおかしいな」ってなるだろう。◆「選挙に行きましょう」と人に呼び掛けておいて自分は行かないというのはおかしい。「路上飲酒を禁止する法律を作りましょう」と言っておいて自分は路上飲酒するのもおかしい。でも・・◆「国を守るために国民皆兵にしましょう」と主張する者が自ら自衛隊へ入隊しなくてもいいじゃないか。「消費税を20%に上げるべきだ」と主張している学者だって法律が変わるまでは10%しか払わないだろう。「停戦しましょう」と呼びかけながらも双方が合意するまでは攻撃は続く。◆私は「相続税の税率を上げるべき」との考えを持っているが、そのように法律が変わらない限り払わない。「お父さんは『相続税を上げるべき』って常々言っていたから少ない遺産だけどこれを国に寄付しましょう」なんて子供達には言ってもらいたくない。◆政治資金パーティーに関するマスコミの報道姿勢には危うさを感じた。... 続きを読む
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◎2024年06月11日 ---- ボス ◎
- 給料は4%、物価は5%上昇したら・・。
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「給料が4%上がって喜んでいたら、なんと物価は5%上がっていた。実質は給料が1%下がったということだ」とラジオで誰かがしゃべっていた。それを聴いていた多くの人は「そうだな!」と思う。ラジオのパーソナリティーも「そうだ、そうだ」と言っていた。「状況は人によって違うのだ」ということにラジオのリスナーは誰も気づかなかった。◆「状況は人によって異なる」ということを例を挙げて説明しよう。◆給料が月額50万円でその50万円すべて生活費に使っている人にとっては給与が4%増えると52万円になり支出は5%増えると52万5千円になるから5千円の赤字となる。確かに「実質は給料が1%下がった」という感覚になるだろう。◆ところが同じ給料が50万円の人で生活費を30万円、残りの20万円を貯蓄や投資に回している人は違う。給料は4%上がり52万円になり、生活費は5%増えて31万5千円になるのだから貯蓄や投資に回せるカネが5千円増えるのだ。◆難しい算数ではないが残念ながら「理解できない人」「理解しようと考えない人」が多い。「考えない人」が多いから貧富の差が大きくなる◆「給料が4%増え、物価が5%上がる」ことは金持ち(余裕のある人)にとってはありがたい事であり、貧しい人(多くの国民)にとっては腹が立つべきことなのだ。◆こうして我が国でも貧富の差がますます広がっていく。... 続きを読む
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◎2024年06月10日 ---- ボス ◎
- 東京のドクターヘリ キャンセルが多い
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週刊文春が「東京のドクターヘリはキャンセル率が高い」と書いている。◆ドクターヘリが離陸して傷病者の方へ向かっている間に「大丈夫です。救急車のみで対応可能です」と連絡が入ればそのドクターヘリは帰還して、次の傷病発生に備える。この「離陸し一旦は傷病者の方へ向かうが実際には傷病者搬送をせずに帰還すること」がキャンセルとしてカウントされる。◆週刊文春は、(それほど重病ではないと思われても)とにかく出動することでフライト時間を稼ぎ、フライト料金を東京都から払ってもらおうとしたのではないか、と疑っている◆私の知る限りでは、そんなの無理。出動要請は消防から来る。実際にドクターヘリが傷病者の元へ向かうかどうかはドクターが判断する。パイロットが「とりあえず向かいましょう。大丈夫なら戻ってくればいいのですから」なんて言える立場にない。◆各県、各病院のドクターヘリ担当医師で「とりあえず向かう」という考えの方と「慎重に!」という考え方の人がいる。私はどちらがいいのかは分からない。フライトドクターの間でも意見が分かれている。... 続きを読む
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